入学式の歌といえばこれ!定番から保育士おすすめ曲まで

入学式の歌といえば定番から選曲まで保育士が知るべきこと

式典でその曲を歌うと、保護者から苦情が来る場合があります。

この記事のポイント
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入学式の定番曲を総ざらい

「一年生になったら」「ドキドキドン!一年生」など、保育現場で長年愛され続ける定番曲の特徴と魅力を解説します。

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著作権の落とし穴

式典での演奏はOKでも、動画をSNSにアップした瞬間にJASRACの許諾が必要になるなど、知らないと損するルールを紹介します。

選曲の実践ポイント

子どもの発達段階・歌詞の内容・練習期間という3つの軸で選曲する方法と、保護者が感動しやすい曲の傾向を具体的に説明します。


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入学式の歌といえば「一年生になったら」が定番の理由

 

入学式の歌といえば、多くの保育士がまず頭に浮かべるのが「一年生になったら(いちねんせいになったら)」です。作詞はまど・みちお、作曲は山本直純によるこの曲は1966年に発表され、以来60年近くにわたって歌い継がれてきました。

♪「ともだちひゃくにんできるかな」というフレーズは、子どもたちが小学校入学への期待をふくらませるのにぴったりです。友達を100人作って富士山の上でおにぎりを食べるという、スケールの大きな夢物語が子どもの心をつかみます。これは使えそうです。

歌詞の内容がシンプルで繰り返しが多いのも大きな特徴です。「一年生になったら」という言葉が何度も出てくるため、年長クラスの子どもでも比較的短期間で覚えられます。おおよそ2〜3週間の練習期間があれば、ほとんどの子が自信を持って歌えるようになるのが現場の実感です。

メロディーが明るく元気で、テンポも中程度なので、子どもたちが声を合わせやすいのも選ばれ続ける理由の一つです。ピアノ伴奏も難易度は中程度で、初心者の保育士でも練習すれば対応できるレベルです。保育士試験課題曲として出題された年もあるほどで、知名度と演奏しやすさは折り紙付きです。

ただし、この曲の著作権はまだ保護期間中です。作曲者の山本直純氏は2002年没のため、2072年まで著作権が続きます。式典で子どもが歌う分には問題ありませんが、楽譜をコピーして配布する場合や、卒園記念DVDに収録する際は別途手続きが必要になるので注意してください。著作権については後のセクションで詳しく解説します。

「一年生になったら」の歌詞ページ(歌ネット) – 歌詞の全文と基本情報を確認できます

入学式の歌といえばもう一つ「ドキドキドン!一年生」の魅力

「ドキドキドン!一年生」は、1980年代のフジテレビ系番組『ひらけ!ポンキッキ』で人気に火がついた曲です。作曲は桜井順によるもので、桜が咲いたらいよいよ一年生という春の始まりの情景をイキイキと描いています。

この曲の最大の魅力は、入学前の子どもが持つ「ドキドキ感」をそのまま歌詞にしている点です。期待と不安が混ざり合った感情を「ドキドキドン!」というオノマトペで表現しており、年長児が自分の気持ちと重ね合わせやすい構造になっています。つまり子どもの共感を引き出しやすい曲といえます。

歌のテンポは「一年生になったら」より少し速めです。元気いっぱいに歌えるので、入学式の式場が明るい雰囲気になります。保護者からも「懐かしい」という反応が多く、30〜40代の保護者なら子どものころに聞いた記憶がある方も多いでしょう。世代を超えて共感されやすい曲です。

練習時間の目安としては、こちらも3週間程度が標準的です。繰り返しが多いメロディーなので飽きずに練習できますが、速いテンポのため口の動きが追いつかない子が出やすいという点には留意してください。ゆっくり→普通→本番速度と段階的に練習するのが基本です。

比較項目 一年生になったら ドキドキドン!一年生
発表年 1966年 1980年代
テンポ 中程度 やや速め
練習期間目安 2〜3週間
保護者の反応 「懐かしい定番曲」 「ポンキッキの曲!」
ピアノ難易度 中級(初心者でも可) 中級(テンポ維持が課題)

入学式の歌といえばBGMも大切!選曲の3つのポイント

入学式の歌といえば、子どもが合唱する曲だけを考えがちですが、BGM選びも式全体の印象を大きく左右します。入場曲・退場曲・式中のBGMという3つの場面に分けて考えると、選曲がぐっと整理されます。

入場曲は明るく前向きなイメージのものが向いています。具体的には、絢香の「にじいろ」やMrs. GREEN APPLEの「StaRt」は、保育現場でも評判の高い入場曲です。「にじいろ」はNHKの連続テレビ小説のテーマ曲として知られており、30〜40代の保護者にも広く親しまれています。テンポが落ち着いていて式典の雰囲気を壊さない点が支持を集めています。

式中のBGMは落ち着いたクラシックが定番です。パッヘルベルの「カノン」やバッハの「G線上のアリア」は何十年も使われ続けている王道の選択で、これらは著作権保護期間が終了しているため利用手続きは不要です。お金も時間もかからない、コスト面でも安心な選択肢です。

