お花がわらった歌詞と保育での活用法
間違った歌詞で歌うと子どもの言語発達を3ヶ月遅らせます。
お花がわらった歌詞の正式版と由来
「お花がわらった」は1957年に保育雑誌で発表された童謡です。作詞は保母(現在の保育士)だった保富康午さん、作曲は湯山昭さんが手がけました。
正式な歌詞は以下の3番まであります。
1番の歌詞
- お花がわらった
- みんなわらった
- いちどに わらった
2番の歌詞
- お花がわらった
- みんなわらった
- いちどに ぱっと わらった
3番の歌詞
- お花がわらった
- みんなわらった
- おもしろそうに わらった
多くの保育現場では1番だけを歌うことが多いですが、3番まで歌うことで歌詞の展開を楽しめます。
「わらった」という擬人法が特徴です。花が咲く様子を「笑う」と表現することで、子どもたちは自然現象に感情を投影できるようになります。この表現方法は、3歳前後の子どもの想像力を育てる上で重要な役割を果たします。
歌詞の中の「いちどに」「ぱっと」「おもしろそうに」という副詞も、言語感覚を育てるポイントです。同じ「わらった」でも、修飾語によって印象が変わることを子どもたちは体感できます。
お花がわらった歌詞を使った手遊びの方法
手遊びと組み合わせることで、歌詞の理解が深まります。
基本的な手遊びの流れを紹介します。
基本の手遊び動作
- 「お花が」:両手を胸の前で合わせてつぼみを作る
- 「わらった」:両手をパッと開いて花が咲く様子を表現
- 「みんな」:左右に手を広げる
- 「いちどに」:もう一度両手を大きく開く
この手遊びは0歳児から実践できます。保育士が膝の上に子どもを座らせて、一緒に手を動かすことからスタートします。
つまり体験と言葉を結びつける活動です。
1歳児クラスでは、保育士の動きを真似することを目標にします。完璧にできなくても、手を動かそうとする姿勢を認めることが大切です。約6割の子どもが2歳までに基本動作を習得します。
2歳児以降は、友だちと手をつないで輪になり、「わらった」のタイミングでジャンプするアレンジも効果的です。集団活動への参加意欲を高める工夫になります。
季節に合わせた花の種類を歌詞に入れるアレンジもできます。春なら「チューリップがわらった」、夏なら「ひまわりがわらった」と変えることで、季節感を育てられます。
お花がわらった歌詞の言語発達への効果
この歌は言語発達を促す要素が詰まっています。どういうことでしょうか?
言語発達を促す3つの要素
- 繰り返しのリズム:同じフレーズの反復で記憶しやすい
- 擬音語と擬態語:「ぱっと」などの感覚的な言葉
- 擬人法:抽象的思考の基礎を作る表現
文部科学省の幼児教育指針でも、童謡を通じた言語活動の重要性が示されています。特に2〜3歳の時期は、リズムと言葉を結びつける能力が急速に発達します。
繰り返しの歌詞構造が記憶を助けます。同じフレーズが4回繰り返されることで、1歳半頃の子どもでも一部を口ずさめるようになります。この成功体験が、言葉を発する意欲につながります。
「わらった」という過去形の使用も言語学習のポイントです。日本語の時制を自然に学べる機会になっています。3歳前後で過去形と現在形の区別が始まるため、この歌は適切な学習材料といえます。
ただし、間違った歌詞で覚えると修正に時間がかかります。保育士が正確な歌詞を把握しておくことが前提です。
お花がわらった歌詞を活用した製作活動
歌と製作を組み合わせることで、創造性を育てられます。
年齢別の製作例を紹介します。
1〜2歳児向け製作
- 花紙をくしゃくしゃにして花を作る
- シールを貼って花壇を表現
- クレヨンで「笑った花」を描く
製作活動の前に歌を歌うことで、イメージが具体化します。「お花がわらった」の「わらった」を「どんな顔?」と問いかけると、子どもたちは自分なりの笑顔を描き始めます。
3〜4歳児向け製作
- 折り紙でチューリップを折る
- 画用紙を切って花束を作る
- 廃材を使った立体的な花
この年齢では、歌詞の情景を再現する力が育ちます。「みんなわらった」の部分から、たくさんの花を作るアイデアが生まれます。約7割の子どもが複数の花を作ることを選びます。
5歳児向け製作
- グループで大きな花壇を作る
- 物語を作って劇遊びに発展
- 四季の花を調べて図鑑を作る
協同性と探究心を育てる活動です。
製作した作品を保育室に飾り、歌を歌うたびに見ることで、記憶の定着が促されます。視覚と聴覚の両方から学ぶマルチモーダル学習の効果が期待できます。
保育雑誌「PriPri」では、季節ごとの製作アイデアと童謡を組み合わせた特集が定期的に掲載されています。
お花がわらった歌詞の季節別アレンジ方法
季節に合わせて歌詞をアレンジすることで、自然への関心を育てられます。
四季それぞれのアレンジ例を紹介します。
春のアレンジ(3月〜5月)
- チューリップ、桜、タンポポなど具体的な花の名前に変更
- 「お花が咲いた」と現在形で歌う
- 散歩で見つけた花の名前を入れる
春は花の種類が最も多い季節です。保育園の周りで見つけた花を観察してから歌うと、実体験と結びつきます。
夏のアレンジ(6月〜8月)
- ひまわり、朝顔、あじさいに変更
- 「お花が元気」と活発な様子を表現
- 水やりの活動と組み合わせる
夏は成長の観察に適しています。朝顔の成長記録と歌を連動させると、継続的な学びになります。
秋のアレンジ(9月〜11月)
- コスモス、菊、彼岸花に変更
- 「お花が揺れた」と風の表現を加える
- 落ち葉と花を組み合わせた活動
秋は色の変化に注目です。
冬のアレンジ(12月〜2月)
- 水仙、椿、梅に変更
- 「お花が咲くかな」と期待の表現
- 春を待つ気持ちを歌に込める
冬は花が少ないため、春への期待感を育てる機会になります。球根を植えて観察する活動と組み合わせると効果的です。
季節のアレンジは、子どもたちの提案を取り入れることも重要です。「今日見た花は何だった?」と問いかけることで、観察力と表現力が同時に育ちます。
保育所保育指針では、自然との関わりを通じた豊かな感性の育成が示されています。童謡のアレンジは、この目標達成の具体的な方法の一つです。
厚生労働省 保育所保育指針(PDF)自然との関わりに関する項目

Sweet November 5D 和花専科 Comomo こもも Japanese Classic Style プリザーブド花ギフト

