なべなべそこぬけって、怖い?
世界の民謡・童謡の一つである「なべなべそこぬけ」は、手をつなぎながら輪を作って遊ぶ子供の遊び歌です。
歌詞は「なべなべそこぬけ そこがぬけたら かえりましょ♪」と非常にシンプル。
「なべなべそこぬけ」は、手をつないだままで反り返る遊び方が特徴的で、「なべなべそこぬけ」は、「かごめかごめ」の原曲の歌詞に由来している一部があります。
二人で遊ぶ場合は、向かい合って手をつなぎながら反り返り、背中合わせの状態で手を放さないようにします。元の姿勢に戻るためにもう一度歌を繰り返し、同様に反り返ります。
三人以上で遊ぶ場合は、二人がアーチを作り、残りの人たちがくぐり抜ける遊び方になります。アーチと反対側の人が後ずさりしながら後ろ向きのまま門をくぐり、元の円形になるまで移動します。
大人数で遊ぶ場合、事前にアーチを作る人を決めておくとスムーズに進められます。
アーチを通る際には、先頭の人が両側の人を引っ張りながら移動する様子が、鶴や雁が群れを成して飛んでいく姿に似ていて、見た目にもきれいです。
なべなべそこぬけの歌詞
「なべなべそこぬけ」のルーツは江戸時代後期に出版された童謡集「竹堂随筆」に収められているわらべうたの歌詞です。
「なべなべそこぬけ」のわらべうたは、江戸時代の鉄鍋や鉄釜が穴が開きやすかったことや、貴重な金属であったことから庶民が大切に使っていたことが背景にあるかもしれないですね。
淡々と歌われる曲は少し不気味で、日本のホラー映画っぽい雰囲気があるかも。