耳コピ やり方 ピアノ 声楽の基本プロセス
耳コピ やり方 ピアノ 声楽のための音感トレーニング
耳コピの土台になるのは、絶対音感ではなく相対音感とリズム感です。
まずはピアノで「ド」の音を出して、その響きを基準音として体に覚え込ませることから始めます。
そこから「ドーミ」「ドーソ」など、2音間の距離を歌って当てる練習をすることで、メロディラインの上がり下がりが直感的にわかるようになります。
声楽を学んでいる人は、階名唱(ドレミ)と歌詞を完全に分けて練習するのが有効です。
参考)【ピアノの耳コピ】絶対音感がなくてもできるやり方と3つのコツ…
歌詞のニュアンスに気を取られると音程を客観的に聴き取りづらくなるため、まずはドレミだけで歌い、その後に歌詞を乗せる二段構えにすると安定します。
参考)耳コピが出来るようになるトレーニング方法/日本音楽能力検定協…
また、ラララや母音「あ」だけで旋律を歌い、その後でピアノで同じフレーズを探す「耳→声→鍵盤」の流れを習慣化すると、音感と声楽的なレガート感が同時に鍛えられます。
さらに、2〜3音の超短いフレーズを録音し、それを聴いてすぐに再現するトレーニングを日課にすると効果的です。
このとき、ピアノを見ないで歌ってから鍵盤で答え合わせをすることで、視覚ではなく聴覚中心の学習になり、耳コピの反応速度が上がっていきます。
耳コピ やり方 ピアノ 声楽の実践ステップ
耳コピを実際の曲で行うときは、いきなりフルコーラスを狙わず、1〜4小節ずつ細かく区切って進めるのが現実的です。
まずは曲のテンポを落とし、同じ箇所を何度もリピート再生しながら「メロディだけ」に集中して聴く時間を取りましょう。
メロディがある程度口ずさめるようになってからピアノで音を探すと、無理に鍵盤を押さえながら聴くよりも格段に速く正確にコピーできます。
ステップとしては、次のような流れが定番です。
参考)ピアノの耳コピの練習方法!生まれつきの才能は関係ない! – …
- 曲のキーをざっくり把握する(最後の音や落ち着く和音をチェック)
- 1〜4小節を決めて、歌えるまで繰り返し聴く
- ピアノで右手だけでメロディを探し、階名を声に出しながら弾く
- 慣れてきたら、聴き取ったメロディを簡単に五線やピアノロールにメモする
声楽の人にとっては、「歌えるようになってから鍵盤で探す」ことがとても重要です。
先に歌で旋律を安定させておけば、ピッチのズレを自分の耳で感じやすくなり、ピアノでの確認もスムーズになります。
最初のうちはテンポを大幅に落としても構わないので、1フレーズごとに「歌→ピアノ」のセットを確実にこなしていきましょう。
耳コピ やり方 ピアノ 声楽でのベースラインとコードの聴き取り
メロディだけでなく、ピアノ伴奏やアレンジをしたい声楽の人は、ベースラインとコード進行の耳コピが鍵になります。
多くの解説ではメロディから入りますが、実は「最低音(ベース)→コード→メロディ」という順番で聴き取ると、ハーモニーの流れが理解しやすくなります。
ベースラインは曲のキーを確定させる手がかりになるため、低音だけを意識して聴き、口で「ブン・ブン」と擬音でなぞる練習をすると、耳コピのスピードが上がります。
コードを取るときは、まずメジャーかマイナーか、三和音の明暗の違いだけを判別できるようになると楽です。
ピアノでCとCm、FとFmといったペアを交互に鳴らして、その響きの違いを歌で真似してみると、声楽の耳が和音のニュアンスを覚えやすくなります。
その上で、よく出てくるダイアトニックコード(I、IV、Vなど)を1つのキーでまとめて練習しておくと、実際の曲で「この進行、前にやったあれだ」と気づけるようになります。
ピアノで耳コピしたコードは、声楽に応用して分散和音(アルペジオ)として歌うことで、ハーモニー感覚をさらに磨くことができます。
参考)耳コピのコツ、包み隠さずお伝えします(課題曲:ヨワネハキ)|…
