井出隆夫 銀河鉄道999作詞の秘密と保育現場で歌い継がれる童謡

井出隆夫 銀河鉄道999

井出隆夫は山川啓介の本名です。

この記事のポイント
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二つの名前を使い分けた理由

山川啓介として銀河鉄道999などヒット曲を、井出隆夫として童謡を作詞していた背景

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保育現場で歌われる作品群

NHK「おかあさんといっしょ」「みんなのうた」で放送された井出隆夫名義の童謡の数々

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作詞家としての信念

子どもから大人まで響く歌詞を生み出した山川啓介の創作スタイルと故郷への想い

井出隆夫と山川啓介は同一人物という事実

 

山川啓介(本名:井出隆夫)は1944年生まれ、長野県南佐久郡出身の作詞家です。歌謡曲やアニメ主題歌では「山川啓介」として活動し、童謡や子ども向けの楽曲では本名の「井出隆夫」を使用していました。これは意図的な使い分けで、大人向けと子ども向けの作品世界を区別する狙いがあったとされます。qualityhomare+2

ゴダイゴの「銀河鉄道999」は山川啓介名義で作詞されました。

参考)ゴダイゴの名曲が変えたメーテルと鉄郎のラストシーンとは? 主…

この曲は1979年公開の劇場版アニメ『銀河鉄道999』の主題歌として書かれたものです。一方、井出隆夫名義では「北風小僧の寒太郎」「くじらのバス」など、NHKの『みんなのうた』や『おかあさんといっしょ』で放送された童謡を多数手がけていました。wikipedia+1

保育士として子どもと接する日々の中で、これらの童謡を歌う機会は多いはずです。

しかしその作詞者が、あの「銀河鉄道999」を書いた人物と同一だと気づいている人は意外に少ないかもしれません。作詞家のCDボックスセット『リリシスト 〜山川啓介ソングブック』では、井出隆夫名義の作品が1枚のディスクにまとめられており、彼の多様な才能が一望できます。

参考)リリシスト 〜山川啓介ソングブック

つまり、2つの名前が原則です。

井出隆夫名義で作詞された保育現場の童謡たち

井出隆夫名義の童謡は、保育現場で今も歌い継がれています。

代表曲の一つ「北風小僧の寒太郎」は、NHK『みんなのうた』で1974年に放送されて以来、冬の定番ソングとして親しまれてきました。長野県南佐久郡小海町の松原湖畔には、この曲の歌碑が建てられており、近づくとセンサーが反応して曲が流れる仕掛けになっています。山川(井出)は幼少期をこの地で過ごし、厳しい冬の風景が創作の原点になったと言われています。

「くじらのバス」は作曲家・渋谷毅とのコンビで生まれた作品で、クジラがバスに変身してお魚のお客さんを南極まで運ぶという、子どもの想像力を刺激する内容です。

参考)【海の童謡】海をテーマにした楽しい子どものうた

井出隆夫作品には、このように子どもの視点に立ったファンタジー性と、会話調の優しい言葉づかいが特徴的です。保育士にとって、歌詞が聞き取りやすく意味が理解しやすいことは、子どもたちに教える上で大きなメリットになります。また、季節や生き物をテーマにした曲が多いため、保育活動の中で自然や環境について話すきっかけにもなります。

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厳しいですね。

井出隆夫名義の作品は、『おかあさんといっしょ』でも数多く採用され、後半生の主軸となる仕事になりました。保育現場で使う歌の作詞者名を確認してみると、意外な発見があるかもしれません。

銀河鉄道999の作詞に込められた山川啓介の想い

「銀河鉄道999」の日本語詞を書いた山川啓介は、受験戦争で疲弊した子どもたちへのメッセージを込めました。

英語詞担当の奈良橋陽子とタケカワユキヒデが「999号が空へ飛び立つイメージ」を共有し、「日本だけでなく、世界に向かって生きていこう」という励ましを表現しようとしました。山川の日本語詞は、星野鉄郎という少年が未知の宇宙へ旅立つストーリーと重なり、聴く人に希望と冒険心を与える内容になっています。renote+1

