レタスの歌・木村カエラを保育士が食育で活用する方法
レタスを毎日食べると、子どもの「かんしゃく」が減ります。
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「レタスの歌」木村カエラとはどんな曲か
「レタスレタス」は、NHK Eテレで毎週月曜から金曜の朝6時55分から5分間放送される番組「Eテレ0655」のおはようソングの一曲です。歌っているのは、東京都足立区出身の歌手・木村カエラ。「Butterfly」や「リルラ リルハ」などのヒット曲で知られる彼女が、2010年代から続くこの教育番組のために歌い上げた一曲です。
番組「Eテレ0655」は、NHKとクリエイター集団「ユーフラテス」が共同制作するミニ番組です。番組監修は慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の佐藤雅彦氏で、「ピタゴラスイッチ」と同じスタッフが手掛けています。子どもだけでなく大人にも人気があり、「朝の送り出し番組」として長年親しまれてきました。
この曲の正式タイトルは「レタスレタス」で、作詞・作曲は堀江由朗・うちのますみ(内野真澄)・佐藤雅彦の3名によるものです。番組では「1コーラスver.」として放送されましたが、CDや配信では2コーラスのフルバージョンが収録されています。これが重要なポイントで、フルバージョンには「氷水に5分以上つけると栄養が逃げる」「水切りはしっかりと」「炒めても美味しい」など、驚くほど具体的なレタスの調理方法と栄養知識が詰め込まれています。
2012年にリリースされた配信シングル「レタスレタス(1コーラスver.)」は、当時大きな話題を呼びました。タイアップはNHK『Eテレ0655』おはようソングです。その後、コンピレーションアルバム「2355/0655 ソングBest!」にもフルバージョンで収録されています。つまり「子ども向けの番組の歌」という印象を持たれがちですが、実際には子育て世代の大人にも広く浸透した楽曲なのです。
保育士にとってこの曲がなじみ深い理由がここにあります。Eテレ0655は「朝の送り出し」を目的とした番組であり、保育園に通う子どもたちが視聴する時間帯に放送されています。子どもが「あ、知ってる!」と反応しやすい曲を、食育の入り口として活用できるのです。
NHK公式「Eテレ0655」番組ページ(おはようソングの放送情報はこちら)
レタスの歌の歌詞に込められた食育の知識
「レタスレタス」の歌詞は、保育士の視点から見ると非常によく作られた食育教材です。歌詞をじっくり確認すると、そのことがよくわかります。
1番の歌詞では「レタスをひと玉よくながめ、逆さに返して芯を抜く、水でざぶざぶあらいます、氷水でひやします、ざるで水切り念入りに、ドレッシングをつくります」と、レタスサラダの調理手順がほぼ完璧に歌われています。そしてサビでは「レタスレタス レタスレタス 特製のドレッシング、むしゃむしゃ フォークがとまらない」と食べる楽しさが表現されています。これは食に対する「楽しい感情」と「手順の知識」を同時に伝える構成です。
2番のフルバージョンでは、さらに踏み込んだ内容が登場します。「長くつけても約5分、ビタミン栄養逃げぬよう」という一節は、実は栄養学的に非常に正確です。水溶性ビタミンであるビタミンCは、水に長くつけすぎると溶け出してしまいます。5分を目安にするというのは、適切な調理のコツとして保育士が子どもたちに伝えられる知識です。
また「95パーセント水分、イライラ防止に効果あり」というサビの歌詞も見逃せません。これはレタスに含まれるカルシウムが精神の興奮を抑える効果を持つことを指しています。実際、レタスには可食部100gあたり19mgのカルシウムが含まれており、神経を安定させる働きが期待できます。さらに「咲いてすぐしぼむ レタスの花、野菜の神さまありがとう」という締めくくりは、食べ物への感謝という食育の根幹にも触れています。
つまりこの曲は、「調理手順→栄養の知識→感謝の気持ち」という食育の流れを1曲の中でカバーしているのです。歌詞の内容が深い、ということですね。保育士が食育の時間に「この歌知ってる人?」と問いかけ、子どもたちと一緒に歌いながら内容について話し合うだけで、立派な食育活動になります。
