さつまいもの歌 歌詞と保育での使い方を完全解説
「さつまいもの歌 歌詞を歌えば歌うほど、子どもの語彙が減る可能性があります。」
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さつまいもの歌「いもほりのうた」歌詞の全文と作者について
「うんとこしょ どっこいしょ でてくるおいもは どろんこおいも」——この出だしを耳にすると、多くの保育士さんが思わず口ずさんでしまうはずです。
『いもほりのうた』は、作詞:高杉自子、作曲:渡辺茂によって生まれた童謡で、秋の保育園・幼稚園では定番中の定番として長年親しまれています。歌詞は3番まで構成されていますが、基本のフレーズはほぼ共通で、最後の1フレーズだけが番ごとに変わるシンプルな設計になっています。
| 番号 | 最後のフレーズ | さつまいものイメージ |
|---|---|---|
| 1番 | でっかいぞ | 大きなおいも |
| 2番 | ちっちゃいぞ | 小さなおいも |
| 3番 | まっかだよ | 赤い色のさつまいも |
この「繰り返し+最後だけ変わる」という構造が、幼児が歌詞を覚えやすい設計の秘密です。1つ前のフレーズをリズムで体に覚えたら、最後だけ「あ、また変わった!」という発見の楽しさが生まれる仕組みになっています。特に2〜3歳児の注意力と記憶力にぴったりはまる構造で、短時間で歌えるようになるのも保育士にとってうれしいポイントです。これが基本です。
「うんとこしょ どっこいしょ」というかけ声は、ロシアの民話『おおきなかぶ』の名場面と同じフレーズです。読み聞かせの定番絵本と歌がつながっているため、絵本→歌という順番で導入するだけで、子どもたちの反応が格段に変わります。2つの活動を連動させる効果は非常に高いということですね。
一方で、注意が必要な点もあります。絵本や手遊びのイラストでよく描かれる「ツルを複数人で引っ張る」という表現は、実際の芋掘り体験とは大きく異なります。本物の芋掘りでは、ツルはあらかじめ除去されており、スコップで周囲の土を掘り起こして手で取り出すのが一般的な方法です。
あるブログ調査では「子どもの8割近くが『芋はツルを引っ張って取るもの』だと思ったまま本番に行き、スコップ作業にがっかりした経験がある」と紹介されていました。歌を教えるタイミングで「実際はスコップで掘るよ」と一言添えるだけで、当日のがっかりを大きく防ぐことができます。
さつまいもの歌 歌詞の構造についての詳細は、以下の参考ページが詳しいです。
世界の民謡・童謡「いもほりのうた」歌詞と解説 — 「おおきなかぶ」との関係や、実際の芋掘り体験との違いについて詳しく解説されています
さつまいもの歌「やきいもグーチーパー」歌詞と手遊びの特徴
『やきいもグーチーパー』は、NHK「おかあさんといっしょ」で放送されてきた幼児向けの定番曲です。作詞:阪田寛夫、作曲:山本直純という豪華なコンビによる一曲で、保育現場の秋〜冬の手遊び歌として長く愛されています。歌詞は次のとおりです。
やきいも やきいも おなかが グー
ほかほか ほかほか あちちの チー
たべたら なくなる なんにも パー
それ やきいもまとめて グー チー パー
歌詞の「グー・チー(チョキ)・パー」はじゃんけんの手の形と1対1で対応しています。「おなかがグー=お腹が空いてグー」「あちちの チー=熱くてチョキ(つまんだ形)」「なんにも パー=食べてなくなってパー」という連想がとても巧みです。つまり、じゃんけんの手を覚えながら、焼き芋の情景も同時に学べる設計になっているということですね。
じゃんけんのグー・チョキ・パーの区別がつき始める2〜3歳児から使えますが、最後に先生とじゃんけん対決に発展させることで、4〜5歳児でも十分に楽しめます。意外ですね。
- 🌾 芋掘り遠足の前日や当日の朝:行事への期待感を高める導入として最適で、子どもたちのテンションが上がります。
