バスにのって歌で育む子どもの発達と保育の活用法

バスにのって歌を保育で活かす完全ガイド

「バスにのって」をSNSに動画投稿すると、著作権違反で削除・ペナルティを受けることがあります。

この記事でわかること
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歌詞・振り付け・ねらい

「バスにのって」の全歌詞と年齢別の振り付けポイント、保育における具体的なねらいを解説します。

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活用シーンとアレンジ

遠足・朝の会・参観日など場面ごとのおすすめ活用法と、子どもが盛り上がるオリジナルアレンジを紹介します。

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著作権の注意点

SNS・動画投稿で保育士が知らずに著作権侵害になるリスクと、安全な使い方のポイントを整理します。

「バスにのって」の歌詞と作詞作曲者の背景

 

「バスにのって」は、創作あそび作家・たにぞう(谷口國博)さんが作詞・作曲した手遊び歌です。谷口さんはもともと保育園に5年間勤務したのちフリーの創作あそび作家に転身し、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」に「ブンバ・ボーン!」や「バスにのって」など数多くの楽曲・振付を提供した実績を持ちます。現役保育士出身ということが、保育現場での使いやすさの理由のひとつです。

歌詞は次のような構成になっています。

パート 歌詞(抜粋) 動き
基本リフレイン バスにのってゆられてる ゴーゴー 左右に体を揺らす
右カーブ そろそろみぎへまがります 3・2・1 ふー 体を右に傾ける
左カーブ そろそろひだりにまがります 3・2・1 ふー 体を左に傾ける
でこぼこ道 そろそろでこぼこみちです 3・2・1 わー 上下に揺れる
坂を上る そろそろさかをのぼります 3・2・1 わー 前傾姿勢で揺れる
坂を下る そろそろさかをくだります 3・2・1 わー 後ろに傾けながら揺れる
急カーブ そろそろみぎにきゅうかーぶ 3・2・1 わー 大きく右に傾ける
オートバイ そろそろひだりからオートバイ 3・2・1 わー 左方向を意識して揺れる
停車 そろそろとまりまーす 3・2・1 おー ゆっくり止まる動作

メロディーが繰り返し構造なので、子どもが一度聞けばすぐに口ずさめます。これが基本です。「ゴーゴー!」の掛け声は子どもが自然に声を出したくなる設計になっており、保育者がカウントダウンで「3・2・1」と盛り上げるたびに場の雰囲気が高まります。クラス全体の集中力を一瞬で引きつけやすい曲構成といえます。

参考:「バスにのって」詳細な振り付き実演と年齢別ねらいの解説

ほいくnote「バスにのって|近藤夏子による振り付き動画」

バスにのって歌の年齢別ねらいと導入のコツ

「バスにのって」は2歳児から5歳児まで幅広く活用できますが、年齢ごとにねらいを意識することが大切です。

年齢 主なねらい おすすめ導入の言葉がけ
2歳児 リズムに合わせて体を揺らす模倣遊びを楽しむ 「バスごっこしてみようね。ゆらゆら揺れるよ~」
3歳児 右・左・でこぼこの方向と動きを結びつけて理解する 「そろそろ右に曲がりますよ。一緒に曲がろうね?」
4歳児 掛け声を工夫しながら友だちと動きを合わせる協調力を育む 「今度はバスがでこぼこ道を走るよ。みんなで揺れてみよう」
5歳児 自分たちで新しい道のりを考え演出する創造力を育てる 「次はどんな道にする?坂にしてみる?トンネルにする?」

特に注目してほしいのが、3歳児クラス以降の「右・左・上下の方向感覚」の育みです。保育者と子どもが一緒に体を傾けながら、「右に曲がります」「左に曲がります」と声に出して動くことで、方向感覚が遊びの中で自然に身につきます。これは意外ですね。算数や体育の基礎となる空間認知能力の芽生えとして、研究者からも評価されています。

また、乳幼児期のふれあい遊びとしても優秀です。保育者の膝の上に子どもを乗せて揺らすことで、直接的なスキンシップが生まれ、愛着関係・信頼関係の形成につながります。0歳・1歳でも首が座っていれば、膝の上に乗せてゆったりと楽しむことができます。

🌟 発達のポイントまとめ

  • 模倣力:保育者の大げさな動きを見て、まねをしようとする意欲が生まれる
  • 方向感覚:右・左・上下の動作を繰り返すことで空間認知が育まれる
  • 表現力:「ふー」「わー」「おー」と声を出すことで感情表現が豊かになる
  • 信頼関係:膝の上でのスキンシップが安心感を育む
  • 協調性:クラス全員で「ゴーゴー!」と掛け声を合わせる体験が連帯感につながる

参考:ふれあい遊びとしての「バスにのって」の効果と活用法

バスにのって歌の振り付けを上手に見せるポイント

「バスにのって」を保育の場で披露するとき、保育者の表現力がそのまま子どもたちの盛り上がりに直結します。上手く見せるための核心は「大げさに動くこと」です。

まず、「ゆられてる」では左右に体全体をしっかり揺らしてください。ちょこっと揺れるだけでは子どもたちの目が引き付けられません。「こんなにやって大丈夫?」と思うくらい大げさに動くと、本当にバスに乗っている臨場感が生まれます。これは使えそうです。

次に、「3・2・1」のカウントダウンパートが特に重要です。カウントダウンを言う速さ・声の大きさを毎回少しずつ変えることで、子どもたちが「次はどんなリアクションが来るのか?」とワクワクした状態を維持できます。カウントダウンの後の「ふー」「わー」「おー」は、クラスによってオリジナルのリアクションを決めておくのもいいですよ。

