北原じゅん曲と保育活用
保育士が子どもに歌を教える時、実は北原じゅん作曲の「まんが日本昔ばなし」を使わないと情操教育の機会を大きく損します。wikipedia+1
北原じゅんのまんが日本昔ばなし主題歌の特徴
北原じゅんが作曲した「にっぽん昔ばなし」は、1975年から約20年間放映されたアニメ「まんが日本昔ばなし」のオープニングテーマです。作詞は川内康範、編曲は小谷充、歌唱は花頭巾というクレジットで制作されました。
「ぼうや~よい子だ ねんねしな」という印象的な歌い出しは、多くの保育現場で子守唄として活用されています。歌詞には桃太郎、かぐや姫、浦島太郎など日本の昔話が登場し、子どもたちが日本の伝統文化に触れる入口となっています。
この曲の特徴は、優しいメロディーと分かりやすい歌詞です。
保育現場では午睡前の落ち着いた時間帯に歌うことで、子どもたちの情緒を安定させる効果があります。また、歌詞に登場する昔話のキャラクターを題材にした絵本と組み合わせることで、より深い理解につながります。
北原じゅん代表曲と保育士向け活用法
北原じゅんは「まんが日本昔ばなし」以外にも、「兄弟仁義」「骨まで愛して」「命くれない」「愛の執念」など数々のヒット歌謡曲を作曲しました。これらは主に演歌ジャンルで、総作曲数は103曲以上に及びます。uta-net+2
保育士がこれらの情報を知っておくメリットは何でしょうか?
保護者世代や祖父母世代とのコミュニケーションに役立つからです。お迎え時や行事の際、「まんが日本昔ばなしの曲を作った北原じゅんさんは、実は演歌の名曲も多く手掛けているんですよ」という話題は、世代を超えた会話のきっかけになります。
北原じゅんの楽曲は西郷輝彦のデビュー曲「君だけを」をわずか5分で作曲したというエピソードでも知られています。このスピード感と創作力は、保育現場で即興的に歌を作る際の参考になります。子どもの活動に合わせて簡単なメロディーを即座に作る「その場の音楽づくり」は、保育の質を高める技術です。
参考)http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-honemadeaishite.html
北原じゅん曲の意外な制作背景
「骨まで愛して」は140万枚のメガヒットとなった楽曲ですが、実は城卓矢が歌ったこの曲の作曲者は北原じゅんの別名義「文れいじ」でした。なぜなら城卓矢は北原じゅんの実弟で、作詞者の川内康範は叔父という親族関係だったため、当初は配慮して別名義を使用していたのです。joqr+1
この曲には意外な誕生背景があります。
1966年に起きた全日空羽田沖墜落事故で、恋人が変わり果てた姿で発見されたという衝撃的なニュースがきっかけで作られたと言われています。甘いラブソングに聞こえる歌詞の裏に、そのような深い思いが込められていたということですね。
参考)「骨まで愛して」の意外な背景も紹介。「骨」ソング特集!
