お月さんいくつ歌詞意味|十三七つ由来と保育活用法

お月さんいくつ歌詞意味解釈と保育活用

「十三七つ」を「20歳」だと説明すると子どもが混乱します。

この記事で分かること
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歌詞の正確な意味

「十三七つ」は十三夜の七つ時(午前4時頃)の若い月を指す表現で、複数の解釈が存在する背景を解説

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物語の全体構成

お月様への問いかけから始まり、お使いの失敗談、犬と太鼓の結末まで、地域ごとに異なるバリエーションを紹介

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保育現場での活用法

年齢別の導入方法、お月見行事との連携、言葉遊びとしての発展のさせ方を具体的に解説

お月さんいくつ歌詞の基本構造と由来

 

「お月さんいくつ」は日本各地に伝わる古いわらべうたです。歌詞の冒頭は「お月さんいくつ 十三七つ まだ年ゃ若いね」という問いかけで始まります。worldfolksong+1

この歌は単なる童謡ではなく、物語性を持った長いわらべうたとして知られています。地域によって歌詞が異なり、伊勢、紀伊、美濃、兵庫県赤穂郡など、各地で独自のバリエーションが存在します。

古くから様々な文献に「あやし歌」として記録されており、もともと中秋の名月を唄った歌が叙事的な内容へと変化していったと考えられています。月に年齢を尋ねるという設定自体が、月は満ち欠けを繰り返すだけで歳をとらないという性質を踏まえた言葉遊びです。oreno-nihonbuyou+1

この独特な発想が長く伝承される理由ですね。

お月さんいくつ「十三七つ」正確な意味解釈

「十三七つ」には複数の解釈が存在します。最も一般的な説は、十三夜(じゅうさんや)の七つ時(午前4時頃)の出たばかりの月を意味するというものです。七つ時とは江戸時代の時刻表現で、現代の午前4時頃にあたります。worldfolksong+1

第二の解釈として、13+7=20で二十歳(はたち)を指すという民衆的な使い方もありました。実際に『東海道中膝栗毛』では「十三七つで二十と云ふこと」という表現が使われており、年齢についての洒落た言い回しとして機能していました。

参考)おんな船頭唄: 二木紘三のうた物語

さらに学術的な説として、元々の歌詞は「十三 一つ」であり、13+1=14で十四夜の月を意味するという解釈があります。十四夜は「小望月(こもちづき)」または「子持ち月」と呼ばれ、この名称が後の歌詞「あの子を生んで この子を生んで」につながるという考え方です。oreno-nihonbuyou+1

伝承の過程で「一つ」が語呂の良い「七つ」に変化したという説ですね。

参考)長唄「お月さま」歌詞と解説 │ 俺の日本舞踊(株式会社生活と…

お月さんいくつ歌詞全体の物語展開

歌詞は問いかけから始まり、長い物語へと展開します。

基本的な構成は以下のようになっています。

参考)https://utahaku.com/otsukisanikutsu/

冒頭部分では「お月さんいくつ 十三七つ まだ年ゃ若いね」と月の若さを確認します。続いて「ねんねを生んで 誰にだかしょ お万にだかしょ」と子どもを誰に抱かせるかという展開になります。

物語は「お万はどこ行った 油買いさかい」とお使いの場面に移ります。そして「酒屋の前で すべえてころんで 油一升こぼした」という失敗が語られます。

こぼれた油は「白どんの犬と 黒どんの犬が みんななめて しもうた」という展開になり、最後に「その犬どうした 太鼓になって あっち行っちゃ ドンドコドン こっち行っちゃ ドンドコドン」という印象的な結末を迎えます。

犬が太鼓になるという結末は、子どもに強いインパクトを与えます。

お月さんいくつ保育現場での年齢別活用法

年齢によって導入方法を変えることが効果的です。0~1歳児には抱っこしながらリズムに乗せて体を揺らす程度の関わりが適しています。この年齢は個人差が大きく、生活リズムの把握が優先されるため、わらべうたは短い時間での使用が基本です。

参考)保育士何歳児が大変?年齢別に大変と感じるポイントをご紹介しま…

2~3歳児には言葉のリズムを楽しむ段階として、「お月さんいくつ」の部分だけを繰り返し歌うことから始めます。言葉のやりとりが上手になる時期なので、問いかけと応答の形式が言葉の発達を促します。

4~5歳児には物語全体を伝え、言葉遊びとして楽しむことができます。この年齢は言葉での指示が通りやすく、続きのある遊びなど高度な活動を取り入れられるため、わらべうたの背景にある十三夜や月の満ち欠けについても簡単に説明できます。hoikunohikidashi+1

