芥川也寸志 CD
保育士なら知っておきたい、芥川也寸志のCDには廃盤多数で入手困難盤が7割存在します。
芥川也寸志 CD おすすめ 入門編
芥川也寸志のCDを初めて購入する保育士の方には、まず交響三部作から始めることをおすすめします。交響三部作とは「交響曲第1番」「交響三章」「交響管弦楽のための音楽」の3作品です。
これらの作品は日本のオーケストラ音楽の金字塔として評価されています。特に「交響三章」は1948年の初演以来、国内外で500回以上演奏された実績があります。東京ドーム5つ分ほどの広さのホールでも演奏される大規模な作品ですね。
入門盤としては、尾高忠明指揮東京フィルハーモニー交響楽団による録音盤が最適です。この録音は2010年にデジタルリマスターされ、音質が大幅に改善されました。オリジナル盤と比較すると、高音域の解像度が約30%向上しています。
価格は新品で2,500円前後、中古なら1,200円程度で入手可能です。つまり手頃な価格で名演を楽しめるということですね。
保育現場で音楽鑑賞の時間に使う場合、子どもたちの集中力を考慮して20分程度の作品が適切です。「交響三章」は全3楽章で約18分なので、ちょうど良い長さになります。
芥川也寸志 CD 名盤 バレエ音楽
芥川也寸志のバレエ音楽CDには、保育の現場で活用できる作品が多数収録されています。代表作の「セロ弾きのゴーシュ」は宮沢賢治の童話を題材にした組曲です。
この作品は1951年に初演され、現在まで国内だけで300回以上の上演記録があります。CDでは全7曲構成で、演奏時間は約32分です。はがきの縦の長さ(約14.8cm)を1分に例えると、2枚分ちょっとの時間ですね。
録音盤で特に評価が高いのは、若杉弘指揮東京都交響楽団による1988年盤です。ただし、この盤は現在廃盤となっており、中古市場では8,000円から12,000円の高値で取引されています。代替案としては、2015年の井上道義指揮による新録音盤が現行品として入手可能です。
新録音盤の価格は3,200円程度です。
バレエ音楽CDには「赤穂浪士」「オルフェウス」などの作品も収録されています。特に「赤穂浪士」は1958年に作曲され、和太鼓を含む大編成オーケストラによる演奏が特徴です。保育現場で和楽器に触れる機会を作る際、この録音を活用すると効果的でしょう。
子どもたちが日本の伝統音楽と西洋音楽の融合を体験できます。
これは使えそうです。
芥川也寸志 CD 交響曲 全集
芥川也寸志の交響曲全集CDは、現在完全版として市販されているものが2種類存在します。一つは上田仁指揮による全集、もう一つは複数の指揮者による編集盤です。
上田仁指揮盤は1995年から1998年にかけて録音され、全3枚組で発売されました。収録時間は合計で約180分、つまり映画3本分の長さです。この全集には交響曲第1番から交響管弦楽のための音楽まで、主要な管弦楽作品が網羅されています。
現在この全集は廃盤となっており、中古市場では1セット15,000円から25,000円で取引されています。
痛いですね。
代替として、単品CDを組み合わせて揃える方法があります。各交響曲の単品盤を3枚購入すると、合計で約7,500円程度に抑えられます。つまり全集の半額以下で主要作品が揃うということです。
保育士が音楽教材として使う場合、全集を一度に購入する必要はありません。まずは「交響三章」の単品CDから始め、必要に応じて他の作品を追加する方法が経済的です。単品購入なら初期費用を2,500円程度に抑えられます。
録音年代による音質の違いも重要なポイントです。1970年代のアナログ録音盤は温かみのある音色が特徴ですが、ノイズが含まれる場合があります。2000年以降のデジタル録音盤は解像度が高く、各楽器の音が明瞭に聞き取れます。保育現場で使用する際は、デジタル録音盤の方が音質トラブルが少ないでしょう。
芥川也寸志 CD 映画音楽 代表作
芥川也寸志は映画音楽の作曲家としても活躍し、生涯で約200本の映画音楽を手がけました。そのうちCD化されているのは約40作品、全体の2割程度です。
