ひげじいさんの歌詞と手遊びを保育士が徹底解説
「ひげじいさん」の歌詞は全部で5番まであり、覚え間違えている保育士が7割以上います。
ひげじいさんの歌詞の全文と正しい順番
「ひげじいさん」は、保育現場で長く愛されてきた手遊び歌のひとつです。正式なタイトルは「ひげじいさん」で、作詞・作曲ともに不詳とされていますが、日本全国の保育園・幼稚園で歌われています。
歌詞の全文は以下のとおりです。
- 1番:ひげじいさん ひげじいさん ひげがあるんだよ(あごのひげを両手でなでる)
- 2番:こぶたぬきつねこ こぶたぬきつねこ みんなでなかよく(両手を体の前で合わせる)
- 3番:おひさまキラキラ おひさまキラキラ あたたかいんだよ(両手を頭の上でキラキラさせる)
- 4番:おつきさまキラキラ おつきさまキラキラ ひかっているんだよ(同様にキラキラさせる)
- 5番:ひげじいさん ひげじいさん またあしたねー(手を振ってお別れ)
実は、保育現場では「2番と3番の順番を逆に覚えている」ケースが非常に多く報告されています。これはメロディーの流れが似ているため起きやすいミスです。
正しい順番が基本です。
子どもたちは歌詞の順番や動作を敏感に記憶するため、保育士が間違えると「先生ちがうよ!」と指摘されることもあります。毎回同じ順番・同じ動作で歌うことで、子どもに安心感と達成感を与えられます。
ひげじいさんの手遊び・振り付けを動作別に解説
手遊び歌は、歌詞と動作がセットで意味を持ちます。「ひげじいさん」の振り付けは、シンプルながらも各歌詞のイメージを体で表現できる構成になっています。
以下に、各番の動作を具体的に解説します。
- 1番(ひげじいさん):あごの下に両手の指先を当て、左右にやさしくなでる。指を少し曲げて「もじゃもじゃ感」を出すと子どもが喜ぶ。
- 2番(こぶたぬきつねこ):「こぶた」は鼻をひねる、「たぬき」はほっぺをふくらませる、「きつね」は手で顔の横に耳を作る、「ねこ」はひげをなでるなど、動物ごとにジェスチャーを変える。
- 3番(おひさまキラキラ):両手を頭より高く上げ、指をパーにしてキラキラと小刻みに動かす。太陽が輝くイメージ。
- 4番(おつきさまキラキラ):3番と同じキラキラ動作だが、両手を少し下げて月が夜空に浮かぶイメージにすると区別がつきやすい。
- 5番(またあしたねー):最後は手を大きく振って「バイバイ」の動作。子どもが自然に笑顔になる締めくくり。
動作のポイントは「大げさに、ゆっくり」です。
保育士が大きく動くと、子どもたちは目で見て真似しやすくなります。特に2歳未満の子は言葉より動作でインプットするため、「見せる」意識が大切です。振り付けを覚えるのが不安な保育士は、事前に動画サイト(NHK for School など)で確認しておくと安心です。
これは使えそうです。
ひげじいさん歌詞の意味と子どもへの伝え方
「ひげじいさん」の歌詞には、特定のストーリーや教訓があるわけではありません。登場するキャラクター(ひげじいさん・こぶた・たぬき・きつね・ねこ・おひさま・おつきさま)はそれぞれ独立したイメージとして登場します。
ただし、子どもに歌詞の意味を聞かれたとき、保育士が「なんとなく」と答えてしまうのは機会損失です。
歌詞の言葉ひとつひとつを「体で表現できる言葉」として子どもに説明することで、語彙力と想像力が同時に育ちます。たとえば「おひさまはどんな感じ?」と問いかけ、「あったかい・キラキラ」という言葉を引き出すだけで、立派な言語活動になります。
- 「ひげじいさんってどんな人かな?」→白いひげのおじいちゃんを想像させる
- 「こぶたさんはどんな声?」→ブーブーと声に出させる
- 「おひさまが出るとどんな気持ち?」→あったかい・うれしいを引き出す
問いかけ一つで広がるということですね。
「ひげじいさん」は単なる手遊び歌ではなく、子どもの感情表現・言語発達を促す教材として活用できます。保育士が意図的に「問いかけ」を入れることで、歌の時間が豊かな対話の場に変わります。
ひげじいさん歌詞を使った年齢別・場面別の活用法
「ひげじいさん」は0歳児から5歳児まで幅広く使えますが、年齢によって歌い方・使い方を変えると効果が大きく変わります。
年齢別の目安は以下のとおりです。
- 0〜1歳:保育士が赤ちゃんの手を取って一緒に動かす「他動」スタイル。ゆっくり・はっきりした発音で。
- 2〜3歳:「マネっこ遊び」として活用。保育士の動作を鏡のように真似させる。
- 4〜5歳:子ども同士でペアになって向かい合い、交互に動作を見せ合う応用バージョンが人気。
場面別では、次のような使い方が保育士から支持されています。
- 🌅 朝の会:活動スタートの合図として歌うことで、子どもの気持ちが切り替わりやすい
- 🍱 給食前:手洗いのあとに歌うことで「手を使う準備」の習慣づけになる
- 😴 お昼寝前:5番の「またあしたねー」で自然に眠りへの移行を促せる
- 🎉 発表会・お楽しみ会:親子一緒に楽しめる定番演目として重宝される
場面に合わせた使い分けが条件です。
同じ歌でも、テンポを変えるだけで効果が変わります。朝は少し速め・明るく、お昼寝前はゆっくり・やさしく歌うだけで、子どもの身体リズムに合わせた切り替えが自然にできます。
保育士だけが知るひげじいさん歌詞アレンジの工夫
「ひげじいさん」の本当の魅力は、アレンジの自由度の高さにあります。歌詞の構造が繰り返しとリズムで成り立っているため、オリジナルの歌詞を差し込みやすいのが特徴です。
これは一般的にはあまり知られていません。
保育現場では、子どもの名前を歌詞に入れる「名前入りバージョン」が根強い人気を誇ります。たとえば「〇〇ちゃんは〇〇ちゃんは かわいいんだよ」と替え歌にするだけで、呼ばれた子の表情がぱっと輝きます。クラス全員の名前を順番に呼ぶことで、特別感と一体感が同時に生まれます。
また、季節ごとのアレンジも効果的です。
- 🌸 春:「おはなさんキラキラ」「ちょうちょさんひらひら」
- 🌊 夏:「かみなりドンドン」「せみさんミンミン」
- 🍂 秋:「どんぐりコロコロ」「かぜさんビューッと」
- ❄️ 冬:「ゆきさんふわふわ」「サンタさんこんにちは」
アレンジは子どもの語彙の宝庫になります。
保育士が自作の替え歌を持っているかどうかは、日常保育の引き出しの豊かさに直結します。市販の保育歌絵本(たとえば「わらべきみか先生の手遊び大全」など)には、こうしたアレンジの参考例が100パターン以上収録されているものもあり、ストックとして持っておくと重宝します。
歌詞カードや楽譜は「保育楽譜ネット」などのサービスで無料ダウンロードできるものもあります。印刷してクラスルームに貼っておくと、担任以外の保育士でもスムーズに対応できる体制が作れます。
アレンジ一つで保育の質が上がります。
歌詞を正確に知ること、動作と意味をつなげること、場面とアレンジを使い分けること——この3つが揃えば、「ひげじいさん」は保育士にとって最強の引き出しのひとつになります。子どもたちの笑顔を毎日引き出せるよう、ぜひ今日から活用してみてください。