月の満ち欠けカードなどの視覚教材と組み合わせると理解が深まります。

参考)No.896 お月様めくり

お月さんいくつとお月見行事の連携方法

9月から10月にかけてのお月見の時期に、このわらべうたを取り入れると季節感が増します。十三夜は旧暦9月13日で、十五夜の後に訪れる月見の日として知られています。instagram+1

保育現場では月の満ち欠けめくりを作成し、毎日めくることで十五夜を楽しみにする活動が有効です。厚紙を丸く切り、色紙で月と影を作って10枚程度用意し、リングでまとめると簡単に作れます。

降園時や家庭で実際に月を観察することで、わらべうたの内容と実体験が結びつきます。段々と丸くなる月の様子を見ることで、子どもは月の満ち欠けに自然と興味を持つようになります。

保育のひきだし「お月様めくり」の作り方と活用法

お月見行事での製作活動の具体例が紹介されています。

お月様に関する絵本や他の歌と組み合わせると、より深い理解につながりますね。

お月さんいくつ言葉遊びとしての発展

このわらべうたは数の概念を学ぶ教材としても活用できます。「十三」「七つ」という数詞が含まれており、年長児には足し算の導入としても使えます。

参考)お月さんいくつ(なんぼ) 歌詞の意味

地域ごとの歌詞の違いを比較する活動も、言葉への関心を高めます。伊勢では「十三 七つ」、紀伊では「十三 一つ」、兵庫県赤穂郡では「十三 九つ」と、同じ歌でも数字が異なることを知ると、子どもは驚きます。

問いかけと応答の形式を応用し、「○○さんいくつ」と子どもの名前に置き換えて遊ぶこともできます。これは自己紹介や年齢の認識を深める活動として有効です。

リズム遊びとして手拍子や身体表現を加えると、運動面の発達も促せます。「ドンドコドン」の部分で太鼓を実際に叩く活動を取り入れると、音楽表現の幅が広がります。

楽器遊びとの組み合わせは子どもの創造性を刺激します。

お月さんいくつ歌詞解釈で保育士が注意すべき点

子どもに説明する際、複数の解釈があることを理解した上で、年齢に応じた伝え方を選ぶ必要があります。幼児に対しては「若い月」という視覚的にイメージしやすい説明が最適です。

「20歳」という解釈を幼児に説明すると、なぜ13と7を足すのか、なぜ月に年齢があるのかという疑問が生じ、本来の言葉遊びの楽しさが失われます。保育士自身が背景知識として複数の解釈を知っておき、子どもの発達段階に合わせて情報を選択することが重要です。

物語の結末「犬が太鼓になる」という表現は、現代の感覚では残酷に感じられるかもしれません。しかし、わらべうた特有の非現実的な表現として、過度に説明せず、リズムと音の面白さを楽しむ姿勢で良いでしょう。

保護者から歌詞の意味を質問された場合に備え、世界の民謡・童謡「お月さんいくつ 歌詞の意味」のような信頼できる参考資料を共有できるよう準備しておくと安心です。

専門的な説明は保護者向けに残し、子どもには楽しさを優先します。

お月さんいくつを使った月単位の保育計画

9月の月案に組み込む場合、お月見という行事と関連づけた計画が立てやすくなります。月案では「季節の歌・わらべうた」の項目に位置づけ、具体的な活動内容を記載します。

参考)【0歳児~5歳児】月案の書き方と文例まとめ

例えば3歳児の9月月案では「ねらい:秋の自然や行事に興味を持つ」の下に「内容:わらべうた『お月さんいくつ』を歌い、お月見に親しむ」と記述できます。環境構成としては「月の絵本コーナーの設置」「月の満ち欠けカードの掲示」などを計画します。

4~5歳児では「ねらい:伝統的な言葉遊びを楽しみ、日本の文化に触れる」として、より深い文化的理解を目指せます。配慮事項には「地域による歌詞の違いに触れ、多様性への気づきを促す」といった記載も可能です。

評価の観点として「月への興味関心が見られたか」「わらべうたのリズムを楽しんでいたか」などを設定します。記録として、子どもの発言や気づきを具体的にメモしておくと、次月の計画に活かせます。

月案作成の参考として、マイナビ保育士「月案の書き方と文例まとめ」が年齢別・月別の文例を提供しています。

計画的に取り組むことで、単発の活動で終わらない深い学びが生まれます。


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