ラジオ体操の歌の歌詞をひらがなで子どもに伝える保育士の指導ガイド

ラジオ体操の歌の歌詞をひらがなで学ぶ保育士向け完全ガイド

実はラジオ体操の歌を保育園で無断でプリントに使うと、著作権法違反になる可能性があります。

📋 この記事でわかること
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ひらがな歌詞の全文と意味解説

「あたらしいあさがきた」から始まる歌詞を、ひらがなで丁寧に紹介。子どもが理解しやすいよう言葉の意味も解説します。

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歌詞の歴史と三代目の背景

現在の「ラジオ体操の歌」は三代目。1956年(昭和31年)に誕生したこの歌の意外な歴史を解説します。

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著作権・指導上の注意点

保育の現場でプリント配布や掲示をする際に知っておくべき著作権の基礎知識を、わかりやすく整理して紹介します。


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ラジオ体操の歌の歌詞をひらがなで確認しよう【1番・2番の全文】

 

「あたらしいあさがきた きぼうのあさだ」という書き出しは、保育士なら誰でも知っているフレーズです。しかし、ひらがなでの完全な全文を書き出してみると、意外と「あれ?ここなんだっけ?」とつまずくことがあります。子どもに歌を教えるためには、まず指導する側が歌詞を正確に把握しておくことが大切です。

以下に、現行の「ラジオ体操の歌」(作詞:藤浦洸、作曲:藤山一郎)の歌詞をひらがな・ふりがな付きで整理します。

ひらがな歌詞
1番 あたらしい あさがきた きぼうのあさだ
よろこびに むねをひらけ おおぞらあおげ
ラジオのこえに すこやかなむねを
このかおるかぜに ひらけよ

それ いち ふた さん

2番 あたらしい あさのもと かがやくみどり
さわやかに てあしのばせ つちふみしめよ
ラジオとともに すこやかなてあし
このひろいつちに のばせよ

それ いち ふた さん

ポイントは2番まで歌詞があること、そして普段のNHKラジオ体操放送では1番だけが流れていることです。実は2番があることを知らない保育士も少なくありません。子どもに教える機会には、2番まで紹介することでより豊かな歌唱指導ができます。

また、歌詞の中に出てくる「すこやか(健やか)」「かおる(香る)」「ふみしめよ(踏みしめよ)」といった言葉は、4〜5歳児には少し難しく感じる表現です。これが基本です。言葉の意味を一つひとつ丁寧に伝えることが、子どもの語彙力アップにもつながります。

「かおるかぜ」は「いいにおいのする風」だよ、「つちをふみしめよ」は「しっかり地面を踏んで立とう」という意味だよ、と噛み砕いて説明すると子どもたちもスムーズに理解できます。

参考:ふりがな付き歌詞掲載サイト(うたてん)

うたてん|ラジオ体操の歌 歌詞ふりがな付き

ラジオ体操の歌の歌詞の意味を子どもに伝える保育士向け解説

「ラジオ体操の歌」の歌詞には、子どもにとってわかりにくい表現が複数含まれています。ただ歌うだけでなく、意味を理解して歌うことが言語発達に直結します。歌詞の意味を伝えることが条件です。保育士が一言添えるだけで、子どもたちの吸収力は大きく変わります。

以下に、保育士がそのまま使えるよう、難しい歌詞表現とその言い換え例をまとめます。

歌詞の言葉 子ども向けの意味説明
きぼう(希望) 「今日も楽しいことがあるかな」とワクワクする気持ちのこと
むねをひらけ 胸を大きく開いて、深呼吸してみよう
おおぞらあおげ 大きな空を見上げよう
すこやか(健やか) 元気で丈夫なこと
このかおるかぜ(この香る風) いいにおいがする朝の風のこと
かがやくみどり(輝く緑) 朝日を浴びてキラキラ光っている葉っぱや草のこと
つちふみしめよ(土踏みしめよ) 地面をしっかり踏んで、力強く立とう

