凧上げ手作り簡単アイデアと保育ねらい完全ガイド

凧上げ手作りを簡単に保育へ取り入れるための完全ガイド

シールを貼りすぎた凧は、重くなって飛ばなくなります。

この記事でわかること
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手作り凧の素材別・簡単製作アイデア

ビニール袋・画用紙・折り紙・コピー用紙など、保育園にある身近な材料で作れる凧のアイデアを年齢ごとに紹介します。

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凧がよく飛ぶための「凧名人直伝」のコツ

糸目の位置・骨のまっすぐさ・左右バランスなど、保育現場で今日から使えるポイントを具体的に解説します。

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保育での凧揚げ「ねらい」と安全な場所の選び方

航空法や電線リスクなど、保育士が知っておくべき注意点と、クラス別のねらい設定の方法をわかりやすくまとめています。

凧上げ手作りの保育ねらいと子どもの育ちへの効果

 

凧上げの手作り製作を保育に取り入れるとき、活動の「ねらい」をあらかじめ整理しておくことが大切です。ねらいが明確だと、声かけの言葉も自然と変わってきます。

保育における凧上げのねらいとしてよく挙げられるのは、主に次の3点です。

  • 🎎 日本の伝統文化への親しみ:凧揚げはお正月の風物詩として江戸時代から庶民に親しまれてきた遊びで、凧の名前の語源(もともとは「イカ」と呼ばれていた)などの豆知識を伝えると、子どもの好奇心を引き出しやすくなります。
  • 🏃 身体を使った外遊びの充実:凧を高く揚げようとして全力で走る経験は、寒い冬の時期に体を温め、全身運動につながります。走りながら空を見上げるという動作が、体幹バランスや首・腕の力にも働きかけます。
  • 🎨 製作から遊びへとつながる達成感:自分で作ったものが実際に空に舞い上がる体験は、子どもに強い達成感と自己効力感を与えます。「できた!」「飛んだ!」という感動は、次の製作活動への意欲にもつながります。

つまり凧上げは、文化・運動・製作の3つをまとめて経験できる活動です。

保護者への持ち帰り活動としても活用しやすく、家族で凧揚げを楽しむことで、家庭とのつながりも生まれます。さらに2歳以上の幼児クラスであれば、「大きく走る」「糸を緩めたり引いたりする」という微細・粗大運動の両方が経験できる点も見逃せません。

大分県教育委員会「凧をつくってあそぼう!」指導計画(ねらいと保育展開の参考に)

凧上げの簡単手作りアイデア【素材別・年齢別に選べる5種類】

手作り凧は素材によって難易度と飛びやすさが大きく変わります。クラスの年齢や製作時間に合わせて選ぶのが基本です。

① ポリ袋(レジ袋・ビニール袋)で作る凧|0〜2歳向け

最も簡単で軽い凧です。持ち手つきのビニール袋(スーパーの袋でOK)に油性ペンで絵を描き、持ち手部分に凧糸を結ぶだけで完成します。製作時間は10分以内。0歳・1歳の乳児クラスでは、袋をふわふわと引っ張って歩くだけでも十分に楽しめます。完成品は縦30cmほど(A4用紙の縦の長さとほぼ同じ)なので軽くて安全です。

② 画用紙凧|2〜3歳向け

画用紙1枚を縦半分に山折りして折り目をつけ、凧糸を通すだけで作れます。骨組みが不要なので、竹ひごや接着剤を使う必要がありません。折り紙よりも丈夫で、絵が描きやすいのが特徴です。ストローを凧の上部1/3の位置に貼り付けて糸をつけると、安定して飛びやすくなります。

③ コピー用紙(A4)で作る凧|3〜4歳向け

A4コピー用紙1枚で作れる軽量な凧です。折り目を利用して凧の形を作り、目打ちで穴を開けて糸を通します。保育士があらかじめ型や折り目を作っておくと、子どもが絵を描く作業に集中できます。コピー用紙に塗り絵の下絵を印刷しておくと、乗り物や動物など好きなキャラクターの凧が完成します。

④ 折り紙で作るミニ凧|3歳以上向け

折り紙1枚とたこ糸だけで作れる小さな凧です。完成サイズは15cm四方(折り紙の大きさそのまま)とコンパクトで、室内でも楽しめます。穴を開けて糸を通す作業は破れやすいため、保育士が担当すると安心です。

