ことば遊び 保育園 言葉の歌 ねらい 目的 効果

ことば遊び 保育園 言葉の歌

ことば遊び×言葉の歌:保育で外さない設計
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ねらいを先に決める

「語彙」「発音」「コミュニケーション」など、何を伸ばすかで歌の選び方と声かけが変わります。

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年齢で難度を調整

乳児は繰り返しと擬音、幼児はしりとり・連想・早口言葉など“言葉の操作”へ広げます。

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記録と振り返り

子どもの発言を拾って次の遊びに接続すると、月案・指導案の説得力が上がります。

ことば遊び 保育園 言葉の歌のねらい 目的 効果

 

言葉遊びは、言葉の“意味”だけでなく、音の響きやリズムそのものを楽しむ活動で、保育の中に自然に入れやすいのが強みです。

特に「言葉の歌」は、繰り返し歌うことで新しい言葉に触れる機会を増やし、語彙を広げたり、覚えたフレーズを別場面で使うきっかけを作りやすくなります。

また、集団で同じ歌を共有する構造があるため、「楽しい」を同時に感じる一体感が生まれやすく、友だちや保育者とのコミュニケーションの土台にもなります。

箇条書きで、現場で説明しやすい「ねらい」を整理すると次の通りです。

  • 語彙の増加:歌詞で“新しい単語”に出会い、繰り返しで定着しやすい。
  • 発音・言葉への親しみ:リズムに乗ることで、声を出すこと自体が心地よい経験になる。

    参考)https://www.jstage.jst.go.jp/article/ssmeti/5/0/5_78/_pdf/-char/ja

  • コミュニケーション:同じ表現を一緒に行うことで、関係づくりに繋がりやすい。

ことば遊び 保育園 言葉の歌の年齢別 3歳児 4歳児 5歳児

3歳児は、言葉でのやりとりが広がり始める時期なので、まずは「音の面白さ」を中心にして、答えの正確さより“言ってみたい”気持ちを守るのが要点です。

4歳児は、経験を言葉にして伝えられる場面が増えるため、連想が広がる歌(色・形・食べ物など)で、子ども同士の発言をつなぐ展開が作りやすくなります。

5歳児は、言語力・思考力・記憶力がさらに伸びるので、しりとり要素や言葉の操作(逆さ言葉、回文など)へつなぐと“できた!”が生まれやすいです。

年齢別に「言葉の歌」→「ことば遊び」へ接続する例です。

  • 3歳児:短いフレーズの繰り返し歌 → まねっこ(語尾だけ言う、擬音だけ言う)。​
  • 4歳児:歌の単語を拾う → 「白いもの」「丸いもの」など連想で広げる。​
  • 5歳児:歌の単語で遊ぶ → しりとり、逆さ言葉、回文の“発見”へ。​

ことば遊び 保育園 言葉の歌の活動 導入 コツ ポイント

導入で大切なのは、子どもが“聞いて分かる”状態を作ることで、保育者の動きは大きくゆっくり、表情は分かりやすくするのが基本です。

また、保育者自身が楽しそうに演じることが、子どもの参加意欲を引き出す重要なポイントとして整理されています。

歌を「ただ歌う」で終わらせず、歌詞の一語を拾って“次の遊び”に接続すると、ことば遊びとしての学びが太くなります(例:歌に出た動物名でしりとり、色で連想など)。

すぐ使える運用の型(失敗しにくい順番)です。

  1. 1回目は保育者が見せる(テンポゆっくり、歌詞は省略せず)。
  2. 2回目は子どもが参加しやすい部分だけ任せる(語尾、擬音、動物名など)。​
  3. 3回目で遊びに変える(例:歌詞の単語を集める、次に来る言葉を予想する)。​

ことば遊び 保育園 言葉の歌の絵本 しりとり 連想ゲーム

言葉遊びの導入に絵本を使うと、子どものイメージが揃いやすく、歌→遊びへ自然に移行しやすくなります。

導入絵本の例として「さよならさんかく」が挙げられており、色や形の連想へ展開できる構造が“言葉遊びの入り口”に向いています。

また、言葉遊びの定番である「しりとり」は、ルールが単純でも他児や保育者の言葉に触れ続けるため、遊びの中で語彙が増えやすい点が説明されています。

歌と組み合わせるなら、次のような設計が扱いやすいです。

  • 連想ゲーム:歌詞のテーマ(例:色、動物、食べ物)を“お題”にする。​
  • しりとり:歌詞の最後の音から始める(「りんご」なら「ご」)。​
  • ことば集め:歌に出た文字(例:「か」)から始まる言葉を集める。​

ことば遊び 保育園 言葉の歌の独自視点 記録 指導案 月案

検索上位の多くは「遊び方」や「ねらい」の提示で終わりがちですが、現場で差が出るのは“記録の取り方”です。

たとえば、歌のあとに子どもが言った面白い言い換え・言い間違い・新しく使った語彙をメモしておくと、次回の導入が「前に○○って言ってたよね」から始められ、活動の連続性が生まれます。

さらに、言葉遊びは「ねらい」を意識して取り入れることが月案や指導案にも役立つと整理されているため、メモは“楽しかった”の記録ではなく、ねらい(語彙、発音、コミュニケーション等)に紐づけて残すのが実務的です。

おすすめの記録テンプレ(例:A6メモ1枚で運用)

  • 今日の歌:タイトル/場面(朝、導入、移動前など)
  • 子どもの言葉:印象的な発言を3つ(そのまま)
  • 伸びた点:語彙/発音/やりとり のどれかに丸
  • 次回の一手:その発言を使ってできる遊び(しりとり、連想、逆さ言葉等)​

導入・ねらいの考え方がまとまる参考(手遊びのねらい・効果・演じるポイント)。

保育園で手遊びをするねらいとは?期待できる効果や演じるときのポイント

言葉遊びの具体例(しりとり・連想・逆さ言葉・回文などの遊び方とねらい)。

言葉遊び13選|保育に取り入れよう!【遊び方・ねらい解説】

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