歌ネット「レタスレタス」歌詞ページ(フルバージョンの歌詞全文を確認できます)
保育士がレタスの歌を食育活動に取り入れる具体的な方法
「レタスレタス」を保育の現場でどう活用するか、具体的なアプローチを3段階に分けて考えてみましょう。
導入フェーズ:歌で興味を引く
まず朝の会や給食前の時間に「レタスレタス」をかけることから始めます。「知ってる!」という反応が出たら、それが食育の入り口です。特に0〜2歳児クラスでは、Eテレ0655を自宅で視聴しているケースが多く、親しみやすさから自然に体を揺らして聴く子どもが多くいます。歌に合わせて身体を動かすだけでも、食に対するポジティブな記憶が形成されます。
展開フェーズ:本物と歌をつなげる
歌に親しんだあとで「本物のレタスを見てみよう」と実物を持参します。「逆さに返して芯を抜く」という歌詞の動作を、実際にやってみせることができます。3〜5歳児クラスであれば、簡単な工程を子ども自身に体験させると効果的です。手でちぎる工程は包丁不要で安全に体験できます。歌の歌詞に出てくる動作を実際に体験することで、歌の意味が「知識」として定着しやすくなります。これが基本です。
まとめフェーズ:食べる体験でしめくくる
給食や軽食にレタスサラダが出る日に合わせてこの活動を計画すると、「自分が触ったレタス」と「食卓のレタス」がつながります。食育で最も重要なのは「食べたときの楽しい記憶」です。歌を覚えていることで「あの歌のレタスだ」という親しみが生まれ、野菜嫌いな子どもでもひと口挑戦してみようという気持ちになりやすくなります。
この3段階のアプローチを指導案に組み込む際は、ねらいを「食材(レタス)に興味・親しみを持つ」「食べることの楽しさを感じる」と設定するのが自然です。文部科学省の食育基本法が示す「食を営む力の基礎を培う」という保育の方針にも合致します。
保育士バンク「保育園での食育・好き嫌いを減らす指導案例」(食育の指導案作成に役立つ実践例)
「レタスは栄養がない」は間違い!保育士が子どもに伝えたい豆知識
「レタスは水分ばかりで栄養がない」と思っている保育士は少なくないかもしれません。しかし、これは間違いです。
確かにレタスの約95%は水分で、カロリーは可食部100gあたりわずか12kcalです。しかし残りの5%の中に、子どもの成長や保育士自身の健康維持に役立つ栄養素がバランスよく含まれています。
まず注目したいのはカルシウムです。可食部100gあたり19mg含まれており、骨や歯の形成だけでなく、神経の興奮を抑えて精神を安定させる効果があります。歌詞の「イライラ防止に効果あり」はこのカルシウムの働きを指しています。子どもが興奮しやすい状況や、かんしゃくが起きやすい時間帯の前に野菜をしっかり食べさせることの意味が、ここに一つあります。
次に葉酸も重要です。レタス100gには73μgの葉酸が含まれています。葉酸は細胞の生成を助けるビタミンで、成長期の子どもには欠かせない栄養素です。一般的に葉酸といえば妊娠期のイメージがありますが、実は子どもの発育全般にも深く関わっています。
さらにラクツカリウムというサポニン様物質もレタスの特徴です。レタスの茎を切ったときに出てくる白い液体がこれで、鎮静や催眠効果が期待できるとされています。就寝前のルーティンとして野菜スープにレタスを加えることが、欧米では古くから行われてきました。
ビタミンCは100gあたり5mg、ビタミンEは0.3mg含まれており、美肌・免疫力の維持にも貢献します。カリウムも200mg含まれており、体内の水分バランスを整えてくれます。栄養を逃さず摂取するには、歌詞にもあるように「氷水に5分程度さらした後、水切りをしっかりして生で食べる」のが最も効率的です。
保育士として子どもにこれらの豆知識を伝えるとき、「レタスレタス」の歌詞をそのまま使えます。「95パーセント水分」「イライラ防止に効果あり」という歌のフレーズと栄養の話を紐づけるだけで、子どもの理解度と記憶の定着率が格段に上がります。これは使えそうです。
まごころケア食「レタスの栄養|イライラを鎮める効果も?」(レタスの栄養成分の詳細)
【独自視点】レタスの歌を「保護者連携ツール」として活用する方法
