雪だるまの歌みんなのうたを保育で使いこなすために知っておきたいこと
歌詞をコピーして園児に配ると、最悪の場合1,000万円以下の罰金になるんです。
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雪だるまの歌「ゆきだるまかぞく」みんなのうたの誕生と特別なコラボ背景
「ゆきだるまかぞく」は、2014年12月〜2015年1月にNHK「みんなのうた」で初放送された冬の名曲です。作詞と絵を担当したのは絵本作家・漫画家のおーなり由子さん、作曲と歌を担当したのは90年代に活躍したバンド「たま」のメンバーである知久寿焼さんで、編曲は栗原正己・知久寿焼が共同で手がけました。
実はこの曲、NHK「みんなのうた」と「おかあさんといっしょ」が初めて実現させたコラボレーション企画の一環として誕生しています。意外ですね。「みんなのうた」では雪だるまの家族の幸せをうたった「ゆきだるまかぞく」が流れ、翌2015年1月には「おかあさんといっしょ」で雪だるまの子ども「ルー」を主役にした「ゆきだるまのルー」(歌:横山だいすけ・三谷たくみ)が放送されました。つまり2つの番組で同じ雪だるまの世界を共有するという、NHK子ども番組史上初の試みだったのです。
知久寿焼さんにとっても、この「ゆきだるまかぞく」は「みんなのうた」への出演が23年ぶり2回目となる記念すべき楽曲です。前回は「たま」活動中に出演した「そんなぼくがすき」であり、バンド解散後および単独での出演は「ゆきだるまかぞく」が初めてでした。これが原因なのかどうかはわかりませんが、楽曲の持つ独特の温かみのある音楽性と、おーなり由子さんの絵によるアニメーションが組み合わさって、放送後も多くのファンに愛される楽曲となっています。
さらにアニメーション制作面でも、実はこの楽曲は特別な意味を持っています。1973年から「みんなのうた」のアニメーション制作に携わってきた堀口忠彦さんが、「ゆきだるまかぞく」の映像を手掛けて番組から引退した、という事実があります。長年にわたって子どもたちの記憶に残る映像を届け続けた堀口さんの最後の作品として、保育士の先生方にも知っておいていただきたい背景です。
2015年1月7日には「ゆきだるまかぞく」と「ゆきだるまのルー」を収録した両A面マキシシングルが発売され、CDとしても入手可能です。さらに2023年12月〜2024年1月、そして2025年12月〜2026年1月にも再放送されており、10年以上にわたって愛され続けている楽曲です。つまり時代を超えた定番の冬の歌ということですね。
保育の現場でこの曲を取り上げる際は、こうした背景をほんの少し子どもたちに語ってあげるだけで、歌への親しみが一層深まります。「雪だるまのかぞくがいる世界を、テレビで2つの番組で見られるようにしてくれたんだよ」というような伝え方をするだけで、子どもたちは目をキラキラさせて聞いてくれることがあります。
NHK公式「みんなのうた」ゆきだるまかぞくページ(曲の基本情報・再放送情報を確認できます)
Wikipedia「ゆきだるまかぞく」(制作背景・リリース情報の詳細)
雪だるまの歌の歌詞テーマと、保育での子どもへの伝え方
「ゆきだるまかぞく」の歌詞は「たくさんうたおう、たくさんわらおう、ほかにだいじなことってあったっけ?」というフレーズに象徴されるように、家族と過ごす幸せや、日常の中にある温かさを丁寧にうたっています。
歌詞の主人公は雪だるまのとうさん・かあさん・こどもたちで構成された家族です。結論は「家族と笑って歌う時間が一番大切だ」というシンプルなメッセージです。保育の場で取り上げる際には、このテーマを軸にして「おうちでどんなことがうれしかった?」「かぞくとどんなことをしたの?」といった対話を導入することで、子どもたちが歌の世界と自分の体験をつなげやすくなります。
冬の歌として保育に活用するとき、この曲の特徴として注目したいのはそのリズムと曲調です。知久寿焼さんならではのゆったりとしたフォーク調の音楽は、運動会のような盛り上がりを演出するものではなく、落ち着いた静かな情景の中に温もりを感じさせる楽曲に仕上がっています。このため、朝の会のはじまりや帰りの会のしめくくり、あるいは降園前の落ち着いた時間帯に流すBGMとして非常に相性がよいのです。これは使えそうです。
