夜間保育那覇で働く保育士の仕事・求人・施設の全実態
那覇市の認可夜間保育園は、2025年4月についにゼロになりました。
夜間保育那覇の現状:認可園ゼロという衝撃的な事実
2025年3月末、那覇市の保育業界に大きなニュースが走りました。沖縄県内で初めて認可保育園として夜間保育を始めた「玉の子夜間保育園(那覇市牧志)」が、令和7年4月をもって夜間保育を休園したのです。
1997年に県のモデル事業としてスタートし、28年にわたって那覇で働く親たちを支えてきた同園の休園は、保育士不足と園児数の減少が主な原因とされています。これにより、那覇市内の認可夜間保育園はゼロになりました。
那覇市は県外から保育人材を確保するための「県外保育士移住支援事業」を実施しているほどです。保育士不足は深刻な問題です。
一方で新しい動きもあります。2024年11月、那覇市松山に認可外保育園「ビリーブ・ハウス」が開所しました。夕方17時から翌朝8時まで対応し、1日5,000円で子どもを預けられる施設として注目を集めています。また、令和6年4月には認可外夜間保育「リトルキッズ ゆいまぁる」も那覇市内に開設。最大27名の子どもを預かれる体制を整えています。
つまり「認可園がゼロ」という現実はあるものの、認可外施設の数は増えつつあるというのが現在の那覇の実態です。
以前から琉球新報の報道によると、県内の認可夜間保育園3カ所の定員は計90人に過ぎず、需要に対して供給が追いついていない状況でした。那覇市の内部資料でも「一時預かり保育や夜間保育施設の受け皿が不足している」と明記されているほど、慢性的な課題が続いています。
夜間保育に携わろうとする保育士にとって、那覇市は「施設が少ない分、求人ニーズが高い」という特殊な市場環境です。そこを理解したうえで働く場所を選ぶことが重要です。
沖縄タイムスによる那覇市の夜間保育に関する詳細な報道はこちらで確認できます。
夜間保育那覇の保育士の仕事内容:日勤と何が違うのか
夜間保育の仕事は、昼間の保育とはリズムが根本的に異なります。那覇市内の夜間保育施設では、おおむね17時〜翌8時という時間帯でのシフトが組まれています。
夕方の登園受け入れから始まり、保育士の業務は夕食の配膳・食事介助、歯磨きの見守り、お風呂や着替えのサポートと続きます。子どもたちが眠りにつく21時〜22時頃には、絵本の読み聞かせや入眠前の声かけが重要な仕事になります。就寝後も定期的な睡眠チェック(呼吸確認)を行い、異変がないかを見守ります。つまり「生活全般を支える保育」です。
就寝を見守る夜間業務は、特にSIDS(乳幼児突然死症候群)対策として睡眠中のチェックが法的にも求められており、責任の重い仕事です。那覇市の行政資料でも、夜間認可外保育施設に対して睡眠中の事故防止対策として夜間に保育士を加配する「夜間認可外保育安全対策事業」が実施されています。
一方で、昼間保育との大きな違いとして「書類や行事準備が少ない」点があります。運動会や発表会などの行事対応はなく、業務が夜間の保育時間内でほぼ完結します。持ち帰り仕事が少ないのは、日中の保育に疲れを感じている保育士には魅力的な環境です。
また、子どもの人数が日中より少ない傾向があるため、一人ひとりとゆっくり向き合える時間が確保しやすい場面もあります。大勢の集団保育が苦手な保育士、または個別ケアに強みを持つ保育士にとっては、やりがいを感じやすい現場です。
| 業務タイミング | 主な仕事内容 |
|---|---|
| 夕方(17〜19時) | 登園受け入れ、体調確認、夕食の準備・介助 |
| 夜(19〜22時) | 入浴補助、歯磨き、着替え、絵本読み聞かせ、寝かしつけ |
| 深夜(22時〜翌5時) | 睡眠チェック(呼吸・体温確認)、夜間の体調変化への対応 |
| 早朝(5〜8時) | 起床サポート、朝食介助、保護者への引き継ぎ・連絡 |
保護者への引き継ぎも重要です。夜間は保護者と直接顔を合わせる機会が少ないため、連絡帳や口頭での簡潔な伝達スキルが求められます。体調変化・食事量・睡眠状況を的確に共有することで、家庭での保育にスムーズにつなげることができます。
夜間保育那覇の保育士求人:給与・待遇の実態
那覇市で夜間保育士として働く場合の給与水準は、どのくらいになるのでしょうか。
求人ボックスのデータによると、那覇市での保育士夜勤の平均月給は約22.4万円とされています。これは沖縄県の日勤保育士の平均月給(約22万円)と大きくは変わりませんが、夜勤手当・深夜割増を加算すると実質的な時間単価は高くなります。
重要な点があります。労働基準法第37条により、22時〜翌5時の労働には「25%以上の深夜割増賃金」の支払いが義務付けられています。例えば、時給1,200円の保育士が深夜帯に7時間働くと、割増分だけで計算すると1,200円×25%×7時間=2,100円の上乗せになります。1ヶ月に20日勤務したとすれば、割増分だけで月4万2,000円の差が生まれる計算です。
具体的な求人例を見てみましょう。
- 📍 ビリーブ・ハウス(那覇市松山):月給19〜22万円、研修期間中は時給1,200円~、夜勤手当別途あり
- 📍 株式会社ブレイブ(奥武山公園駅エリア):日勤8:30〜17:30/夜勤17:00〜翌9:00(休憩120分)、時給1,200円〜
- 📍 リトルキッズ ゆいまぁる(那覇市内):保育士資格者歓迎、夜間専属シフト対応
