馬飼野康二 曲
馬飼野康二氏の楽曲を保育活動に使うなら、著作権処理が必要です。
馬飼野康二氏の代表曲と保育での活用シーン
馬飼野康二氏は1950年生まれの作曲家です。「ドラゴンボールZ」の戦闘シーンで流れる「CHA-LA HEAD-CHA-LA」の編曲や、「聖闘士星矢」「きまぐれオレンジ☆ロード」などの劇伴音楽を手がけました。
アニメ音楽の巨匠ということですね。
保育現場では運動会のかけっこやリレーで使われることが多いです。「ドラゴンボールZ」の劇中音楽は力強く、子どもたちのテンションを高める効果があります。特に男の子たちは戦闘シーンの音楽に反応しやすく、体を動かす活動との相性が抜群です。
発表会の劇中BGMとしても活用できます。ヒーローものの劇をする際、馬飼野氏の楽曲を使うことで臨場感が増します。ただし著作権の観点から、園内での使用であっても注意が必要な場面があります。
JASRACへの使用料支払いが発生するケースがあるためです。
馬飼野康二作品で子どもが盛り上がる音楽的要素
馬飼野氏の楽曲には明確なリズムパターンがあります。4拍子を基本としながら、シンコペーション(リズムのズレ)を効果的に使っているのが特徴です。このリズムの変化が子どもたちの興味を引きつけます。
オーケストラ編成による迫力も大きな魅力です。ストリングス(弦楽器)とブラス(金管楽器)の掛け合いが、ドラマチックな展開を生み出します。保育の現場では、この音の厚みが子どもたちの感情を高揚させる効果があります。
メロディーラインが覚えやすいのも特徴です。繰り返しのフレーズが多く、一度聴いただけで口ずさめる構造になっています。5歳児クラスでは、楽曲を聴きながら手拍子や足踏みでリズムをとる活動が可能です。
つまり音楽教育にも使えます。
転調(キーの変化)を多用することで、楽曲に起伏が生まれています。サビ部分で半音上がる展開は、子どもたちに「盛り上がってきた」という感覚を与えます。運動会のリレーで使用する際、この転調のタイミングでアンカーにバトンが渡るよう調整すると、会場全体が一体感を持ちます。
馬飼野康二楽曲の著作権と保育施設での使用ルール
保育施設での音楽使用には著作権法が適用されます。園内での日常的な保育活動は「非営利・無料・無報酬」の範囲として認められる場合が多いです。しかし運動会や発表会で保護者が観覧する場合は状況が変わります。
JASRACに登録されている楽曲を使う際は注意が必要です。馬飼野康二氏の作品の多くはJASRAC管理楽曲に含まれています。CDやストリーミング音源を行事で流す場合、施設側が年間包括契約を結んでいれば問題ありません。
契約がなければ個別に使用料を支払います。
具体的な使用料は、演奏時間や観客数によって変動します。一般的な保育園の運動会(観客100名程度、使用楽曲5曲・各3分)の場合、数千円から1万円程度の範囲になることが多いです。事前にJASRACのウェブサイトで料金シミュレーションができます。
使用料の計算方法や申請手続きについて詳しく記載されています。
YouTube動画を流す場合は別の注意点があります。YouTubeの利用規約では、公の場での上映が制限されているケースがあります。公式チャンネルの動画であっても、行事での使用は避けた方が安全です。
CD音源の購入が基本です。
市販のCDであれば、保育施設が所有している限り使用に大きな制限はありません。ただし複製(ダビング)や編集には別途許諾が必要になる場合があります。
原盤のまま使用するのが最も確実な方法です。
馬飼野康二以外で保育活動に使える同系統作曲家
菊池俊輔氏の楽曲も保育現場で人気があります。「ドラえもん」や「タイガーマスク」の音楽を手がけた作曲家です。馬飼野氏と同じく、明快なメロディーとリズムが特徴で、子どもたちの体を動かす活動に適しています。
渡辺宙明氏の作品も選択肢に入ります。「マジンガーZ」や「秘密戦隊ゴレンジャー」など、特撮・アニメ音楽の巨匠です。ブラスセクションを前面に出した勇壮な曲調が、運動会のテーマ曲として機能します。
これは使えそうです。
横山菁児氏の楽曲は意外と知られていません。「忍者ハットリくん」「怪物くん」などの音楽を担当しました。コミカルな要素が強く、劇遊びやゲームのBGMとして活用しやすいです。馬飼野氏の重厚な音楽と対照的な軽快さがあります。
松山祐士氏の作品は情緒的な場面に向いています。「アルプスの少女ハイジ」の劇伴を手がけた作曲家です。静かな活動や絵本の読み聞かせの際、優しい音色が雰囲気作りに貢献します。
近年の作曲家では田中公平氏が注目です。「ONE PIECE」の音楽で知られ、冒険心をかき立てる楽曲が多数あります。保育の探検ごっこや宝探しゲームでの使用に適しています。年間包括契約があれば、幅広いレパートリーから選曲できます。
馬飼野康二音楽を使った具体的な保育プログラム例
5歳児クラスでの運動会プログラムに最適な構成があります。「ドラゴンボールZ」の劇中音楽「戦闘シーン1」を使った障害物競走です。マット運動・平均台・跳び箱の3つのステーションを設定し、音楽の盛り上がりに合わせて子どもたちが進んでいきます。
曲の長さは約2分30秒です。
この時間で6人が順番に走り終える設計にします。1人あたり25秒の計算になるため、障害物の難易度を調整する必要があります。保育士は事前に音源を聴き込み、転調のタイミングでアンカーがゴールするよう逆算します。
劇遊びでの活用例もあります。「正義のヒーロー対悪の怪獣」という設定で、馬飼野氏の楽曲を場面ごとに使い分けます。ヒーロー登場シーンでは力強い曲、戦闘シーンでは緊張感のある曲、勝利後には明るい曲という流れです。
4〜5曲を組み合わせます。
音楽に合わせた身体表現活動も効果的です。4歳児クラスで、楽曲のリズムに合わせてジャンプやポーズをとる遊びを行います。サビの部分で全員が決めポーズを作ることで、一体感が生まれます。この活動は音楽的感性を育てる狙いがあります。
お昼寝前の静かな時間には使えません。馬飼野氏の楽曲は基本的にテンポが速く、興奮を誘う構造だからです。この場合は別の作曲家の楽曲を選ぶ必要があります。
朝の会での活用例として、週替わりで「今週の曲」を紹介する方法があります。馬飼野氏の楽曲を1週間流し続けることで、子どもたちが自然と覚えます。金曜日には「この曲何のアニメか分かる人?」とクイズ形式で盛り上がります。
これが基本です。
保護者参加型のイベントでは注意が必要です。著作権の観点から、事前にJASRACへの申請や使用料の支払いを済ませておく必要があります。園だよりで「今回の運動会で使用する楽曲の作曲家紹介」というコーナーを設けると、保護者の理解も深まります。
