服部公一作曲の童謡と保育現場
服部公一の童謡はジャズ風の明るいリズムが特徴です。
服部公一のプロフィールと作曲の特徴
服部公一は1933年生まれの日本を代表する作曲家です。山形県山形市出身で、作曲家・随筆家・音楽評論家として幅広く活躍しました。wikipedia+1
1959年に合唱曲「朝の市場」を発表し、高い評価を受けたのが出発点です。その後、子供向け映画・ラジオ・テレビ番組用の童謡や合唱曲を多数作曲し、著名となりました。weblio+1
作曲の最大の特徴は、ジャズの音楽性を取り入れた点です。
スウィング・ジャズ風のリズムが童謡に新しい息吹を与えました。この斬新なアプローチが、子どもたちにとって親しみやすく、かつ音楽的にも質の高い作品を生み出す結果につながりました。
保育現場で長く歌い継がれる理由は、このリズム感にあります。軽快なテンポとメロディーが、子どもの身体を自然に動かし、歌うことへの意欲を引き出すからです。
服部公一の代表作「マーチング・マーチ」
「マーチング・マーチ」は服部公一の代表曲の一つです。1965年に第7回日本レコード大賞童謡賞を受賞しました。wikipedia+1
作詞は阪田寛夫、歌は天地総子が担当しています。
この曲は保育園・幼稚園の運動会やマーチング活動で定番として使われています。リズムが明確で行進しやすく、集団行動の練習にも最適です。
参考)https://myu-nursery.jp/special/marching/
マーチングバンドを通して、リズム感と強い身体、集団行動を学べます。
保育現場では5歳児を対象に約5ヶ月間の練習を行い、10月の運動会本番を目指すケースが多いです。練習を通して、集中力・協調性・社会性の向上が期待できます。
この曲を取り入れると、子どもたちの自信が高まります。成功体験が目覚ましい成長につながるという報告も多数あります。
服部公一作曲「アイスクリームのうた」の魅力
「アイスクリームのうた」は1960年にABCラジオ「ABC子どもの歌」のために書き下ろされました。
作詞は佐藤義美、作曲は服部公一です。
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1962年にはNHK「みんなのうた」で放送され、全国的に有名になりました。
参考)【保育】夏のうた。楽しさいっぱい!夏の童謡&手遊び歌|3ペー…
チーフプロデューサー阪田寛夫からの依頼で、佐藤義美の詞を受け取った服部公一がスウィング・ジャズ風に作曲しました。「おとぎばなしの おうじでも むかしは とても たべられない」という歌い出しが印象的です。
夏の季節に保育現場で特によく歌われます。hoikucollection+1
音符の数が多いため、ピアノが苦手な保育士は事前によく練習しておく必要があります。思わずアイスクリームが食べたくなる楽しい曲調が、子どもたちの心を掴みます。
参考)実習 の前に練習しよう!保育園・幼稚園でよく歌われる≪7月≫…
保育実習の前に練習しておきたい7月の定番曲として紹介されることも多いです。季節感を大切にする保育において、夏の歌として欠かせない存在となっています。
服部公一作曲「トラック」と保育での活用
服部公一は「トラック」という童謡も作曲しています。
作詞は神沢利子、編曲は松中久儀です。
この曲は保育現場で乗り物をテーマにした活動に使われます。幼児保育の歌とリズムの教材として、「のりものの歌」カテゴリに分類されています。
乗り物に興味を持つ子どもは多いです。
トラックは工事現場や街中で見かける身近な存在であり、子どもたちの生活体験と結びつきやすい題材です。この曲を歌うことで、子どもたちは乗り物への関心を深め、観察力を養うことができます。
保育園の園庭で実際にミニトラックを使った遊びと組み合わせると効果的です。手作りのミニトラックで走り回る活動は、体力づくりにもつながります。
参考)なかの幼稚園で大人気!「ミニトラック」の秘密!? – なかの…
「トラック」の曲を歌いながらミニトラックで遊ぶ。このような複合的な活動が、子どもの想像力と身体能力の両方を伸ばす結果を生みます。
上記リンクには服部公一の「トラック」を含む保育現場で使える曲が多数収録されています。簡易伴奏の楽譜付きで、ピアノ初心者の保育士にも使いやすい内容です。
服部公一の童謡を保育で活かすコツ
服部公一の童謡は季節や行事に合わせて選ぶと効果的です。「アイスクリームのうた」は夏に、「マーチング・マーチ」は運動会の時期に取り入れましょう。ragnet+1
ジャズ風のリズムを活かすのが基本です。
手拍子やリズム打ちを加えると、子どもたちのリズム感が育ちます。身体を動かしながら歌うことで、音楽を全身で感じる体験ができます。
保育士自身が楽しそうに歌う姿勢が重要です。子どもは大人の表情や態度を敏感に感じ取ります。保育士が笑顔で明るく歌えば、その雰囲気が子どもたちに伝わり、歌う意欲が高まります。
複数の曲を組み合わせるのも効果的です。
「アイスクリームのうた」と「おふろジャブジャブ」(服部公一作曲)を連続して歌うと、夏の生活をテーマにした活動になります。テーマ性を持たせることで、子どもの理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。
ピアノ伴奏が難しい場合は、カラオケ音源を活用する方法もあります。音源を使えば、保育士は子どもたちの様子を観察しながら一緒に歌えます。
上記の楽譜集には服部公一の童謡を含む定番曲が収録されており、ドレミの音名カナと指番号付きでピアノ初級者にも弾きやすい構成です。