求人の数自体は、那覇市全体の保育士求人に比べると少ないのが現状です。那覇市では保育士夜勤の求人が約429件(求人ボックス調べ)ありますが、その多くは介護系施設を含むもので、純粋な夜間保育園の求人に絞ると選択肢は限られます。
給与面では日勤保育士より有利になりやすいのは確かです。ただし、認可外施設が中心のため、処遇改善手当の対象外になるケースもあります。認可保育施設に限られる処遇改善等加算は、認可外の夜間保育施設では受けられない場合が多い点を頭に入れておく必要があります。
那覇市が取り組む処遇改善や保育士支援の制度については、以下のページで詳しく確認できます。
夜間保育那覇で働く保育士のメリットと健康管理の注意点
夜間保育士として働くメリットは、給与面だけではありません。生活スタイルの選択肢が広がる点でも評価されています。
まず大きなメリットが「日中の時間を自由に使える」ことです。夜間シフト専属で働く場合、平日の日中は空き時間になります。この時間を活用して、日中に別の保育施設でパート勤務するWワークや、資格取得のための勉強、育児や家事に充てることが可能です。
また、那覇市のビリーブ・ハウスでは「週1日からOK」という柔軟な募集をしており、副業や掛け持ちを前提とした働き方を許容している施設もあります。本業は日勤保育士として働きながら、週末の夜間保育で収入を上乗せするという選択肢も現実的です。
ただし、健康管理には注意が必要です。夜間勤務による体内時計の乱れは、単なる「眠気」で済む問題ではありません。研究によると、夜勤シフトで働く労働者は睡眠障害・肥満・2型糖尿病のリスクが高まることが分かっています。日本経済新聞や医療機関の情報でも、夜勤従事者の体内時計の変調と深部体温の乱れが健康リスクに直結することが報告されています。
- 🌡️ 夜勤中は体内の深部体温が低下し、日中に眠りにつきにくくなる
- 😴 日勤と夜勤を繰り返すシフトは、概日リズムの乱れを引き起こす
- 🍽️ 生活習慣の変化から外食・中食が増え、栄養バランスが崩れやすい
- 🧠 精神的疲弊から、うつ状態や情緒不安定につながるリスクもある
夜間専属シフトで固定化することで、ある程度は体内リズムを安定させることができます。日勤・夜勤が頻繁に入れ替わる交代制よりも、夜間専属の方が身体への負担は小さいとされています。
特に注意が必要なのは、夜勤明けの帰宅時に朝陽を浴びることで体内時計がリセットされ、疲れていても眠れなくなる現象です。サングラスを着用して光を遮る、帰宅後すぐに遮光カーテンを閉めるといった工夫が、健康維持のために有効です。
夜間保育士として長く働き続けるためには、自分の勤務スタイルに合った環境を選ぶことが最優先です。応募前に「夜勤専属か交代制か」「勤務日数の上限は設定されているか」「健康診断は定期的に実施されているか」を確認することを強くおすすめします。
那覇で夜間保育士として転職・就職するための独自視点:沖縄の飲食・観光業界との連携に注目
那覇市は、夜間保育のニーズが他の地方都市と一線を画す特別な背景を持ちます。国際通りや松山エリアを中心とする飲食・観光・サービス業の集積が非常に高く、深夜まで働く保護者の割合が沖縄県内でも際立って多い地域です。観光業が盛んな沖縄では、シーズンによる繁閑の差が大きく、保育需要も変動します。
この点は保育士にとってのメリットにもなります。飲食店やホテル・リゾート施設と提携する夜間保育施設は、安定した利用者を確保しやすいため、施設の経営基盤が比較的安定しているケースがあります。施設選びの際、「どの業界・企業と連携しているか」を確認することは、雇用の安定性を見極める独自の視点です。
実際、那覇市松山に開設した「ビリーブ・ハウス」は、松山エリアで働く女性をターゲットとした施設として開設されており、同エリアの飲食・サービス業従事者をメインの利用者層として想定しています。つまり、夜間の需要が安定して見込める地域での施設開設といえます。
また、那覇市は全国的に見ても夜間保育施設の絶対数が少ない地域です。認可夜間保育園がゼロになったことで、認可外施設への需要が一気に集中している状況は続いています。今後、那覇市内で新たな夜間保育施設の開設が進む可能性があり、その際の保育士求人数は増加する見通しです。
いまのうちに那覇市の夜間保育施設でキャリアを積んでおくことは、数少ない「夜間保育の実務経験者」というポジションを確立することにつながります。これは将来的に施設長・リーダー職を目指す保育士にとっても、差別化できる経歴です。
認可外施設での経験が評価される場面も増えています。認可外施設で積んだ夜間保育の実績は、将来的に認可施設での夜間対応プロジェクトや、自治体の保育事業アドバイザーとしての活動に活かすことができます。
- 🏨 那覇市の夜間保育は観光・飲食業と強く結びついているため、需要が底堅い
- 📈 認可園ゼロの現状が、認可外施設への需要集中を生み出している
- 🌟 夜間保育の実務経験は、保育士としての希少なキャリアになる
- 🔍 施設の提携業種・連携先を確認することで、安定した職場を選べる
夜間保育の求人を探す際には、「那覇市夜間保育 保育士」という検索ワードで求人サイトを確認するのが最も効率的です。IndeedやエンゲージといったWebサービスで最新情報が確認できます。