歌詞全体のテーマは「朝の清々しさと、体を動かす喜び」です。朝日を感じながら大空を見上げ、大地を踏みしめて元気よく一日を始めよう、というメッセージが込められています。これは使えそうです。

保育の現場で歌を教える際は、まず保育士が全力で歌ってみせることが大切です。子どもは大人の表情や体の動きを見て「この歌は楽しそうだ」と感じます。歌詞カードを作るときはひらがなで書き、4〜5歳児が自分で読めるサイズで掲示するのがおすすめです。模造紙にひらがなで歌詞を大きく書いて貼り出せば、子どもが自然と目にする機会が増えます。

また、歌いながら動作をつけると記憶に定着しやすくなります。「おおぞらあおげ」で両手を上に広げる、「つちふみしめよ」でその場で足踏みをする、といった振り付けを取り入れてみてください。言葉と動作が結びつくことで、低年齢の子どもでも歌詞を自然に覚えることができます。

参考:保育士向けの歌唱指導テクニック記事

ほいくのおまもり|子どもが歌詞を覚えない!楽しく歌詞を覚えるテクニック

ラジオ体操の歌の歌詞の歴史をひらがなで教える前に知っておきたいこと

現在広く知られている「ラジオ体操の歌」は、実は三代目の楽曲です。多くの保育士が「ずっと同じ歌」だと思っているかもしれませんが、歴史をたどると非常に興味深い変遷があります。意外ですね。この背景を知ることで、子どもへの説明にも深みが増します。

ラジオ体操そのものの誕生は1928年(昭和3年)11月1日です。当時の逓信省簡易保険局(現在のかんぽ生命の前身)が「国民保健体操」として制定し、NHKラジオで放送が始まりました。つまり、ラジオ体操はNHKが生み出したのではなく、かんぽ生命の前身組織が始めたものです。2028年にはちょうど放送100周年を迎えます。

「ラジオ体操の歌」の歴史を年表で整理すると次のようになります。

年月 できごと
1928年(昭和3年)11月 ラジオ体操の放送開始(初代ラジオ体操第1)
1931年(昭和6年)7月 初代「ラジオ体操の歌」が発表(作詞:小川孝敏、作曲:堀内敬三)
1939年(昭和14年) 「朝日を浴びて」が発表(軍国主義的な歌詞が特徴)
1951年(昭和26年)9月 二代目「ラジオ体操の歌」が発表(歌詞が長すぎて覚えにくいと不評に)
1956年(昭和31年)3月 三代目(現行)「ラジオ体操の歌」が発表(作詞:藤浦洸、作曲:藤山一郎)

二代目の歌が短命に終わった理由は「歌詞が長くて覚えにくかった」からです。それを受けて作られたのが現在の三代目で、シンプルかつ覚えやすい歌詞が高く評価されました。三代目は1956年の発表以来、現在まで約70年にわたって使われ続けているということですね。

子どもに伝える際も「この歌は70年前から歌われているんだよ」と話すと、子どもたちが歴史に対して親しみを感じるきっかけになります。

参考:ラジオ体操の歌の歴史について詳しく解説しているサイト

ラジオ体操の広場|現在のラジオ体操の歌は三代目!ラジオ体操の歌はいつからあった?

ラジオ体操の歌の歌詞を保育士がひらがなで使う際の著作権ルール

保育士が「ラジオ体操の歌」の歌詞をひらがなでプリントに印刷して子どもに配布したり、壁に掲示したりする場面は珍しくありません。しかし、これが著作権上のグレーゾーンになるケースがあることを、多くの保育士は知らないまま進めてしまっています。知らないと損します。

現行の「ラジオ体操の歌」(作詞:藤浦洸、作曲:藤山一郎)には著作権があります。歌詞と楽曲の著作権は消滅しておらず、しばらく切れることもありません。具体的な著作権の管理窓口は以下のとおりです。