⑤ コピー用紙+竹ひごの本格凧|4〜5歳向け

コピー用紙の両端に竹ひごを巻き込んで固定する、少し本格的なタイプです。骨組みがあるぶん丈夫で、外でしっかり風を受けられます。竹ひごを使う作業は4歳以上を目安にし、接着剤の使用は保育士が補助してください。完成した凧は縦横ともにA4サイズ(21cm×29.7cm)程度で、十分な揚力を得られます。

これが基本です。クラスの月齢・体力・製作時間を考えて選びましょう。

凧上げをよく飛ばすための凧名人直伝コツ|手作り凧に今日から使える

「作ったのに飛ばなかった」という声は保育現場でもよく聞きます。実は、手作り凧が飛ばない原因の多くは、作り方の細かな「ずれ」にあります。

全国の子ども向け凧上げ大会に集まる凧名人たちが挙げるポイントは、大きく5つです。

ポイント 内容 NG例
① 軽い素材を選ぶ 不織布・ビニール袋が最適 発泡スチロール・厚紙
② 骨はまっすぐに ストローのL字曲がり部分は使わない 曲がったストロー使用
③ 左右のバランスを合わせる 型紙を使って左右対称に切る フリーハンドで非対称
④ 糸目の位置は1/3 凧の高さの上から1/3の位置に糸をつける 真ん中や下に糸を結ぶ
⑤ 糸の長さは縦の2倍 凧の縦の長さの約2倍の糸を結ぶ 短すぎる・長すぎる糸

特に見落としがちなのが「糸目の位置」です。凧に糸を取り付ける位置が真ん中や下すぎると、凧が前傾きにならず揚力(持ち上がる力)が生まれにくくなります。凧の高さを3等分して、上から1/3のところに糸を結ぶのが原則です。

これは使えそうです。

シールを多く貼りすぎると凧が重くなり飛ばなくなります。子どもが飾り付けにシールを使いたがる場合は、「油性ペンで描いてもらう」か「ビニールの下に好きな絵を敷いてなぞる」方法が、軽さを保ちながら楽しめる代替案として有効です。

凧糸の最初の長さは4〜5m(大人が両腕を広げた長さの約2〜3倍)を目安にして、慣れてきたら少しずつ伸ばしていくとスムーズに揚げられます。

凧上げ手作りを乳児クラスでも楽しむ意外な方法|走らなくてもOK

「凧上げは幼児クラスのもの」と思っていませんか。実は、0歳・1歳の乳児クラスでも十分に「凧遊び」の楽しさを味わえます。これは意外ですね。

乳児向けの凧遊びで重要なのは、「高く飛ばす」ことよりも「風を感じる・動きを楽しむ」体験を中心に設計することです。

具体的には、次のような楽しみ方があります。

  • 🌬️ 廊下を歩くだけで飛ばす:ポリ袋で作った軽い凧は、室内の廊下を歩くだけでもふわふわと後ろになびきます。0歳児が歩行練習中でも参加できます。
  • 🏃 走る速さを競う:1歳後半〜2歳の子どもは走ることが大好きです。「凧を高く上げた子が勝ち」よりも、「みんなで走ってみよう」という形にすると、転倒リスクも低くなります。
  • 🎨 お絵描きを主役にする:0歳・1歳の場合、「ビニール袋に油性ペンで自由に描く」製作を主活動として楽しみ、揚げることは保育士のデモンストレーションで見せるだけにしても十分に成立します。

乳児クラスで特に向いているのは「ポリ袋凧」です。100均で手に入る40Lサイズの白いポリ袋(約60cm×80cm)は大きくて絵が描きやすく、軽くてふわふわとよくなびきます。竹ひごや接着剤を使わないため、安全面でも安心です。

乳児クラスの凧遊びは走れなくてもできます。

保育士が事前に見本の凧を作っておいて、活動前に「こんなふうに飛ぶよ」とデモンストレーションをすると、子どもが製作への見通しを持ちやすくなります。特に1歳クラスでは、保育士が凧を持って廊下を走る姿を見せるだけで子どもが大喜びすることも多く、「真似したい!」という意欲が自然と高まります。

凧上げの保育で失敗しない場所選びと安全チェックリスト

凧上げの事故で最も多いのは「前を向かずに走ってぶつかる」こと。そして見落とされがちなのが、電線と航空法の存在です。

凧上げを屋外で行う前に、保育士が確認しておくべき安全チェックリストを整理しました。

チェック項目 内容
✅ 電線がないか確認 電線に凧が引っかかると感電のリスクがあります。電線から十分に離れた場所を選びましょう。
✅ 空港の近くでないか確認 航空法第134条の3により、空港周辺の空域での凧揚げには国土


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