横山菁児 曲と保育現場の活用
横山菁児の楽曲は保育現場で使うと著作権違反になります。
横山菁児の代表的な楽曲一覧
横山菁児は1935年生まれの日本を代表する作曲家で、特にアニメや特撮作品の音楽で知られています。国立音楽大学作曲科を卒業後、作曲家の服部正に師事し、朝日放送のラジオドラマで本格デビューを果たしました。
代表作には「聖闘士星矢」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「まじかるタルるートくん」などのアニメ作品があります。特撮作品では「超人機メタルダー」「特警ウインスペクター」「超力戦隊オーレンジャー」などメタルヒーロー・戦隊シリーズの音楽も担当しました。uta-net+2
最も有名な作品の一つが、1992年のアニメ映画「三国志」三部作の音楽です。「英雄の黎明」「風姿花伝」「群雄割拠」といった楽曲は、中国の古曲と誤解されるほど完成度が高く、台湾や香港の武侠映像作品でも背景音楽として使用されています。マリンバなどの打楽器を効果的に使った、ジャズっぽくアダルティーな雰囲気が特徴的です。ameblo+1
2017年7月8日に82歳で逝去するまで、日本の映像音楽界に大きな足跡を残しました。
横山菁児の曲と保育園での音楽教育効果
保育現場で音楽活動を取り入れることは、子どもたちの発達に多面的な効果をもたらします。歌うことで運動にもなり、歌詞を覚えることで言葉への興味・関心を育てることができます。
参考)保育園・幼稚園で歌いたい!春の歌・童謡17曲【3,4,5月・…
音楽活動の主な効果は以下の通りです。歌詞の内容をイメージすることで想像力を養い、音感・リズム感を育む効果も期待できます。雨で外遊びができない日だけでなく、普段から積極的に取り入れたい活動です。
季節に合った歌を歌うことで、子どもたちは季節とのイメージを繋げやすくなります。つまり四季の変化への理解が深まるということですね。また季節や行事への興味・関心を養うこともできます。
保育士が笑顔で、子どもたちとアイコンタクトをとりながら楽しそうに歌うことが最も重要です。先生が楽しそうだと、子供たちも自然に笑顔になり、楽しんでもらえます。手遊びを取り入れて、歌に合わせて大きく体を動かすと、子供たちも楽しめますし、運動しながらリズム感や音感も養えます。
生の音楽体験を大切にすることも重要です。どんなに小さな子どもでも、できる限りたくさん生の音楽に触れる経験があったほうがよいでしょう。音楽は聴きすぎて病気になることはありません。
横山菁児の楽曲を保育で使う際の著作権注意点
保育現場で音楽を使用する際には、著作権への配慮が必要不可欠です。横山菁児の楽曲は著作権で保護されており、2017年に逝去されているため、著作権の保護期間は死後70年間続きます。
無断使用が問題になるのはこういった場面です。発表会やお遊戯会でのCD音源の使用、動画配信での楽曲使用、園のホームページでの音楽掲載などは、権利者の許諾が必要になります。許諾を得ずに使用すると著作権侵害に該当する可能性があります。
一方で、保育園や幼稚園での日常的な保育活動での使用については、一定の条件下で例外が認められる場合もあります。ただし、営利目的での使用や、外部に公開する場合は別途許諾が必要です。
参考)https://utastar.com/news/12/
安全に音楽を活用するための対策として、まず楽曲の権利状況を確認することが基本です。次に、JASRACなどの著作権管理団体に利用申請を行う方法があります。また、二次利用ガイドラインが明示されている楽曲を選ぶことも一つの手段です。
保育現場での音楽活動を充実させるには、著作権フリーの童謡や、保育向けに二次利用が許可されているオリジナル楽曲を活用するのが確実です。権利関係をクリアにした上で、子どもたちに質の高い音楽体験を提供することが大切です。
横山菁児の曲に近い雰囲気の童謡・唱歌
横山菁児の楽曲の特徴である打楽器の心地よい響きやリズミカルな構成は、保育現場で人気の童謡・唱歌にも共通する要素があります。著作権を気にせず使える楽曲を選ぶことで、同様の音楽体験を子どもたちに提供できます。
参考)https://ameblo.jp/1012wsp/entry-10764720343.html
リズミカルで子どもが体を動かしやすい楽曲としては、伝統的なわらべうたが最適です。「どちらにしようかな かみさまのいうとおり」や「いたいのいたいのとんでいけ」などは、シンプルなリズムで子どもたちが参加しやすい構造になっています。