一方、「みんなのうた」でよく混同されるもう1曲、「雪だるまのチャチャチャ(ゆきだるまのチャチャチャ)」は、同じ「雪だるま」を題材にしながらも、まったく異なる性格の楽曲です。作詞・作曲は元幼稚園教諭の多志賀明さんで、こちらはキューバ起源のラテン音楽リズム「チャチャチャ」を取り入れた、テンポよく踊れる手遊び歌です。この2曲を「雪だるまの歌」として同じくくりで考えてしまうと、保育での使い方が混乱することがあります。それぞれのテイストに合った場面を使い分けるのが基本です。
「ゆきだるまかぞく」の歌詞に含まれる「空と雲にあげるよ」「ゆきたちが耳をすます」といった詩的な表現は、絵本や製作活動とも組み合わせやすいテーマです。たとえば、子どもたちが雪だるまの家族を自由に描いた絵を展示しながら歌を流すという活動は、創造性の育成と季節感の共有を同時に実現できるアイデアとして、現場でも評判がよいものです。
雪だるまのチャチャチャ手遊び歌の振り付けと保育への活かし方
「雪だるまのチャチャチャ(ゆきだるまのチャチャチャ)」は、1歳〜5歳まで幅広い年齢の子どもたちに対応できる汎用性の高い手遊び歌です。現役保育士の実演動画でも「3歳児さんに大人気」という声が多く、特に体の動かし方が分かりやすく、クラスの集中が乱れがちな場面でもリセットできるほど強力な引き付け力があります。
歌詞の流れに沿って、登場する3人の雪だるまを身体で表現するのがこの手遊びの核心です。
- 🟣 パパゴンダルマ(大きくてかっこいい):両手を大きく広げ、どしっとした大きな動きで表現する。腰に手を当てて胸を張るポーズも人気。
- 🟡 ママゴンダルマ(やさしい):両手を胸の前で丸め、やわらかくゆっくりとした動きで。ほほに手を当ててニコッとするのが定番。
- 🔵 チビゴンダルマ(小さくてかわいい):両手を小さく丸め、ちょこちょことした小さな動きで表現。しゃがんで小さくなるアレンジも盛り上がる。
「チャチャチャ」のフレーズに合わせて手を3回打つ動作は、ほぼすべての年齢でそのまま取り入れられます。リズムに乗ってパンパンパン!と打てた瞬間に子どもたちの顔がぱっと輝くのは、保育士なら一度は経験したことがあるシーンでしょう。この部分が原則です。
年齢別のアレンジとしては、0〜1歳クラスでは保育士が一人ひとりの手を持って一緒に打つ形で楽しめます。3〜4歳クラスになると、「次は誰のターン?」と問いかけながら順番に立ち上がって全身で表現する形にアレンジすると、ゲーム性が加わってさらに盛り上がります。5歳クラスでは子どもたちが自分でアレンジを考えて「お兄ちゃんダルマ」「おじいちゃんダルマ」などを追加する創作活動に発展させることもできます。
保育の導入として手遊びを活用する場合、この曲が持つ「チャチャチャ」のリズムは、子どもたちの注意を素早く集める効果があります。活動の切り替え時間(給食前・お昼寝前・製作活動のはじめ)に差し込むと、場の雰囲気が自然と整いやすくなります。また、身体を動かすことで体温が上がり、冬場の外遊び前のウォームアップとして使うという視点も面白いです。
雪だるまの歌を保育で使うときに知っておきたい著作権の基礎知識
保育の現場では、季節の歌の歌詞を印刷して園児に配布したり、お便りに歌詞の一部を掲載したりすることがよくあります。しかし著作権の観点では、この行為にはリスクが伴う場合があります。知らないと損することがあります。
まず整理しておきたいのが、保育現場での音楽使用に関する基本的なルールです。
- ✅ 園内で子どもたちと一緒に歌う・ピアノで弾く:著作権の手続きは原則不要(非営利・無料のイベント)
- ✅ 発表会で演奏・歌唱する(入場料なし・非営利):著作権法第38条第1項の規定により、基本的にOK
- ❌ 歌詞をコピーして園児全員に紙で配布する:著作物の「複製」に該当し、著作権侵害になる可能性がある
- ❌ 園のSNSやホームページに歌詞を掲載する:公衆送信権の侵害にあたり、削除要請・損害賠償請求の対象になりうる
- ❌ 子どもたちが歌っている様子を動画撮影してSNSに投稿する:音楽が含まれる動画の無断アップロードは権利侵害になるケースがある