- 🍠 給食・おやつでさつまいもが出る日:食前の手遊びとしてピッタリで、「今日のおやつは何かな?」という興味を自然に引き出せます。
- ✂️ さつまいも製作の前:製作活動への集中を高める導入として使うと、切り替えがスムーズになります。
なお、「やきいもグーチーパー」の著作権については注意が必要です。作詞の阪田寛夫氏は2005年3月に死去、作曲の山本直純氏は2002年6月に死去しており、日本の著作権法では死後70年間保護されます。2026年現在、両者の著作権はいまだ保護期間内にあります。歌詞をそのままSNSに文字として投稿することは複製権に触れる恐れがあるため、注意が必要です。
著作権の保護期間についての詳細は、以下のページも参考にしてください。
JASRAC「YouTubeなどの動画投稿(共有)サービスでの音楽利用」 — SNSプラットフォームごとのJASRAC管理楽曲の利用ルールが公式に説明されています
さつまいもの歌 歌詞を使った年齢別の振り付け・手遊びアレンジ
手遊びは言葉の発達・指先の器用さ・リズム感・集中力を同時に育てる効果があることが、複数の保育研究で示されています。大阪芸術大学の研究では、手遊びが「旋律を記憶する・拍子を感じる・リズムを記憶する」という3つの音楽的経験を提供し、子どもが遊びながら能力を習得できると報告されています。
とはいえ、発達段階によって適した遊び方は異なります。効果は1つではありません。年齢別のアレンジを以下にまとめます。
- 🍼 0歳・1歳児(乳児クラス):保育士が膝の上に乗せて、歌のリズムに合わせてゆっくり揺らします。「うんとこしょ」のタイミングで軽く持ち上げるふれあい遊びにすると、赤ちゃんがにっこりと反応してくれます。手首を優しく持って左右に振り、拍子を感じさせることを優先します。
- 🌱 2歳・3歳児(移行期):「うんとこしょ」で両手を上に伸ばし、「どっこいしょ」で引っ張る仕草を加えます。「でてくるおいも」の部分で、手をお腹の前に丸めておいもの形を作る動作を入れると、子どもが「おいも!」と叫んで喜ぶ場面が増えます。最後の「でっかいぞ」では両腕を広げて大きさを表現します。
- 🌾 4歳・5歳児(幼児クラス):友だちとペアになってツルを引っ張るごっこ遊びに発展させます。「1番はでっかいおいもだった、次はどんなおいもかな?」と保育士が問いかけながら参加型にすると、言語能力と想像力が同時に刺激されます。グループごとにおいもの大きさ当てクイズを取り入れるのも効果的です。
4〜5歳児では、保育士がピアノを弾きながら歌う際に、テンポを少し速めたり遅めたりするアレンジを加えるだけで、子どもたちが笑いながら必死に合わせようとする姿が見られます。これは使えそうです。
活動の前には、実物のさつまいもや写真を見せてから歌に入るひと工夫が大切です。「このでこぼこしたお芋が、土の中に埋まってるんだよ」という一言で、歌詞の「どろんこおいも」が子どもにとって一気にリアルに感じられるようになります。感覚と歌詞をリンクさせるのが原則です。
さつまいもの歌 歌詞を芋掘り行事の導入・振り返りに活かす方法
芋掘り遠足は9〜11月に実施する園が多く、秋の保育行事の中でも子どもたちが最も楽しみにしているイベントのひとつです。この行事を最大限に活かすには、「歌→絵本→本番→歌→製作」という一連のつながりを意識して計画することが重要です。
行事の1〜2週間前から、朝のサークルタイムや帰りの会に『いもほりのうた』を歌い始めましょう。毎日歌うことで、当日への期待感が自然と高まっていきます。さらに効果的なのは、「さつまいもクイズ」と組み合わせる方法です。
- ❓「さつまいもはどこに実る?(地面の上 or 土の中)」
- ❓「さつまいもは何色?(オレンジ・白・赤紫)」
- ❓「土の中のおいも、どうやって取り出す?(スコップで掘る or 手で引っ張る)」
3問目が特に重要です。絵本やイラストの影響で「引っ張る」と答える子どもが非常に多いですが、実際はスコップで掘り起こすのが主流です。事前に正しいイメージを持たせておくだけで、当日のギャップとがっかりを大幅に減らせます。事前準備に注意すれば大丈夫です。
