柿の歌の歌詞を保育士が秋に活かす完全ガイド

柿の歌の歌詞を保育で活かす方法と選び方のすべて

柿の歌の歌詞を保育で使うとき、著作権に違反すると1,000万円以下の罰金になる可能性があります。

この記事の3つのポイント
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柿の歌の代表曲と歌詞の特徴

「あまがきしぶがき」「まっかな秋」など保育現場で親しまれている柿の歌の歌詞をまとめて紹介。年齢別の活用ポイントも解説します。

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子どもの発達に合わせた歌い方・遊び方

歌詞を通じた言語発達・感情表現・食育へのつながりまで、保育士が今日から実践できる具体的な活用アイデアをお届けします。

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著作権・SNS使用の注意点

現代の手遊び歌には著作権があります。SNSや保護者向けプリントに歌詞を掲載する際に知っておくべき正しい使い方を解説します。


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柿の歌の歌詞の種類と保育現場での代表曲まとめ

 

「柿の歌」と一口に言っても、保育の現場で使われている曲は複数あります。それぞれに歌詞の雰囲気や難易度が異なるため、まずどんな種類があるかを整理しておくことが大切です。

保育で人気の高い柿の歌は主に3つあります。1つ目は「あまがきしぶがき」(作詞・作曲:ぼくときみ。)。2つ目は「まっかな秋」(作詞:薩摩忠・作曲:小林秀雄・1963年NHK「みんなのうた」初放送)。3つ目は「びっくりかきのみ」(作詞・作曲:阿部直美)です。

これらはいずれも秋の歌として保育の定番ですが、歌詞の内容は大きく異なります。「あまがきしぶがき」は甘柿・渋柿をテーマにしたゲーム要素のある手遊び歌であり、2歳〜5歳まで幅広く対応できます。「まっかな秋」は秋の風景美を表現した叙情的な歌詞で、3歳〜5歳の言語理解が育ってきた時期に特に向いています。つまり月齢と保育ねらいに合わせた選曲が基本です。

「まっかな秋」の歌詞には「ツタの葉っぱが まっかだな」「もみじの葉っぱも まっかだな」という表現があります。実はここで描かれている植物の赤さは、柿だけでなく秋の自然全体を象徴する要素として歌われているのが特徴です。意外ですね。

保育士にとっては、歌詞の世界観と子どもたちが日常的に見ている秋の景色をつなげてあげることが、歌の効果を最大化するポイントになります。たとえば散歩で見かけた赤い葉を教室に持ち帰り、「まっかだね〜」と歌いながら見せるだけで、歌詞への理解と記憶が格段に深まります。

曲名 作者 対象年齢 特徴
あまがきしぶがき ぼくときみ。 2〜5歳 ゲーム性・表情遊び
まっかな秋 薩摩忠/小林秀雄 3〜5歳 叙情的・合唱向き
びっくりかきのみ 阿部直美 2〜4歳 手遊び・サプライズ要素

参考:保育現場での実践動画や手遊びの解説はぼくときみ。公式サイトで確認できます。

【あまがきしぶがき】手遊び歌の歌詞と保育での使い方(ぼくときみ。公式)

柿の歌の歌詞が子どもの言語発達と感情表現を育てる理由

歌詞を使った活動は、ただ楽しいだけではありません。言語発達・感情表現・語彙の拡充という複数の発達的効果が同時に期待できます。

「あまがきしぶがき」の歌詞には「たべてみないとわからない あまがきか しぶがきか」というフレーズがあります。この一文だけで子どもは、食べ物の味が見た目だけでは判断できないという概念を、楽しいゲームを通して自然に学ぶことができます。これは食育としても非常に有効です。

歌詞の反復構造(同じフレーズが繰り返される構成)は、2〜3歳の子どもたちが特に得意とする記憶の強化パターンと一致しています。「オレンジいろしたまるいかき/たべたいな たべたいな」という繰り返しは、記憶の定着を助けます。リズムに乗って言葉を覚えることが基本です。

4〜5歳になると歌詞の意味を理解しながら歌えるようになるため、情景をイメージする力が育まれます。「まっかな秋」の歌詞を味わう活動では、子どもが「どんな色が見えてるの?」「誰と一緒にいるの?」と想像を膨らませる場面が生まれます。これは言語理解だけでなく、共感力や情緒体験の育成にもつながります。いいことですね。