作曲者のタケカワユキヒデは、録音前日の深夜に歌詞を渡され、帰宅後に譜面を見た瞬間に「あ、できた」とひらめき、ほぼそのまま録音されたという逸話が残っています。

これは使えそうです。

この曲が劇場版アニメの主題歌として使われたことで、映画のラストシーンにも影響を与えました。山川啓介の詞は、大人向けの歌謡曲でも「人間が生きることの根本」を見つめる視点が一貫しており、それが童謡にも通じる普遍性を生んでいます。news.yahoo+1

保育士として子どもに歌を教える際、歌詞の背景にある作者の想いを知っておくことは、表現の深みを増すメリットがあります。

井出隆夫・山川啓介の創作スタイルと故郷の影響

山川啓介(井出隆夫)の創作には、故郷・長野県南佐久郡の自然が色濃く反映されています。

松原湖畔で過ごした幼少期の記憶が、「北風小僧の寒太郎」のような冬の風景を歌った童謡の原風景になりました。祖父の井出八井(いで・はっせい)は小学校教員で歌人であり、言葉を大切にする家庭環境が彼の才能を育てたと考えられます。

山川の作詞スタイルには、会話調の言葉づかいと温かみのある表現が特徴的です。

歌謡曲では矢沢永吉「時間よ止まれ」や岩崎宏美「聖母たちのララバイ」など、幅広いジャンルで名曲を生み出しました。特撮番組では「太陽戦隊サンバルカン」などのテーマ曲も手がけ、子どもから大人まで幅広い世代に影響を与えています。

参考)VA『リリシスト – 山川啓介ソングブック-』“銀河鉄道99…

彼には「新しい才能に襷(たすき)をつなぐ」という流儀がありました。

若い才能を鼓舞し、チャンスを与えることで音楽界全体を盛り上げようとした姿勢は、保育士が子どもたちの可能性を信じて育てる姿勢と重なります。山川啓介は2017年7月24日に72歳で亡くなりましたが、彼が残した膨大な楽曲は今も歌い継がれています。

保育現場で井出隆夫名義の童謡を歌うとき、その背後にある作詞家の人生と信念を知っておくことで、子どもたちへの伝え方にも深みが増すでしょう。

保育士が知っておきたい井出隆夫作品の活用法

井出隆夫名義の童謡は、保育活動の様々な場面で活用できます。

季節の歌として「北風小僧の寒太郎」を冬の時期に取り入れれば、子どもたちは風の音や寒さを想像しながら歌えます。「くじらのバス」のような乗り物や海の生き物をテーマにした曲は、遠足や水族館見学の前後に歌うことで、体験と音楽を結びつける効果があります。

歌詞が会話調で分かりやすいため、言葉の発達段階にある子どもたちにとって理解しやすいのがメリットです。

保育士自身が歌詞の意味やストーリーをしっかり把握していれば、子どもたちに「この歌はどんなお話かな?」と問いかけることで、想像力や言語能力を育む活動につながります。また、井出隆夫作品には絵本のような世界観があるため、絵を描いたり劇遊びに発展させたりする展開も可能です。

山川啓介(井出隆夫)の作品集『リリシスト 〜山川啓介ソングブック』には、井出隆夫名義の童謡が1枚のディスクにまとめられています。

違反になりません。

このCDを参考に、保育園や幼稚園のレパートリーを増やすことができます。作詞家の名前を調べる習慣をつけると、他にも優れた童謡作家の作品に出会えるかもしれません。

保育現場で歌を選ぶ際、作詞者の背景や意図を知ることは、子どもたちに伝える内容の質を高める手段になります。井出隆夫(山川啓介)のように、子どもの心に寄り添いながら普遍的なメッセージを届けようとした作詞家の姿勢は、保育士にとっても学ぶべき点が多いでしょう。

日本コロムビア公式サイトでは、山川啓介作品集の詳細な収録曲リストが確認できます。

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