行事後の活用も見逃せません。芋掘り体験後に再び『いもほりのうた』を歌うと、子どもたちの反応がガラリと変わります。「あのときのどろんこのお芋だ!」と体験と歌がリンクするからです。その後、掘ったさつまいもを使ったスタンプ製作や、スイートポテト作りなどの食育活動へ展開させると、「歌→体験→表現」という学びのサイクルが完成します。
行事後は「一番大きなおいもはどれだった?」「何番の歌みたいなおいもだった?」と問いかけるだけで、1番「でっかいぞ」・2番「ちっちゃいぞ」・3番「まっかだよ」と結びつき、記憶への定着率が高まります。歌詞と体験をつなぐ一言が条件です。
また、「でぶいもちゃんちびいもちゃん」や「おいもころころ」など関連する他の曲と組み合わせることで、行事への期待感をさらに積み上げることができます。いもほりのうただけに頼らなくてもよいということですね。
さつまいもの歌 歌詞に合わせた製作・絵本との連携アイデア(独自視点)
保育の現場でよく話題になるのは「歌をどう教えるか」です。ところが、歌を教えること自体よりも「歌を軸に他の活動と連動させること」の方が、子どもの記憶定着と表現力の向上に大きく寄与するという現場の声が増えています。つまり「歌×絵本×製作」の3層設計が、より深い保育につながるということです。
📚 さつまいもの歌に合わせた導入絵本3冊
| タイトル | 作者・出版社 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 『いもほり』 | はまのゆか(ほるぷ出版) | 芋掘りの楽しさとどろんこ感がリアルに描かれており、歌詞の「どろんこおいも」とリンクする |
| 『いもいも ほりほり』 | 西村敏雄(講談社) | かえるいも・おしりいもなどユニークな形のさつまいもが登場し、子どもの共感を引き出す |
| 『おいも!』 | 石津ちひろ文・村上康成絵(小峰書店) | 収穫から焼き芋までの流れを歌うように描いた一冊で、「やきいもグーチーパー」への橋渡しにも使える |
絵本を読み終えた直後に歌を歌うのが最も効果的なタイミングです。視覚情報として「どろんこのおいも」を見てから歌に入ると、子どもたちの声量と表情が変わることを多くの保育士が体感しています。
🎨 さつまいもの歌とセットで楽しめる製作アイデア
- 紙袋+新聞紙の「おいもほりごっこ」セット:新聞紙を丸めてお芋の形に整え、段ボール製の「畑」に埋めて、歌に合わせて「うんとこしょ!」と引っ張り出すごっこ遊びです。室内でも楽しめ、歌詞の世界をまるごと体験できます。
- さつまいもスタンプ製作:実際のさつまいもを輪切りにして絵の具でスタンプします。3番の歌詞「まっかだよ」に合わせて赤紫の絵の具を用意すると、製作と歌の内容がピタリとリンクします。子どもが「あ、3番のお芋だ!」と気づく瞬間が生まれます。
- コーヒーフィルター×毛糸の焼き芋製作:コーヒーフィルターに茶・黄・橙などのお花紙を詰め、外側を毛糸で巻けばリアルな焼き芋の飾りの完成です。「やきいもグーチーパー」を歌いながら製作すると、活動の一体感が高まります。
『いもほりのうた』で芋掘りのイメージを高めた後、「やきいもグーチーパー」でじゃんけん遊びへ移行する流れは、保育現場で非常に人気の高い活動構成です。2曲を続けて使うことで、「掘る→焼く→食べる」というストーリーが自然と生まれます。3〜5歳児には特に効果的です。
「グー・チョキ・パー」の手の形を示したペープサートを事前に準備しておくと、初めて「やきいもグーチーパー」を歌う子どもでも迷わず動作を追えるようになります。ペープサートは手作りで十分で、厚紙に3つの手の絵を描いて割り箸に貼るだけで完成します。準備はそれだけでOKです。

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