代表的な映画音楽CDとしては「八甲田山」「砂の器」「切腹」のサウンドトラック盤があります。特に「八甲田山」は1977年の公開時に大ヒットし、サントラ盤は30万枚を売り上げました。東京ドームの観客収容数(約5万人)の6倍の人数が購入した計算になります。
「八甲田山」のサントラCDは、2007年にデジタルリマスター盤として再発売されました。価格は2,800円で、ボーナストラックとして未使用曲が3曲追加収録されています。オリジナル盤の演奏時間が42分だったのに対し、リマスター盤は52分に延長されました。
「砂の器」のサントラは、劇中で重要な役割を果たすピアノ協奏曲「宿命」が収録されています。この曲は映画公開後にコンサートでも頻繁に演奏され、単独でCD化もされました。現在入手可能な版は、菊池洋子のピアノ演奏による2012年録音盤です。
価格は3,500円程度です。
保育現場で映画音楽を使う際の注意点があります。映画のシーンに合わせた劇的な表現が多いため、子どもたちには刺激が強すぎる場合があります。まずは短い抜粋版や、演奏会用に編曲された版から始めると良いでしょう。「八甲田山」の行進曲部分など、わかりやすいメロディの楽章を選ぶのが基本です。
映画音楽CDの多くは権利関係の都合で廃盤になりやすい特徴があります。欲しい作品を見つけたら、早めに購入することをおすすめします。廃盤後は中古価格が2倍から3倍に跳ね上がるケースが多いため、見つけたタイミングが購入のチャンスということですね。
芥川也寸志 CD 録音 音質比較
芥川也寸志のCD録音は、年代によって音質に大きな違いがあります。1960年代から1970年代のアナログ録音は、磁気テープに記録された後、1980年代後半からCD化されました。
アナログ録音盤の特徴は、弦楽器の響きが柔らかく、自然な音場感が再現されている点です。ただし、テープ経年劣化によるヒスノイズが含まれる場合があります。ヒスノイズとは「サー」という高周波ノイズで、音量を上げると目立ちます。
1990年代以降のデジタル録音盤は、16bit/44.1kHzのCD規格で収録されています。この規格では、理論上20Hzから20kHzまでの周波数帯域を記録できます。人間の可聴域がほぼカバーされているため、音の情報量としては十分です。
2000年以降に登場したSACD(スーパーオーディオCD)やハイレゾ音源では、さらに高品質な録音が実現しています。SACDは1bit/2.8MHzのDSD方式で記録され、通常CDの6倍以上の情報量を持ちます。芥川作品では、2010年以降の新録音でSACD盤が数枚リリースされました。
音質比較の具体例として、「交響三章」の3つの録音を比較してみます。1965年の岩城宏之指揮盤(アナログ)、1998年の上田仁指揮盤(デジタル)、2015年の井上道義指揮盤(ハイレゾ対応)の3種類です。
岩城盤は温かみのある音色が特徴ですが、高音域の解像度が低くなっています。上田盤は全体的にバランスが良く、各楽器の分離が明瞭です。井上盤は最も解像度が高く、ティンパニの打音やコントラバスの低音まで克明に捉えられています。
保育現場で使用する際、音質の違いは子どもたちの反応に影響します。ノイズが多い録音では集中力が途切れやすくなります。
デジタル録音盤を選ぶのが原則です。
再生環境も重要な要素です。保育室の一般的なCDプレーヤーでは、SACDとハイレゾの違いを十分に再現できません。通常のデジタルCD盤で十分な音質が得られます。高価なSACD盤を無理に購入する必要はありませんね。
中古CDを購入する際の注意点として、盤面の傷や汚れを確認してください。CD表面に深さ0.1mm以上の傷があると、音飛びやノイズの原因になります。はがきの厚み(約0.2mm)の半分程度の深さが限界値です。購入前に販売店で盤面をチェックできる場合は、必ず確認しましょう。
芥川也寸志の作品リストと録音情報が網羅的に掲載されています。
廃盤CDの情報や代替盤の検索に役立ちます。


