梁田貞 どんぐりころころ 歌詞
梁田貞 どんぐりころころ 歌詞の作曲と作詞
「どんぐりころころ」は大正時代に作られた唱歌(広い意味では童謡)で、作詞が青木存義、作曲が梁田貞として知られています。
保育園の歌として扱うときも、朝の会や季節の歌コーナーで「作曲:梁田貞」という固有名詞を出すだけで、ただの“歌唱”から一段上の“鑑賞”に変わります。
また、この曲は戦後の1947年に小学校の音楽教科書に載ったことが普及の大きなきっかけとされ、園児の保護者世代にも馴染みが深い導線を作れます。
梁田貞 どんぐりころころ 歌詞 1番 2番の全文と注意
歌詞として広く共有されているのは基本的に1番と2番で、物語が「起→承→転→結」に近い形で進み、最後は“困らせた”で終わる構成です。
掲載や配布を考える場合、この曲は日本国内で著作権保護期間が満了しパブリックドメインになっている、という整理がしやすい点も保育・教育現場向きです。
一方で、歌詞の表記は時代や媒体で漢字・かなが揺れることがあり、園だよりや教材を作る際は「表記を園内で統一する」ほうが混乱が起きにくくなります。
梁田貞 どんぐりころころ 歌詞の意味 どんぶりこ
「どんぶりこ」は、池に落ちたときの音を表す擬音語で、どんぐりの語感に引っ張られて「どんぐりこ」と誤って歌われやすい、と説明されています。
保育園では、この“言い間違いポイント”を叱って直すより、リズムと動きで覚えるほうが自然です(例:1番冒頭だけは手拍子を固定し、「どん・ぶ・り・こ」で4分割して言う)。
さらに、伴奏には短い反復型(オスティナート)が置かれ、手拍子や簡単な打楽器を重ねやすい曲としても解説されているため、歌詞指導と合奏遊びをつなげられます。
梁田貞 どんぐりころころ 歌詞 3番 幻の3番
「どんぐりころころ」には、温かい結末を付ける形の“幻の3番”があると広まりましたが、実際には原作者(青木存義)の作ではなく、編曲の過程で岩河三郎が付け足したものだと説明されています。
そのため保育園の歌として3番まで歌うかどうかは、「行事(発表会)では物語を完結させたい」「教材としては原形(2番まで)を優先したい」など、ねらいに応じて選ぶのが実務的です。
3番を扱う場合も、「昔からある正しい歌詞」という言い方にせず、「後から作られて広まった歌詞」と位置づけると、保護者への説明コストが下がります。
梁田貞 どんぐりころころ 歌詞 保育園の歌い方(独自視点)
この曲の“むずかしさ”は音域よりも、物語の転換(池で遊ぶ→山が恋しい→泣く)を幼児がどう受け取るかにあります。
そこで、歌詞理解を深める小技として、あえて2番を「感情のことば」に置き換えず、原文のまま「困らせた」で止め、子どもに“次はどうなると思う?”と問いかけてから、絵本や劇遊びに接続すると活動が広がります。
また、どじょう・池・山・どんぐりをカード化して並べ替えると、歌詞暗記ではなく「唱歌=物語の歌」として捉えられ、年齢差のあるクラスでも参加の入口を作れます。
参考:歌の来歴(教科書掲載で普及した経緯)と「幻の3番」の作者事情がまとまっている
参考:一般的に共有される歌詞(1番・2番)と背景説明がコンパクト
https://www.worldfolksong.com/songbook/japan/doyo/dongurikorokoro.htm

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