表情を使った「あまがきしぶがき」の手遊びは、感情表現の練習としても機能します。甘い顔・渋い顔をみんなで作ることで、表情を通じた非言語コミュニケーションが自然に育まれます。保育士が誰よりも豊かに表情をつけることが、子どもたちの模倣を促す最大のコツです。

参考:手遊びの発達的効果について詳しく解説されています。

柿の歌の歌詞と食育・季節感をつなげる保育アイデア

柿の歌の歌詞を単に「歌うもの」としてだけ扱うのは、実はとてももったいない使い方です。歌詞の内容と実際の保育活動を組み合わせると、食育・季節体験・感覚活動の3つが同時に成立します。

「あまがきしぶがき」の歌詞は甘柿と渋柿の違いがテーマになっています。実際に甘柿を給食や給食前のおやつで食べる体験と組み合わせると、子どもたちは歌詞の言葉と本物の味覚体験が一致する瞬間を体感できます。「本当に甘かった!」「まさに あまがき!」という声が上がるような保育が実現します。

10月〜11月は柿の収穫シーズンです。この時期に柿の実物を保育室に持ち込み、観察活動として歌詞とセットで提示すると、歌詞の「オレンジいろしたまるいかき」というフレーズが具体的な視覚イメージとして定着します。柿1個(直径6〜8cm程度、拳ほどの大きさ)を手に持たせて感触を確かめさせるだけで、子どもたちの集中度がぐっと高まります。これは使えそうです。

さらに発展活動として、柿の色を使った製作遊びも効果的です。オレンジ色・赤色・緑色(ヘタの部分)の3色を使った柿のスタンプ活動や、手形スタンプで柿の木を表現するアイデアは、保育ブログでも多く紹介されています。製作物を掲示した後に「あまがきしぶがき」を歌えば、子どもたちは自分の作品と歌を結びつけて楽しむことができます。

「まっかな秋」の歌詞を扱う際は、近隣の公園散歩と組み合わせるのがおすすめです。散歩中に赤い葉・黄色の葉を拾い、教室に戻ってから「まっかだな〜」と歌いながら葉を並べる活動は、語彙と感覚体験を同時に豊かにします。秋の自然との接点をつくることが条件です。

柿の歌の歌詞に込められた由来と背景の豆知識

保育士として歌詞の背景を知っておくと、子どもへの語りかけに深みが生まれます。特に年長児(5歳)になると「なんでこの歌があるの?」という疑問を持つ子も出てきます。歌詞の豆知識は先生の「引き出し」になります。

日本で最も有名な「柿にまつわる言葉」のひとつに、正岡子規の俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」(1895年・明治28年作)があります。たった17文字に、柿の味覚・鐘の音・法隆寺の荘厳さという3つのイメージが凝縮されたこの句は、日本における「秋=柿」というイメージを定着させた作品でもあります。保育の場では「むかし、柿を食べていたら、遠くで大きな鐘がゴーンと鳴ったんだって」と噛み砕いて話すと、5歳児でも十分に興味を持ちます。

「まっかな秋」(作詞:薩摩忠)は1963年、昭和38年にNHK「みんなのうた」で初めて放送されました。つまり、今の保育士の保護者世代やさらにその上の世代も子どもの頃に親しんだ歌です。60年以上愛されている歌ということになります。この歌詞に出てくる「カラスウリ」(歌詞2番)は、秋になると真っ赤に熟れる実をつける植物で、保育園の庭や公園でも見られることがあります。

「あまがきしぶがき」の「渋柿」という概念は、3歳以下の子どもには少し難しい場合があります。「渋い」という感覚を言葉で説明するのではなく、表情でいっきに表現してしまうのがこの手遊びの秀逸な点です。言葉を知らなくても体験で伝えられるという設計になっています。

なお「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、柿はビタミンCやカロテンが豊富な果物として知られています。給食や食育活動の際に「柿は体にいい果物なんだよ」とひとこと添えると、歌の世界観と健康教育を自然につなげることができます。

参考:柿にまつわる俳句や言葉の解説が詳しくまとめられています。

【柿の博物館】第7回 柿にまつわる色んな言葉(富有柿の里・かきっ子クラブ)

