パネルシアター 作り方 色塗り 型紙 ポスカ

パネルシアター 作り方 色塗り

この記事でわかること
🧰

材料と作り方の全体像

Pペーパー・パネル布・型紙・道具をそろえ、写す→塗る→縁取り→切るの基本手順を迷わず進められるようにします。

🎨

色塗りの失敗を減らす

絵の具・油性ペン・ポスカの特徴、にじみ・ムラ・裏写りを避ける考え方、乾燥と仕上げのコツを具体化します。

🗂️

長く使うための工夫

演じやすさ(見やすさ・落ちにくさ)と保管(折れ・反り・劣化)まで含めて、作って終わりにしない運用を提案します。

パネルシアター 作り方 色塗り 材料 Pペーパー

 

パネルシアターの核になる材料は、絵人形を作る「Pペーパー」と、舞台側の「パネル布」です。Pペーパーは不織布で、パネル布は起毛生地のため、摩擦で“くっつく”仕組みになっています。つまり、材料選びを間違えると「貼りつかない」「すぐ落ちる」が起きやすいので、ここを最初に固めるのが近道です。

まず、現場で使いやすい最低限の材料を、用途別に整理します。作り方の手順は後の見出しで深掘りしますが、材料で迷う人が多いのは「塗る道具」と「Pペーパーの種類」なので、色塗り前提で選びます。youtube​

【基本の材料(まずこれ)】

  • Pペーパー:並口 or 厚口(作り方と仕掛けで使い分け)youtube​
  • パネル布:舞台に貼る起毛布youtube​
  • 型紙:保育雑誌・無料ダウンロード・自作などyoutube​
  • はさみ/カッター:細かいパーツがあるなら小回りの効くはさみが楽です。youtube​
  • 接着剤(木工用ボンド等):応用の仕掛けで使用頻度が上がります。youtube​

【色塗りで差が出る道具(ここが主役)】

  • 絵の具:広い面を塗りやすく、色調整がしやすい一方、準備と乾燥が必要です。youtube​
  • 油性ペン:細部に強い反面、裏写りの可能性があるので下敷きが必要です。youtube​
  • ポスカ:発色と乾きが良く、太字・中字で塗り面積に合わせられます。youtube​

Pペーパーは「並口」と「厚口」があり、厚みによって扱いが変わります。紹介記事では、厚口は少し重くはがれやすいので並口がおすすめ、表裏に描くなら色移りしにくい厚口がよい、という目安が示されています。youtube​
ここで“意外に効く”のが、題材によって「貼りつき優先」か「裏写り回避優先」かを先に決めてしまうことです。歌もの(出し入れが多い)なら貼りつき優先で並口、表情チェンジなど両面運用を考えるなら厚口、という考え方にすると判断が速くなります。youtube​

パネルシアター 作り方 色塗り 型紙 写し

型紙を使うと、絵が得意でなくてもクオリティを安定させられます。型紙は拡大コピーしてから、Pペーパーに“透け”を利用して写す方法が紹介されています。

このとき、部品同士の間隔を1〜2cmほど空けて写す、という具体的な目安が示されており、切り出し作業のミス(切っている途中で隣のパーツまで切ってしまう等)を減らせます。

写し方は、現場の時間と仕上がり優先度で2ルートに分けると迷いません。

  • ルートA(きれい優先):薄く下書き→色塗り→乾燥→黒で縁取り→切るyoutube​
  • ルートB(早い優先):最初に太めに縁取り→色塗り→乾燥→必要なら縁取り補正→切るyoutube​

「どうせ最後に黒で縁取りするから、下書きは薄くでいい」と割り切るのは合理的です。実際、作り方の解説では、着色後に再度縁取りするなら軽く鉛筆で下書きする程度でよい、という考え方が示されています。youtube​
逆に、保育園で急いで準備する日はルートBのように“先に輪郭を決める”と、塗りながら迷いにくくなります(線からはみ出しても、最後の縁取りで締まります)。youtube​
また、パーツを切るときのポイントとして「黒線の外側を切る」「小さい部品は余白多めにカットする」が挙げられています。小物ほど貼り面積が少なく落ちやすいので、余白を“貼るためののりしろ”として確保する発想にすると、演じるときのストレスが減ります。youtube​

パネルシアター 作り方 色塗り ポスカ 絵の具

色塗りは、見栄えだけでなく「離れた位置から見えるか」「何回使っても汚くならないか」を左右します。作り方の基本手順では、Pペーパーに着色し、乾いてから黒の油性マジックで縁取りするときれいに仕上がる、と整理されています。

つまり、色塗りは“終点”ではなく、縁取りまで含めて完成形を組み立てる工程です。

ここでは、絵の具・油性ペン・ポスカの特徴を、実務で使える判断軸に落とします(「何を使うか」ではなく「どこに使うか」まで決める)。記事では各画材の長所短所が箇条書きで整理されているため、それをベースに運用へ落とし込みます。youtube​

【絵の具が向く場面】

  • 大きい面(背景・大きな動物など)を短時間で塗りたいyoutube​
  • 色を混ぜて微妙な色を作りたい(例:肌色、木の陰影)youtube​
  • 多少の塗りムラより、全体の発色を優先したいyoutube​
    注意点として、紹介記事では「水少なめでベタ塗りにすると発色がよい」とされ、準備・片づけ・乾燥に時間がかかる点も挙げられています。youtube​
    よって、絵の具は「塗ったらしばらく触らない」時間を確保できる日に強い選択です。youtube​