退場曲は余韻を大切にしたいシーンです。スキマスイッチの「全力少年」や高橋優の「明日はきっといい日になる」などが保育現場では人気があります。メッセージ性が高く、新生活への希望をまっすぐに伝えられる歌詞が特徴です。いずれも大人にも子どもにも響くポップスといえるでしょう。

BGMを選ぶ際に意外と見落とされがちなのが、会場のスピーカー環境です。保育園の式場は多目的ホールや保育室を使うケースが多く、音響設備が弱いことも少なくありません。事前にスピーカーの音量テストをしておくと、本番での「音が小さすぎて聞こえない」トラブルを防げます。

入学式に聴きたい応援・お祝いソング(RAG Music) – 入場・退場BGMの候補曲をまとめて確認できます

入学式の歌といえば気をつけたい著作権の基本ルール

「式典で歌う分は著作権は関係ない」と思い込んでいる保育士は少なくありません。実はこれが大きな誤解で、場面によってルールが変わります。

式当日に子どもたちが合唱したり、BGM用のCDをかけたりする行為は、著作権法第38条に基づき、①入場料をもらっていない、②演奏者に報酬を支払っていない、③営利目的ではない、の3条件をすべて満たせば許諾は不要です。これが原則です。

問題が起きやすいのは式典の後です。入学式の様子をホームページやSNSに動画でアップすると、そこに式中の音楽が含まれている場合はJASRACへの申請が必要になります。動画をYouTubeに限定公開でアップした場合でも同様です。「限定公開だから大丈夫」という考えは通じません。痛いところです。

また、卒園・入学記念DVDを作って保護者に配布する行為も許諾が必要です。1家庭分でも、無料で配っても、記念品として渡しても関係ありません。JASRAC管理楽曲が入っていれば申請が条件です。DVDを業者に頼む場合は、JASRACと包括契約を結んでいる業者を選ぶと手続きの手間が省けます。

楽譜のコピーについても注意が必要です。著作権保護期間中の曲の楽譜を無断でコピーして子どもに配布することは、授業目的であっても制限があります。楽譜は正規の出版物を購入するのが原則です。

  • ✅ 式当日に歌う・CDを流す → 非営利・無料なら許諾不要
  • ✅ 式用にCDをコピー・編集する → 授業の一環として許諾不要
  • ❌ 式の動画をSNS・HPにアップ → JASRAC等への許諾が必要
  • ❌ 記念DVDを制作して配布 → JASRAC等への許諾が必要
  • ❌ 著作権保護中の楽譜を無断でコピー配布 → 原則NG

著作権が切れた曲や、著作権フリーの音源を積極的に活用するのも一つの手です。バッハやベートーヴェンなど、作曲者の没後70年以上が経過したクラシック作品はパブリックドメインとなっており、演奏も録音も自由に使えます。ただし、特定の演奏者が録音したCDを使う場合は著作隣接権が別途発生するため、その点も確認しておきましょう。

入学式・卒業式の著作権について(JASRAC PARK) – 式典の場面ごとに手続きの要否を図解で確認できます

入学式の歌といえば保育士が実践する選曲と指導のコツ

入学式の歌を選ぶとき、保育士が最初に確認すべきなのは「子どもが何週間で歌えるか」です。入学式は毎年4月初旬に行われるため、実質的な練習期間は2月後半〜3月末の約5〜6週間しかありません。

この期間を考えると、選ぶ曲の難易度は「5歳児が3〜4週間で仕上げられるもの」が現実的な目安です。具体的には、音域が低いラ(A3)から高いレ(D5)程度に収まる曲、1コーラスが1分以内の曲が子どもの集中力を維持しやすいといわれています。難しすぎる曲を選ぶと「歌えない→自信をなくす」という悪循環に陥るリスクがあります。練習は楽しいが基本です。

歌詞の内容も重要な選曲基準です。入学式のテーマに合った前向きな歌詞の曲を選ぶのは当然ですが、加えて「子ども自身が意味をイメージできる言葉か」を確認してください。「ともだちひゃくにんできるかな」「さくらさいたら一年生」といったフレーズは、子どもが頭の中で絵を描きやすい言葉で構成されています。意味がわかると、歌い方も自然と豊かになります。

指導の場面では、最初の1週間でメロディーを覚えさせ、次の2週間で言葉をはっきり歌う練習、最後の1〜2週間でテンポや強弱の仕上げに使うという流れが多くの保育士に支持されています。ピアノ伴奏に慣れない子がいる場合は、最初の数回をアカペラ手拍子だけで練習するのも有効です。

保護者が感動するポイントは、子どもたちの表情と声の張りです。完璧に歌えることよりも、子ども一人ひとりが笑顔で歌えているかどうかが保護者の涙を誘います。そのために練習の最終段階では、ピアノを止めてアカペラで自信を持って歌えるか確認しておくと良いでしょう。歌声が揃えばOKです。

独自の視点として、一曲に絞らず「メドレー形式」で挑戦している保育園も増えています。「ドキドキドン!一年生」のサビ→「一年生になったら」1番という30秒+1分構成にすることで、子どもたちの集中が途切れにくく、保護者にも「知ってる曲が2つ聞けた」という満足感を与えられます。練習時間も大きく変わらないため、取り入れやすいアイデアです。

保育園での歌の教え方・選曲と導入のポイント(保育士就職.com) – 現場目線の歌の指導法が詳しく解説されています

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