柿の歌の歌詞を使う際の著作権と注意点【保育士必読】

「保育でよく使う歌だから大丈夫」と思っている保育士さんがいれば、注意が必要です。歌詞の著作権に関するルールは、保育の現場でも例外ではありません。

「あまがきしぶがき」は作詞・作曲:ぼくときみ。(スタジオぼくときみ。)の管理楽曲です。クラスでの保育活動の中で歌うこと自体は問題ありません。しかし歌詞をプリントに書き起こして保護者に配布したり、子どもが歌っている動画をSNSに投稿したりする場合は、著作権上の問題が生じる可能性があります。歌詞の無断掲載・全文転載は複製権の侵害にあたります。

著作権法の観点では、教育機関が行う非営利・無償の活動に対しては一定の配慮がありますが、SNSやホームページへの掲載・動画の公開は「施設外への流通」として扱われます。これは法的リスクが高い領域です。著作権侵害が認められた場合、損害賠償請求や、最大で10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金という罰則が規定されています(著作権法第119条)。

一方、著作権保護期間が終了した楽曲(作者没後70年を経過したもの)はパブリックドメインとして自由に使用できます。「まっかな秋」(作曲:小林秀雄・1931〜1984年)は2025年時点でまだ保護期間内のため、取り扱いには注意が必要です。判断に迷ったら作者没後70年が条件です。

実際に保育現場で安全に使うためのポイントをまとめます。

  • 🎵 教室内での歌唱・手遊い活動:非営利・無償であれば基本的にOK
  • 📄 保護者向けプリントへの歌詞掲載:全文転載は避け、タイトルと作者名・参照先URLを記載
  • 📹 子どもの活動動画をSNSに投稿:BGMや歌声に著作物が含まれる場合は要注意。YouTubeはJASRAC包括契約あり
  • 🌐 ホームページへの掲載:歌詞の全文掲載は著作権者への確認が必要

著作権が気になる場合は、JASRACの「教育機関向け利用」ページで確認するか、楽曲の著作権管理団体に直接問い合わせる方法が確実です。

参考:学童・保育園での著作権実態について詳しく解説されています。

【著作権法に注意】学童や保育園で知らないとヤバい違反行為(学童クラブ運営ブログ)

保育士が「柿の歌」の歌詞をうまく導入するための3つの実践テクニック

歌詞を覚えさせる前に大切なのは「歌いたい!」という気持ちを先に引き出すことです。いきなり歌詞を練習させても、子どもたちの心には届きません。導入の順番が重要です。

テクニック①:実物・絵本・イラストで歌詞の世界を「先に見せる」

「あまがきしぶがき」を導入するとき、最初に柿の絵や実物を見せてから「この柿、食べたらどんな味だと思う?」と問いかけます。子どもたちが「甘い!」「わからない!」と盛り上がったタイミングで歌をスタートすると、歌詞が一気に身近なものになります。絵本のイラストや製作で作った柿の飾りを活用するのも効果的です。

テクニック②:先生が「大げさすぎるほどの表情」を見せる

「あまがきしぶがき」の手遊びでは、先生が全力で甘い顔・渋い顔を表現することが最大の導入技です。子どもたちは先生の表情を「うつしたい」という本能を持っています。言葉で「こうやって」と教えるよりも、先生がパックンと食べて「あっっまい〜〜!」と全力で演じるほうが何十倍も伝わります。表情がすべての手遊いです。

テクニック③:スピード変化で盛り上がりを演出する

同じ歌詞でもテンポを変えると、乳児クラスから年長クラスまで全年齢で使える応用の幅が広がります。最初はゆっくり・次は普通・最後は超高速、という段階的なテンポアップは子どもたちが「もう1回!」と言いたくなる鉄板の演出です。特に3歳以上では「次は何倍速?」という期待感が生まれ、集中力が続きます。

このテクニックは「まっかな秋」にも応用できます。ゆっくりしたテンポで情景をじっくり味わいながら歌う活動は、年長児の情緒体験や合唱の基礎としても有効です。クラスの雰囲気に合わせてテンポと演出を変えることが、長く楽しまれる歌の使い方の核心です。

参考:保育での手遊び活用の実践的なポイントがまとめられています。

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