例えば、弾いたコードC(ドミソ)を声で「ドーミーソー」と歌ってみると、メロディとは別のラインを歌う感覚が身に付き、合唱や重唱にも役立ちます。
こうした「コードを歌う」練習は、一般的な耳コピ記事ではあまり強調されませんが、声楽を学ぶ人にとっては非常に実践的なトレーニングになります。
コードとベースラインの実践的な聴き取り手順やダイアトニックコードの説明がまとまっている参考記事です(コード耳コピ手順の補足用リンク)。
耳コピ やり方 ピアノ 声楽のための練習ルーティンとアプリ活用
耳コピ力を伸ばすには、短時間でも「毎日続ける」ことが最重要です。
おすすめなのは、1日15〜20分程度のルーティンを決めてしまうやり方で、内容を「音感トレーニング」「実曲の耳コピ」「復習」に分けると無理なく積み上げられます。
声楽のウォーミングアップの一環として、階名唱とセットで耳コピ練習を入れると、発声と音感の両方が一度に鍛えられて効率的です。
具体的なルーティン例は、次のようなイメージです。
参考)【保存版】耳コピのやり方完全解説|初心者OK・今日から曲が聴…
- 5分:ド・ミ・ソなど2音〜3音のインターバルを当てる音感トレーニング
- 10分:好きな曲を1〜2小節だけ耳コピ(メロディ→ベースの順)
- 5分:前日に耳コピしたフレーズを声で歌い直し、ピアノで確認
また、スロー再生やループ再生ができるアプリや、ピッチを変えずに速度だけ落とせるプレーヤーを使うと、難しいフレーズも無理なく耳コピできます。
ピアノロール表示があるDTMソフトを併用すれば、耳で聴き取ったものをMIDIとして打ち込み、視覚的に確認することもできるため、譜読みが苦手な声楽の人にも向いています。
ただし、最初からアプリに頼りすぎると耳そのものが育ちにくいので、「最後の確認に使う」くらいの感覚でバランスを取ると良いでしょう。
耳コピの基本的な手順と、初心者でも実践しやすい練習メニュー、便利アプリの考え方が整理されている記事です(練習ルーティン全体像の補足用リンク)。
【保存版】耳コピのやり方完全解説|初心者OK・今日から曲が …
耳コピ やり方 ピアノ 声楽での「歌うピアノ」と表現力の伸ばし方(独自視点)
声楽を学ぶ人にとって、耳コピは単に音を当てる作業ではなく、「ピアノを歌わせる」ための表現トレーニングにもなります。
聴き取ったメロディをピアノでそのままなぞるだけでなく、声で歌うようなフレーズ感やブレス位置を意識して指遣いを決めると、鍵盤でも歌心が自然に表れます。
例えば、歌でフレーズの終わりに少し息を抜く箇所を、そのままピアノでもほんの少し音量を落としたり、ペダルを短くするなどして再現してみると良いでしょう。
また、耳コピした伴奏を、実際のレッスンで自分の声に合わせてテンポやダイナミクスを柔軟に変えてみると、伴奏者の視点も体験できます。
これは、既成のカラオケ音源にはない「呼吸に寄り添う伴奏」を自分で作ることにつながり、本番で伴奏者と合わせるときのコミュニケーションにも役立ちます。
さらに、耳コピした曲をあえて違うキーに移調して歌ってみると、音域の調整だけでなく、ハーモニーとメロディの関係をより深く理解できるようになります。
最後に、耳コピの成果を録音して定期的に聞き返すことを習慣にすると、自分では気づきにくいピッチの甘さやリズムの揺れが客観的に見えるようになります。
録音を聞きながら「ここはピアノの音をもう少し聴いてから歌い出した方が良さそうだな」といった気づきをメモしておくと、次の耳コピ練習への改善点が明確になります。
耳コピを「音当てクイズ」で終わらせず、声楽表現と結びつけた小さな工夫を積み重ねていくことで、舞台での歌唱にも直結する豊かな音楽性が育っていきます。
音感トレーニングや耳コピに役立つ基礎的な聴き方・歌い方のヒントが動画形式で得られるレッスンです(音感トレーニングと表現力の補足用リンク)。
【耳コピをしたいあなたへ!】音感トレーニング – プロが教えるピアノレッスン

耳コピ力アップ術 〜理論と実践と聴き分けのコツ