🎭 振り付けの具体的なコツ

  • 「ゆられてる」:お尻から背中まで全身をしっかり左右に揺らす(イメージは電車で立っているとき)
  • 「みぎへまがります」:右肩を大きく下げるように体を傾ける
  • 「でこぼこみち」:上下にバウンスするように動く(いすの上なら座ったまま)
  • 「さかをのぼる」:前傾姿勢でゆっくり力んだ動きに変える
  • 「さかをくだる」:後ろに傾きながら「落ちる感覚」を出す
  • 「きゅうかーぶ」:通常カーブより2倍大げさに傾ける

特に0〜2歳児クラスでは、膝の上に子どもを乗せてこれらの動きをゆったりと行うのが定番のスタイルです。体の関節を持たないよう注意しながら、子どもの表情を確認しながら進めましょう。嫌がっているときはすぐに止めることが原則です。

バスにのって歌の活用シーンとオリジナルアレンジ

「バスにのって」は通年で使える曲ですが、特定のシーンで使うとその効果が何倍にも膨らみます。

🌸 遠足・園外活動の前の導入として

遠足でバスに乗る前日または当日の朝の会で「バスにのって」を歌うと、子どもたちの期待感が一気に高まります。「今日はほんもののバスに乗るよ!」と伝えながら歌えば、バス内でのマナー(座ってる・大声を出さない)の意識づけにもなります。遠足の約1週間前からクラスで練習しておくと、当日はバスの中でも子どもたちが自発的に歌い出すことがあります。

👨‍👩‍👧 参観日のふれあい遊びとして

保護者も一緒に参加できるのが「バスにのって」の強みのひとつです。保護者の膝の上に子どもを乗せて、一緒に揺れながら歌う光景は保護者にも大変好評です。「家でもやってみます!」という声が上がることも多く、家庭での親子遊びへの橋渡しにもなります。つまり、園と家庭の連携ツールになるということです。

🌞 朝の会・切り替えの導入として

活動と活動の間に子どもたちの気持ちを切り替えたいとき、1〜2分でできる「バスにのって」は重宝します。長い手遊びではなく、掛け声だけ2〜3回繰り返すショートバージョンにすれば30秒程度で場が整います。

🎪 運動会・お遊戯会の演目として

「バスにのって」は全身を使う動きが多く、ダンスや体操の演目としても人気です。クラスで列になり、前の人の肩に手を置いて「バス」を模した列遊びにアレンジすると、特に4〜5歳児に大受けします。

オリジナルアレンジのアイデア

検索上位の記事では紹介されていませんが、実は「バスにのって」はパート追加が特に盛り上がるアレンジです。たとえば「そろそろトンネルにはいります」→「3・2・1 しーん(静かにする)」、「そろそろおおきなぬまにはまります」→「3・2・1 ドボン!(座ったまま前に傾く)」というオリジナルパートを子どもたちと一緒に考えると、5歳児クラスでは毎週新しいバージョンを作るほど盛り上がります。子どもの発想を取り入れるということが、創造力を育む大切な保育の視点です。

バスにのって歌をSNS・動画に使うときの著作権注意点

保育士がSNSや動画投稿サイトに「バスにのって」を使った動画をアップロードする際、著作権のリスクがあることを必ず知っておいてください。

「バスにのって」は谷口國博(たにぞう)さんが作詞・作曲した現役の著作物です。現在もJASRACなどの著作権管理団体による管理対象楽曲であり、作詞・作曲者が存命のため、著作権の保護期間は終了していません。保護期間が切れているわけではありません。

⚠️ 保育士が注意すべきSNS投稿のケース

  • YouTubeに子どもと歌っている動画をアップする:YouTubeはJASRACと包括契約を結んでいるため、ユーザーが自分で歌ったり演奏したりする動画(カバー動画)については一定の範囲で投稿可能です。ただし、市販CDや音源をそのまま流す場合は音源の著作隣接権の問題も生じます。
  • InstagramやTikTokへの投稿:各プラットフォームのJASRACとの契約状況により異なります。原則として自身が歌っている場合は条件付きで可能な場合がありますが、音源をそのまま使う投稿は削除対象になることがあります。
  • 園内行事の録画をそのままYouTubeで限定公開する:行事映像であっても動画配信に当たる場合、著作権料の手続きが必要なケースがあります。

実際に愛知文教女子短期大学の研究では「保育者は知らないあいだに著作権侵害になってしまうことがある」と指摘されています。「うちの園は大丈夫」という思い込みは禁物です。

✅ 安全に使うための確認ステップ

  1. JASRAC作品データベース「J-WID」で使用予定曲が管理楽曲か確認する
  2. 投稿先プラットフォーム(YouTube・Instagram・TikTokなど)の利用規約を確認する
  3. 自分で歌っている(カバー)なのか、CDや配信音源を流しているのかを区別する
  4. 不明な場合は園の管理者に相談するか、JASRACに問い合わせる

園の保育活動として室内で歌う場合は、著作権法第38条の「営利を目的としない上演等」に該当し、通常は許諾が不要です。問題になるのはあくまでも「録画して公開する」場面です。この点だけ覚えておけばOKです。

参考:JASRAC公式のインターネット利用に関するガイドライン

JASRAC「YouTubeなどの動画投稿(共有)サービスでの音楽利用」

参考:保育現場での著作権教育に関する研究資料

愛知文教女子短期大学「保育現場で必要な著作権の知識」

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