「レタスレタス」の活用法として見落とされがちなのが、保護者との連携ツールとしての使い方です。食育は保育園だけで完結するものではなく、家庭との連携が不可欠です。この曲はその橋渡し役を担える、という視点が保育士にとって特に有益です。
多くの保護者は0655を子どもと一緒に視聴しており、「レタスレタス」は保護者世代にも知られている曲です。つまり保育士が「今日、レタスの歌を使って食育をしました」と連絡帳やおたよりに書くだけで、保護者が「あの曲ね」と即座に理解できます。食育活動の内容が保護者に伝わりやすいというのは、非常に大きなメリットです。
さらに一歩進んだ活用として、「家でも一緒に歌いながらサラダを作ってみてください」という提案ができます。歌詞には実際の調理手順が入っているため、3歳以上の子どもであれば「手でちぎる」「水で洗う」「水を切る」という工程を親子で楽しみながら体験できます。親子クッキングの入り口として、この曲は非常に使いやすいフォーマットを持っています。
保護者向けのレタスを使った簡単レシピとして「レタスチャーハン」も提案できます。レタスを最後に加えて強火で短時間炒めるだけで、シャキシャキ食感がそのまま残ります。子どもが「手でちぎる」工程を担当できるため、料理への参加感が高く、食べたときの達成感も得られます。こうした「保育→家庭へ」の流れを作ることが、食育の効果を持続させるための鍵です。
おたより文例としては、「今月の食育テーマはレタスです。木村カエラさんが歌う『レタスレタス』の歌詞を手がかりに、調理の手順や栄養について楽しく学びました。ぜひご家庭でも一緒に歌いながらサラダを作ってみてください」というような書き方が自然です。保護者との食育連携が強化されます。
| 活用シーン | 対象クラス | 活動内容 |
|---|---|---|
| 朝の会・給食前 | 0〜5歳 | 曲を流して興味づけ・歌う |
| 食育活動 | 3〜5歳 | 実物のレタスで調理体験 |
| 保護者連携 | 全年齢 | おたより・連絡帳で家庭と共有 |
| 親子クッキング | 3歳以上 | 歌に合わせてサラダづくり |
木村カエラについて保育士が知っておくべきプロフィール
「レタスレタス」を子どもたちに紹介するとき、「この曲を歌っている木村カエラさんってどんな人?」と聞かれることがあるかもしれません。保育士として簡単に答えられる知識を整理しておきましょう。
木村カエラは1984年10月24日生まれ、東京都足立区出身の歌手・タレントです。父が英国人、母が日本人というハーフで、2004年6月にシングル「Level 42」でメジャーデビューしました。テレビ神奈川のトーク番組「saku saku」への出演がきっかけで人気を集め、「リルラ リルハ」「Butterfly」「Snowdome」などのヒット曲を多数持ちます。
2010年に俳優の永山瑛太と結婚し、2児の母でもあります。ご本人も子育てを経験したからこそ、子ども向けの番組への共感度が高く、Eテレ0655への参加も自然な流れといえるでしょう。
NHK Eテレとのかかわりは「レタスレタス」だけではなく、「Eテレ60 Eうた♪ ココロの大冒険」(2019年1月放送)にも出演しています。子どもから保護者世代まで広く知られているアーティストです。
子どもたちに「このお姉さんも歌が大好きで、レタスサラダを美味しそうに歌ってくれたんだよ」と伝えるだけで、曲への親近感が増します。保育士の言葉のひとつひとつが、子どもの食への関心を育てます。それが食育の基本です。
「Butterfly」は2007年の人気ドラマ「花より男子2(リターンズ)」の主題歌として使用され、多くの大人世代にとっても思い出深い曲です。保護者に向けて「あのButterflyの木村カエラさんが歌っています」と伝えると、興味を持ってもらいやすくなります。
- 🎤 木村カエラ:1984年10月24日生まれ。東京都出身。英国人の父と日本人の母を持つ
- 🎵 デビュー:2004年6月、シングル「Level 42」でメジャーデビュー
- 💍 家族:俳優・永山瑛太と2010年に結婚、2児の母
- 📺 Eテレとの関係:0655おはようソング「レタスレタス」を担当。2019年Eテレ特番にも出演
- 🏆 代表曲:「Butterfly」「リルラ リルハ」「Snowdome」など


