うれしいひなまつり(歌とピアノ伴奏)

山野さと子さんの、うれしいひなまつりの歌詞は間違い?

うれしいひなまつりの歌詞は間違い?

ネットでは「うれしいひなまつり」と言えば、山野さとこさん、歌の作詞もされています。

山野さと子さんは、1980年代のアニメ、メイプルタウン物語やビックリマン、トッポジージョ、ひみつのアッコちゃん(2期)に出演していた声優さんです。

こちらが、山野さと子さんと森の木児童合唱団が歌う「うれしいひなまつり」です。

山野さと子さんが歌う、うれしいひなまつり

あーこれだ!って感じですね。子どもたちの心をガッチリつかみそうな感じ。

ところで、実は歌詞が間違ってる、という噂があるそうです。どういうことなんでしょうか?

歌詞の3番で、以下のようなフレーズがあります。

すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣

ところが、「赤い顔をしているのは、右大臣ではなく左大臣」「雛人形を正面から見て歌詞を作ったので、向かって右においてある左大臣を、右大臣だと思ってしまった」ということらしいんです。

実際に、雛人形の並びを見てみましょう。

向かって右が左大臣です。

実は昔の日本では、身分が高いとか目上の人は左に立つという習わしがあるんですね。これは「神社の手水は、まず左手から清める」というところにも現れているそうです。

なるほどー、じゃあ左大臣は赤い顔をしているんでしょうね。実際に見てみましょう。

これが左大臣。

白髪のご老人ですね。しかし、特に顔が赤いということはないような?

次に、右大臣を見てみましょう。

こちらはかなり若い色男という感じ。

調べると、かなーり昔の雛人形には「左大臣の顔が赤ら顔」というものもあったようですね。作詞者の山野さと子さんが参考にした雛人形では、たまたま左大臣の顔が赤かったということでしょうか。

山野さと子さん本人のコメントも特にないようで、ほんとに間違えたのか、何か別の意図があるのかは謎のままです…。

まとめましょう。

  • たのしいひなまつりの歌詞の右大臣は、実は左大臣のはずだったと言われている。
  • 左大臣は、ひなだんの向かって右側に置かれるので左大臣=右大臣だと勘違いした説。
  • でも、今の雛人形では、左大臣が赤ら顔になっているものはほぼナシ。本当に歌詞が間違いだったかどうかは謎のまま。