ハーモニクス ギター やり方と保育で活かす倍音テクニック
ハーモニクス ギター やり方の基本:倍音の仕組みを理解する
ハーモニクスとは、弦の「倍音」だけを鳴らす奏法です。普通にギターを弾いた時の音には「基音」と「倍音」の両方が含まれていますが、特定の場所を軽く触れることで、倍音だけを取り出すことができます。
「ピーン」「ポーン」と表現される独特の澄んだ音色が特徴です。 この音は弦楽器全般(ギター・ベース・バイオリン・チェロ)で使われる共通のテクニックで、難しそうに見えますが原理を知ると納得感があります。
保育の現場でギターを使っている方にとって、ハーモニクスは子どもが思わず「えっ、何この音?」と振り向く効果的なアクセントになります。 まずは「弦をギュッと押さえない」という感覚を体に覚えさせることが第一歩です。j-guitar+1
ハーモニクス ギター やり方の核心:ナチュラルハーモニクスの出し方と種類
ハーモニクス奏法には大きく4種類あります。
参考)【全て解説】ギターのハーモニクスの種類とコツ【動画解説有り】…
- ナチュラルハーモニクス:左手でフレットの真上を軽く触れてピッキングし、すぐに指を離す
- 人工ハーモニクス:左手で通常押弦しながら、右手でハーモニクスポイントに触れてピッキングする
- タッピングハーモニクス:右手の指先でハーモニクスポイントを叩いて倍音を出す
- ピッキングハーモニクス:ピック+右手親指の側面を使う、主にエレキギター向け
まずはナチュラルハーモニクスから始めるのが基本です。 他の3種類はある程度ギターに慣れてから取り組むとスムーズです。
コツは1つだけです。「弦を押さえない、ただ触れるだけ」という感覚を掴むことが全てです。 この感覚が分かれば、他の奏法への応用も一気に広がります。
参考)ギターはじめの一歩 [ エレキギター編 ] 第10回 ハーモ…
ハーモニクス ギター やり方のポイント:5・7・12フレットの使い方
ナチュラルハーモニクスが最も出やすい場所は、5フレット・7フレット・12フレットの3箇所です。 この3つを「ハーモニクスポイント」と呼び、初心者はまずここから練習します。
参考)ナチュラルハーモニクスのこつは触れるだけ!ギターでのやり方&…
| フレット | 弦長との比 | 音程(開放弦に対して) |
|---|---|---|
| 12フレット | 1/2 | 1オクターブ上(同じ音名) |
| 7フレット | 1/3 | 完全5度上(1オクターブ分) |
| 5フレット | 1/4 | 2オクターブ上(同じ音名) |
たとえば3弦(G)の12フレットでハーモニクスを鳴らすと、通常の3弦開放弦「G」の1オクターブ上の「G」が出ます。 5フレットでは2オクターブ上の「G」が出るため、同じ音名でも音の高さが変わります。
12フレットが一番簡単です。 初めての練習は「6弦12フレットの真上をそっと触れてピッキング」→「ピーンと鳴ったら成功」というシンプルな手順で確認してください。 音が「ポッ」と短く消えてしまう場合は、指の位置が真上からずれているか、少し強く触れすぎているサインです。note+2
ハーモニクス ギター やり方の応用:人工ハーモニクスの計算ルールと実践
人工ハーモニクスは、ナチュラルハーモニクスと同じ原理を「右手だけで行う」テクニックです。 左手で好きなフレットを押さえながら、右手の人差し指の腹でハーモニクスポイントに触れ、親指でピッキングします。
計算ルールはシンプルです。
- 左手で押さえているフレット + 12フレット = ハーモニクスポイント
- 左手で押さえているフレット + 7フレット = ハーモニクスポイント
- 左手で押さえているフレット + 5フレット = ハーモニクスポイント
たとえば、6弦の3フレットを左手で押さえているなら、ハーモニクスポイントは「3+12=15フレット」「3+7=10フレット」「3+5=8フレット」になります。
これを覚えるとメリットが大きいです。 ナチュラルハーモニクスは出せる場所が限られますが、人工ハーモニクスを使えば全フレットでハーモニクスが出せるようになります。保育の場面でも、弾きたい曲のキーに合わせて自由にハーモニクスアクセントを加えられる点が魅力です。note+1
ただし慣れるまでは難しいテクニックです。 焦らず、まず右手親指のピッキングと人差し指のタッチを「同時に動かす」練習から始めてください。
ハーモニクス ギター やり方を保育現場で活かす:子どもの音感教育への応用
保育士がギターを弾く最大の目的は、子どもの感性を刺激することです。 ハーモニクスの「ポーン」という澄んだ音は、通常のコード演奏では出せない幻想的な響きを持ちます。これが子どもの注意を引く「音の刺激」として非常に効果的です。
参考)【音楽の力】ギターで彩る園生活|浅井 和毅|育休400日男 …
たとえば、以下のような場面での活用が考えられます。
- 絵本の読み聞かせのBGM:場面転換のタイミングで12フレットのハーモニクスを鳴らすと、雰囲気が一気に変わる
- チャイム音の再現:5・7・12フレットのハーモニクスを組み合わせると、学校のチャイムに似た音列が出せる
- 音の高低を体感させる活動:「この音は高い?低い?」と問いかけながらハーモニクスを弾き、子どもに聞き比べさせる
- 「透き通った音」と「普通の音」の聴き比べ:同じフレットで通常の押弦音とハーモニクスを交互に弾き、音の違いを体験させる
元保育士でギタリストの実践例でも、「公園でギターを弾き始めると子どもが自然と集まり、まるで小さなコンサートのようだった」という記録があります。 音楽は言葉よりも先に子どもの感覚に届くという証拠です。
ハーモニクスはチューニングにも使えます。 たとえば6弦5フレットのハーモニクスと5弦7フレットのハーモニクスを同時に鳴らすと、ビートが揃ったときに音が合っているサインになります。保育の準備時間にもスマートに使えるテクニックです。
参考)ハーモニクスを活用したチューニング方法 – FenderNe…
保育現場では特別な機材は不要です。 アコースティックギター1本でナチュラルハーモニクスは十分に鳴らせます。ゲインを上げるとより出やすくなりますが、電源が取れない保育園の現場でも、12フレットと7フレットのハーモニクスなら必ず鳴ります。
音楽的な下地を作ることが保育の音楽教育の核心です。難しいコードを弾けなくても、ハーモニクスを1音鳴らすだけで子どもの耳はその「特別な音色」を記憶します。 この積み重ねが3歳から5歳の音感発達を支えます。hoikushibank-column+1
参考:ギターを使った保育における音楽表現と保育者の実践構造についての学術的研究です。ギターのメリット・デメリットや音楽指導の方法論が詳しく記されています。
参考:ハーモニクスの音程・倍音原理・ハーモニクスポイントをシンプルかつ詳細に解説したギター専門サイトです。初心者が原理から理解するために最適です。
ハーモニクスの意味と弾き方を詳しく解説 – THE POCKET GUITAR
参考:ハーモニクスポイントの計算ルール(人工ハーモニクス)と、4種類の奏法すべてを動画付きで解説したページです。