著作権法に違反した場合の罰則は、通常の刑法よりも重く設定されています。複製権侵害を含む著作権侵害行為は「10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、あるいはその両方」が科される可能性があります。これは軽い気持ちで歌詞をコピーしただけという感覚とは大きくかけ離れているため、保育士として一度は認識しておく必要がある情報です。
一方、著作権法第38条の規定により、営利を目的としない教育機関が無料で実施するイベントでの上演・演奏は許容される場合があります。ただし「株式会社が運営する保育園」のような営利法人が関わっている場合は、この免除規定が適用されない可能性があるとJASRACも示しており、グレーな部分があるのも事実です。
園のホームページや保護者向けLINEで「今月の歌」として歌詞を共有したいケースでは、JASRACが管理している楽曲については、JASRACへの届け出と使用料の支払いを行うことで正式に利用できます。NHK「みんなのうた」の楽曲は基本的にJASRAC管理楽曲ですので、気になる場合はJASRACの公式サイトで確認を取るのが最善です。
学童クラブ運営ブログ「著作権違反にならないための保育・学童での音楽・画像の使い方」(具体的な事例と解説)
保育士が現場で差をつける!雪だるまテーマの製作・絵本・遊び連携アイデア
「雪だるまの歌」を保育の軸に据えると、歌うだけで終わらない横断的な保育活動が組み立てやすくなります。これは現場での実践的な強みにつながります。
製作活動との連携では、「ゆきだるまかぞく」の歌詞に登場するとうさん・かあさん・こどもの雪だるまを、子どもたちが自由な素材で作る活動が人気です。白い綿球・紙コップ・毛糸など身近な素材を使った雪だるまの製作は、0歳〜5歳まで素材と難易度を変えることで対応できます。完成した作品を壁面に並べながら「ゆきだるまかぞく」をBGMで流せば、展示空間全体が歌の世界観に包まれた、保護者参観にも映える掲示物になります。
| 年齢 | おすすめ製作 | ポイント |
|---|---|---|
| 0〜1歳 | スタンプで雪だるま(手形・足形) | 触感を楽しむ・感覚遊び |
| 2〜3歳 | 折り紙・シール貼りで雪だるま | 手先の発達・色選びの自由 |
| 4〜5歳 | 紙皿・綿・毛糸で立体雪だるま | 創造力・工程の理解・完成の達成感 |
絵本との連携という観点では、「雪だるまのかぞく」というテーマは多くの絵本でも扱われており、歌と絵本をセットで導入する方法は子どもたちのイメージをより豊かにします。歌を聞かせてから絵本を見せると「あ!さっきの歌みたいだ!」という反応が生まれ、音楽と言語を結びつける言語発達の促進効果も期待できます。
また、「雪だるまのチャチャチャ」手遊びと製作活動を組み合わせる保育実践として、保育士の間で広まっているのが「自分だけの雪だるまキャラクターを作ってから手遊びで登場させる」という方法です。子どもが「ぼくのゴンダルマ」と自分のキャラクターを使って手遊びに参加することで、愛着と表現への意欲が同時に高まります。保育のねらいとして「自己表現の喜び」「友達との共有」を設定しやすく、指導案にも落とし込みやすいのが利点です。
冬の保育期間(12月〜2月)の月案・週案を作成する際に、「雪だるまの歌」を起点としてねらいを設定する流れは以下のように整理できます。
- 🎯 表現領域のねらい:歌やリズムに合わせて体を動かす楽しさを感じる
- 🎯 人間関係のねらい:家族や仲間をテーマに、身近な人への関心を深める
- 🎯 言葉領域のねらい:歌詞の言葉の響きや意味に親しみ、語彙を広げる
- 🎯 環境領域のねらい:冬の自然(雪・氷)への関心を高め、季節感を育む
「雪だるまの歌」を入口にすることで、製作・手遊び・絵本・歌唱・対話という複数の活動を有機的につなぐカリキュラムが一本筋通って作れます。計画が立てやすいということですね。保育の現場で「今月のテーマをどうしよう」と悩んだときに、まず「雪だるまの歌」から展開を考えてみることをおすすめします。

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