近藤宮子 こいのぼり 歌詞 保育園

近藤宮子 こいのぼり

近藤宮子「こいのぼり」を保育園で深めるポイント
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歌詞の意味を短く噛み砕く

「まごい」「ひごい」を“家族の見立て”として説明すると、行事の歌が生活に結びつきます。

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3拍子を体で感じる

手拍子・足踏み・揺れでリズムを共有すると、音程より参加感が先に育ちます。

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意外な背景で興味を引く

実は作詞者表記をめぐる経緯があり、歌が「作品として守られてきた」話題にもつながります。

近藤宮子 こいのぼり 歌詞

 

保育園でよく歌われる「こいのぼり」は、作詞が近藤宮子、作曲は不明とされ、1931年(昭和6年)刊行の『エホンショウカ ハルノマキ』が初出とされています。

歌詞は短く、子どもが覚えやすい反面、保育者が意味を押さえると“ただ歌う”から“季節の体験を言葉にする”へ進みます。

歌詞に出てくる語のポイントは、まず「まごい(真鯉)」と「ひごい(緋鯉)」です。

参考)こいのぼり (近藤宮子) – Wikipedia


この歌詞では真鯉を父親、緋鯉を子どもとして見立てています。​
現代の鯉のぼりは家族全員(母や複数の子)を表す飾り方も一般的なので、園では「この歌は“昔の鯉のぼりの見え方”が入っている」と補足すると、価値観の押し付けになりにくく丁寧です。​

低年齢クラス向けには、語彙説明を長くせず、次のように“1文置き換え”が扱いやすいです。

  • 「やねより たかい」=おうちの上まで高いよ、空に近いよ。
  • 「おもしろそうに およいでる」=風でゆらゆら動いて、泳いでいるみたい。

この置き換えは、歌の情景(屋根・風・泳ぐ)を子どもの体験(見上げる・揺れる・真似する)へ接続する意図です。

参考:歌の来歴(初出、作詞者、著作権表記の経緯)を確認する

こいのぼり (近藤宮子) – Wikipedia

近藤宮子 こいのぼり 保育園

保育園の5月は園生活に慣れて視野が広がり、散歩や外遊びが増える季節で、歌が“見たこと・やったこと”に直結しやすい時期です。

そのため「こいのぼり」は、行事を歌で味わい、こいのぼりへの興味関心を広げる“定番の導入歌”として位置づけやすいとされています。

導入の現場で効くのは、歌唱前に“観察”を入れてから歌うことです。

  • 園庭や散歩で鯉のぼりが見える日は、歌う前に30秒だけ「どこが動いてる?」「何色?」を尋ねる。
  • 見えない日は、写真やイラストを1枚だけ提示し「風がふくとどうなる?」に絞って話す。

この手順は、説明の長さよりも「子どもが先に気づく」順番を優先する考え方で、歌の理解が“教え込み”になりにくいです。

また、行事としての「こどもの日」を扱うとき、年齢差が大きい園では“行事の意味を語りすぎない”ことも大切です。

参考)こどもの日に保育園で楽しめる出し物アイデア。こいのぼりのペー…


特に1~2歳児には、短い言葉+ジェスチャーで伝えるのがよいとされ、こいのぼりの歌を使ったペープサートの活用も提案されています。​

参考:こどもの日に向けた園の出し物・ねらい例(短い文でゆっくり話す、ペープサート活用)

こどもの日に保育園で楽しめる出し物アイデア。こいのぼりのペー…

近藤宮子 こいのぼり 3拍子

保育現場の実践として、「こいのぼり」は3拍子のリズムに合わせて手で拍子を取る楽しみ方が幼児クラスで取り入れやすいとされています。

音程を正しくそろえるより、全員で“同じ揺れ”を共有できると、合唱が一気にまとまります。

3拍子は、子どもにとって「タン・タン・タン」という等間隔よりも、「強い・弱い・弱い」の波があるため、体の動きで体感させると理解が早いです。

  • 手拍子:1拍目だけ大きく、2・3拍目は小さく。
  • 身体:1拍目でひざを少し曲げ、2・3拍目で戻す(揺れを作る)。
  • 視覚:鯉のぼりの“ふくらむ→しぼむ”を、1拍目の強さに合わせて見立てる。

「鯉のぼりが風で泳ぐ」イメージと3拍子の波を重ねると、リズムが“練習”ではなく“表現”になります。

さらに、歌詞が1番のみで短い点は、リズム遊びの反復に向いています(同じ素材を変化させやすい)。​
たとえば2周目は手拍子、3周目は足踏み、4周目は無音で“口パク+揺れ”など、同じ歌を飽きずに繰り返す設計ができます。youtube​

近藤宮子 こいのぼり 意外

意外な切り口として、近藤宮子「こいのぼり」には、作詞者表記をめぐる経緯があり、1993年までは近藤が作詞者として認められていなかったとされています。

また、著作権者の扱いが変遷し、裁判で作詞者が再び変更された経緯が記されています。

保育園向けブログでこの話題を使うなら、“権利の細部”を掘り下げすぎず、「歌は誰かが書いて、長く歌い継がれ、正しい名前に戻るまでに時間がかかることもある」という、文化の継承と記録の重要性に着地させるのが安全です。​
子どもへの直接の説明材料にしなくても、保護者通信や職員間共有で「今歌っている歌の背景」として添えると、行事の歌に“物語”が生まれます。​youtube​
もう一つの意外性として、この曲は1987年にイタリアの国際児童歌唱コンクール「ゼッキーノ・ドーロ」の出場曲に選ばれ、イタリア語の歌曲として歌われた記録があります。​
「日本の園で歌っている短い童謡が海外の舞台でも歌われた」という事実は、子どもにも伝えやすい驚きとして使えます(例:「この歌、外国でも歌われたことがあるんだって」)。​

園の活動案に落とし込む独自視点としては、次のように“国際化”を無理なく混ぜられます。

  • こいのぼり制作:完成後に「泳ぐ」「風」のジェスチャーだけで歌う(言語依存を下げる)。
  • 異年齢交流:年長児が年少児に、歌詞の“情景”を絵で説明する(言い換え練習)。
  • 保護者参加:家庭の「屋根より高い」に相当する場所(ベランダ、窓、壁)を写真で共有し、園で掲示。

歌→制作→共有の導線を作ると、行事歌が“その日だけのイベント”ではなく、生活の記憶として残りやすくなります。


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