保育現場では直接関係ない情報に思えますが、作品の背景を知ることは重要です。子どもたちに歌や物語を伝える際、その作品がどのような思いで作られたかを理解していると、より深みのある伝え方ができます。「まんが日本昔ばなし」の主題歌も、単なる子ども向けの歌ではなく、親から子へ、子から孫へと3世代にわたって受け継がれることを願って作られました。
まんが日本昔ばなしを保育で活用する具体例
「まんが日本昔ばなし」は情操教育に最適な教材です。道徳的な教えや戒め、助け合いの精神、困った人を助けるといった行動を、物語を通じて自然に学べるからです。
保育現場での具体的な活用方法を紹介します。
まず、午睡前に「にっぽん昔ばなし」の主題歌を歌うことで、落ち着いた雰囲気を作ります。次に、週に1~2回、昔話の読み聞かせやアニメ視聴の時間を設けます。その際、物語に登場する道具(米俵、斧、桶など)の写真や実物を見せると、子どもたちの理解が深まります。
現代では使わない言葉や表現が昔話には多く含まれていますが、これも日本人としての人格形成に重要です。「じいさま」「ばあさま」「~でござる」といった言葉遣いは、子どもたちにとって新鮮で、語彙を広げる良い機会になります。
昔話を通じて学べるのは言語だけではありません。
正直であることの大切さ(花咲か爺さん)、親切にすることで幸せが訪れること(鶴の恩返し)、欲張ると痛い目に遭うこと(舌切り雀)など、道徳的な価値観を物語から自然に吸収できます。これらは保育所保育指針の「豊かな感性と表現」「道徳性・規範意識の芽生え」にも合致した内容です。
北原じゅん楽曲を使った保育活動のアイデア
北原じゅん作曲の「にっぽん昔ばなし」を軸に、保育活動を組み立てることができます。
以下のような展開が可能です。
季節に合わせた活動例
- 春:花咲か爺さんの話と桜の観察、花の歌作り
- 夏:浦島太郎と海の生き物の学習、水遊び
- 秋:かぐや姫とお月見、月の観察
- 冬:笠地蔵と雪遊び、思いやりの心を育む活動
言語活動への応用
主題歌の歌詞に登場する昔話を一つずつ取り上げ、言葉遊びに発展させます。例えば「一寸法師はどこにいる」というフレーズから、「小さいもの探しゲーム」を園庭で行い、「小さい」「大きい」という対義語の理解を深めます。
造形活動への展開
昔話に登場するキャラクターを折り紙や粘土で作ります。桃太郎なら鬼のお面作り、浦島太郎なら亀の貼り絵など、物語の世界を視覚的に表現する活動は、子どもたちの創造性を刺激します。
保護者との連携も大切です。
おたよりで「今月は○○の昔話を取り上げています」と伝え、家庭でも同じ昔話を読んでもらうよう促します。園と家庭で同じ題材を共有することで、子どもの理解がより深まり、保護者との対話も増えます。
また、北原じゅんが5分で曲を作った逸話を参考に、子どもたちと「即興ソング作り」にチャレンジするのも面白い活動です。「今日の給食は何だったかな?」「お散歩で何を見たかな?」といったテーマで、簡単なメロディーに乗せて歌う活動は、表現力を育てます。
北原じゅん作品から学ぶ音楽教育の視点
北原じゅんの作品には、保育における音楽教育のヒントが詰まっています。「にっぽん昔ばなし」の主題歌は、子どもが覚えやすいシンプルなメロディーでありながら、日本の伝統的な音階を使用しており、自然と日本音楽の感覚が身につく構造になっています。
音楽教育の専門家でなくても実践できる方法があります。
まず、歌を歌う前に歌詞の内容を話し合います。「桃太郎ってどんなお話だったかな?」と問いかけることで、子どもたちの記憶を呼び起こし、歌詞の意味を理解した上で歌えます。次に、一節ずつ丁寧に歌い、子どもたちに繰り返させます。一度に全部覚えようとせず、毎日少しずつ歌う部分を増やしていく方が効果的です。
楽器を使った活動にも発展できます。
主題歌に合わせて、鈴やタンバリン、カスタネットなどの打楽器でリズム打ちをします。「ぼうや~」の「ぼ」でタンバリンを叩く、「ねんねしな」で鈴を鳴らすなど、歌詞の言葉とリズムを結びつける活動は、音楽的感覚を育てます。
北原じゅんは演歌からアニメソングまで幅広いジャンルで活躍しました。この多様性から学べるのは、一つのスタイルにこだわらず、対象や目的に応じて表現を変える柔軟性です。保育現場でも、朝の活動では元気な曲、午睡前には静かな曲というように、場面に応じて音楽を使い分けることが大切ということですね。sponichi+1
正確な歌詞を確認したい場合、こちらの歌詞サイトが参考になります。
昔話を使った家庭での教育実践について、具体的な活用方法が紹介されています。