打楽器を取り入れた保育活動も効果的です。保育園での音楽遊び活動では、年間の仕上げとして簡単なアンサンブル体験を取り入れることがあります。ブルグミューラーやチャイコフスキーなど、クラシック音楽の中から子どもに親しみやすい曲を選び、打楽器演奏を体験させます。
参考)【事例紹介】保育園での音楽あそび活動 – 音楽文…
季節感のある童謡も横山作品の壮大さとは異なりますが、情緒を育む点で共通します。「おはながわらった」などは、歌詞からイメージを広げてジェスチャーと合わせて歌うことで、表現力・語彙力を養えます。どんな色や匂いの花かを想像させることで、子どもの創造力が刺激されます。
わらべうた研修を実施している保育園もあります。月に一度講師に来てもらい、子どもたちの心に響く歌い方や曲のレパートリー、課業の進め方を学びます。こうした取り組みで、保育士自身の音楽指導力も向上します。
参考)横山さんわらべうた☆
横山菁児の楽曲が保育現場にもたらす独自の価値
横山菁児の音楽には、一般的な童謡とは異なる独自の教育的価値があります。それはドラマチックな展開と壮大なオーケストレーションです。「三国志」や「聖闘士星矢」の音楽は、物語性が強く、子どもたちの想像力を大きく刺激します。
アニメや特撮音楽を保育に活用する意義は、子どもたちの日常体験と音楽を結びつけられる点にあります。家庭でアニメを見ている子どもにとって、園で同じ作曲家の音楽に触れることは、音楽への親近感を高めます。
これは「経験」の積み重ねとして重要です。
音楽体験は「0と1で大きく違う」という考え方があります。一度でも生の演奏や質の高い音楽に触れた経験があるかないかで、子どもの音楽への感受性は大きく変わります。横山菁児のようなプロフェッショナルな作曲家の作品に触れることは、子どもたちにとって貴重な音楽体験になります。
ただし、実際に保育現場で使用する際には、先述の著作権の問題を必ずクリアする必要があります。鑑賞教材として使う場合でも、外部への公開を伴う場合は許諾が必要です。
これは絶対に守るべきルールです。
保育士ができる工夫として、横山菁児の音楽性を参考にしながら、著作権フリーの楽曲を選ぶ方法があります。打楽器を効果的に使った曲、ドラマチックな展開のある曲、オーケストラの響きが豊かな曲など、同様の要素を持つ楽曲は他にも存在します。子どもたちに多様な音楽体験を提供するため、幅広いジャンルから選曲することが大切です。
横山菁児の曲を活用した具体的な保育活動案
著作権をクリアした上で、横山菁児の音楽性を保育活動に取り入れる方法をご紹介します。まず、音楽の世界観を想像する活動から始めましょう。
音楽鑑賞を通じた想像力育成の活動では、曲を聴きながら「どんな場面かな?」と子どもたちに問いかけます。横山菁児の「三国志」音楽のような壮大な曲を使う場合、英雄が戦っている様子や、広い大地を旅する様子などをイメージさせます。子どもたちは自由に想像を膨らませ、絵を描いたり、身体表現をしたりすることで、音楽への理解が深まります。
リズム遊びと打楽器体験も効果的です。横山作品の特徴であるマリンバの響きを参考に、木琴や鉄琴を使った活動を取り入れます。保育園では、紙・竹・石など異なる音色を聞き分ける遊びも実践されています。音色の違いを認識することは、音楽的感性を育む基礎になります。nodoka-cg+1
物語と音楽を組み合わせた活動も子どもたちに人気です。絵本の読み聞かせに音楽を組み合わせることで、臨場感が増し、物語への没入感が高まります。ただし、音楽は物語の雰囲気に合ったものを選び、子どもたちの集中を妨げない音量で流すことが大切です。
年齢別の活動アイデアも工夫できます。
- 0〜2歳児:シンプルなリズムの曲に合わせて体を揺らす、楽器を鳴らす
- 3〜4歳児:曲に合わせて自由に身体表現、簡単な楽器演奏
- 5歳児:曲の雰囲気を言葉で表現、グループでのアンサンブル体験
保育士が楽しそうに音楽を提示することが何より重要です。先生が笑顔で子どもたちとアイコンタクトをとりながら活動すれば、子どもたちも自然に音楽を楽しめます。難しい技術よりも、音楽を楽しむ姿勢を伝えることが基本です。
保育における音楽活動の最終目標は、子どもたちが音楽を好きになることです。みんなと遊ぶことが喜びになり、ルールを守って遊ぶ楽しさを知り、保育士が子どもたちを大切に思っていることが伝わることが何より大切です。
保育現場での実践的な音楽活動の事例が詳しく紹介されています。年齢別のアプローチや具体的な楽曲例が参考になります。
保育士くらぶ「保育園・幼稚園で歌いたい!春の歌・童謡17曲」
季節に合わせた童謡の選び方や、歌を教える際のポイントが詳しく解説されています。
音楽活動のねらいも明確に示されています。