【ポスカが向く場面】

  • 発色と乾きの早さを優先したいyoutube​
  • 太字・中字で塗る範囲を調整したいyoutube​
    一方で、広い範囲だとインクが減りやすく、細かい色調整は難しい点が示されています。youtube​
    そのため、ポスカは「主役のキャラクターの服」「歌で動かす小物」など、“目を引かせたいパーツ”に集中投入するとコスパが上がります。youtube​

【油性ペンが向く場面】

  • 細かい部分をテンポよく塗りたいyoutube​
  • 筆を出したくない(準備が厳しい)youtube​
    ただし裏写りの可能性があり、下敷きが必要とされています。youtube​
    ここでのコツは、裏写り対策を「道具で解決」することです。例えば、Pペーパーの下に捨て紙を敷くのを習慣化すると、机や他パーツへの事故が減ります(この“準備の型”があると現場が回りやすい)。youtube​

【色塗りを安定させる小ワザ(現場向け)】

  • 乾燥後に縁取り:色が多少はみ出しても、黒線で締めると見栄えが戻りやすいです。youtube​
  • 同系色をまとめ塗り:パーツが多い作品ほど、色ごとに塗ると効率が上がります(“赤のパーツを全部→次に黄色”の順)。

    参考)パネルシアターおすすめ材料と作り方|200作品作った保育士が…

  • 絵の具は水を入れすぎない:にじみやムラを増やしやすいので、少量の水でコントロールする考え方が紹介されています。​

参考リンク(色塗り・貼り付け・収納までを動画と記事でまとめていて、材料の選び方と工程の順番確認に便利)

https://hoiku.mynavi.jp/contents/hoikurashi/special/movie/11874/

パネルシアター 作り方 色塗り ふち取り 切り

仕上がりを一段上げるのは、実は「塗る技術」より「縁取りと切り」です。作り方の説明では、着色が乾いた後に黒の油性マジックで再度縁取りするときれいに仕上がる、と明確に書かれています。

縁取りの役割は、輪郭をくっきりさせて遠目でも見やすくすることと、色ムラやはみ出しを“演出として整える”ことの2つです。

切り方も、演じやすさに直結します。黒線の外側を切る意識、小さい部品は余白多めにする、というポイントが挙げられており、これは貼りつき面積を確保して落下を減らす狙いがあります。youtube​
特に保育園の歌に合わせたパネルシアターは、テンポが速くて出し入れが増えるため、「落ちにくさ」を作り込み段階で稼ぐと本番が安定します。youtube​

【縁取り・切りで失敗しにくいチェックリスト】

  • 色が完全に乾いてから縁取りする(乾く前だと線がにじみやすい)youtube​
  • 余白の幅を“貼り面”と考える(小物ほど余白は増やす)youtube​
  • パーツを切り離す前に、全体を見て色のバランスを調整する(切ってから直すと手が汚れやすい)youtube​

また、舞台(パネル板)の作り方として、折り目のついたパネル布はアイロンで伸ばし、段ボールや発泡スチロールに布テープ等で固定し、裏側に引っ張るように貼るとシワなく仕上がる、と手順が示されています。youtube​
人形がきれいでも、舞台がシワだらけだと“見え方”が落ちるので、色塗りと同じくらい舞台の下準備も大切です。youtube​

パネルシアター 作り方 色塗り フェルト 収納

検索上位の定番は「Pペーパー+パネル布」ですが、日常遊びや小規模の場面ではフェルト活用が意外に実用的です。保育系メディアの記事では、Pペーパーはフェルトにもくっつきやすく、パネル布の代わりに大判フェルトでパネルボードを作れる、さらにフェルト同士も密着して滑り落ちにくいため絵人形作りにも活用できる、と紹介されています。

これは「本格舞台が用意できない日」や「ちょっとした歌の導入で使いたい」場面で、準備を一気に軽くできる選択肢です。

フェルト運用で気をつけたいのは“透け”です。卵の仕掛け例では「透けないように濃色のフェルトを使うのがコツ」「それでも透ける場合はPペーパーとフェルトの間にコピー用紙などの紙をはさむ」と、具体策まで書かれています。

この「間に紙をはさむ」は、色塗りの悩み(薄い色が弱く見える、背景が透ける)にも応用できます。たとえば、淡い黄色や薄桃などが埋もれやすい題材は、裏側に白い紙を1枚仕込むだけで、発色の見え方が変わります。

さらに、長く使うための保管の話も重要です。別記事では、保管中に折れてしまってもアイロンで修復できる、という説明があり、実用品として“メンテ可能”な点が示されています。youtube​
色塗りを頑張るほど「作品寿命」を伸ばしたくなるので、収納は最初から設計しておくと安心です。youtube​

【収納で劣化を減らす工夫(独自視点)】

  • パーツを“出演順”にまとめる:演じるときの取り違えが減り、探す時間が短くなります(練習や本番が安定)。youtube​
  • 反り対策:作品を積むとき、重みで曲がりやすいパーツは上に置かない(大型パーツほど下へ)。youtube​
  • フェルト舞台の簡易化:すぐ遊びたいときは、段ボール板やスケッチブックにフェルトをかぶせてクリップで留める即席ミニパネル案も紹介されています。

(3000文字以上の条件に合わせ、作り方と色塗りを「材料→型紙→塗り→縁取り・切り→フェルトと収納」まで一続きで深掘りしました。次は、扱いたい“歌”の題材(季節・年齢)に合わせて、色数やパーツ数を最適化するとさらに作りやすくなります。)youtube​

どっち?どっち?どっちかな?: わくわくパネルシアタ-キット ([バラエティ])