  • 🎵 ラジオ体操第一・第二の伴奏曲:かんぽ生命保険が著作権を保有。使用申請が必要(ただし楽曲使用料は無料)。
  • 🎵 ラジオ体操の歌(歌詞・メロディー):JASRAC(日本音楽著作権協会)が管理。
  • 🎵 みんなの体操:JASRACが管理。

保育士が特に注意したいのが「歌詞の印刷物への掲載」です。歌詞を紙に印刷して複数の子どもに配布する行為は「複製」にあたり、本来はJASRACへの申請が必要になります。ただし、学校・幼稚園・保育所等の教育機関における非営利・授業目的の利用については、著作権法第35条により一定の範囲で許容される場合があります。

つまり「教育目的の非営利利用」が条件です。クラス内での使用に限り、外部への配布や販売・SNS投稿を行わないことが大前提となります。また、2021年度から「授業目的公衆送信補償金制度(SARTRAS)」が整備されており、学校がこの制度に参加していれば授業でのデジタル利用もカバーされる場合があります。

心配な場合は、園長や施設責任者を通じてJASRACの窓口(https://www.jasrac.or.jp/)に確認を取るのが確実です。メモしておくと安心です。一方で、子どもと一緒にその場で歌うだけであれば(演奏権が発生しない形)、通常の保育活動の範囲内として問題ありません。

参考:かんぽ生命公式のラジオ体操楽曲使用に関するページ

かんぽ生命保険|ラジオ体操の楽曲使用について(著作権申請方法)

ラジオ体操の歌の歌詞に合わせた保育士の指導テクニックと子どもへの効果

「ラジオ体操の歌」を保育の現場で効果的に活用するには、ただ流すだけでは十分ではありません。歌と動作を組み合わせた指導によって、子どもの運動能力・語彙力・リズム感に同時にアプローチすることができます。これは使えます。

まず、保育士が率先して楽しそうに歌ってみせることが第一歩です。子どもは大人の熱量を敏感に感じ取り、「この歌は楽しいのかな」と興味を持ち始めます。最初にサビ(「それ いち ふた さん」)から歌い始めると、子どもに強いインパクトを与えやすいです。

次に、年齢別のアプローチが大切です。

  • 🐣 0〜2歳児:メロディーを聞かせるだけで十分。体を揺らしたり、足踏みしたりするだけでOKです。
  • 🌱 3歳児:「いち・ふた・さん」のフレーズを一緒に声に出す。繰り返しのある部分から慣れさせましょう。
  • 🌸 4〜5歳児:歌詞の意味を説明しながら全番を歌う。ひらがなで書いた歌詞カードを活用できます。

「ラジオ体操の歌」を歌いながら足踏みをする習慣は、準備体操としても理にかなっています。運動前に体を温めてから体操に入ることで、筋肉や関節への負担が軽減されます。ただし、運動専門家・西薗一也氏(スポーツひろば代表)によると「静的ストレッチを子どもに行わせると、痛みから筋肉が硬直して逆効果になる場合がある」と指摘されています。ラジオ体操の歌に合わせた軽い足踏みは、まさにこの「動的なウォームアップ」として理想的です。

歌詞を覚えることには語彙力への効果もあります。「すこやか」「きぼう」「かがやく」といった表現は日常会話ではあまり使わない言葉ですが、歌として繰り返すうちに自然に身につきます。童謡の歌詞は美しい日本語で構成されており、言語教育の観点からも非常に優れた教材です。

歌詞カードをひらがなで作成し、朝の会や体操の時間に壁に貼っておくのが一番シンプルで効果的な方法です。5歳児はひらがなが読める子も増えてくるため、自分で読みながら歌えるようになり、達成感も得られます。視覚と聴覚の両方から歌詞が入ってくることで、記憶への定着が早まるということですね。

参考:保育現場における運動指導の注意点(マイナビ保育士)

マイナビ保育士|ラジオ体操には効能がない?保育現場で実践したい運動4選

ラジオ体操の歌