釣りの歌の歌詞を保育で活かす全ガイド

釣りの歌の歌詞を保育で使いこなすための全知識

「さかながはねて」の歌詞をSNSに投稿すると、最悪300万円の罰金になります。

🐟 釣りの歌の歌詞を保育で活かす3つのポイント
🎵

歌詞は0〜5歳まで1曲で対応できる

「さかながはねて」はゆっくりなリズムで0歳から参加でき、5歳児はオリジナル歌詞の創作遊びにまで発展する万能手遊び歌です。

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歌詞の無断SNS投稿は著作権違反になる

著作権が生きている楽曲の歌詞をSNSやブログに無断掲載すると、著作権法違反として3年以下の懲役または300万円以下の罰金の対象となります。

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歌詞のアレンジが保育のクオリティを上げる

「くっついた先」を自由に変えることで、朝の会での集中切り替え、食育連携、季節テーマ活動まで広く応用できます。


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釣りの歌の歌詞「さかながはねて」の基本情報と保育での立ち位置

 

保育現場で「釣りの歌」として真っ先に挙がるのが、中川ひろたかさん作詞・作曲の手遊び歌「さかながはねて」です。魚がぴょんと跳ねて、顔や体のさまざまな部位にくっつくというユーモラスな内容で、子どもたちの笑いを自然に引き出します。同名の絵本(世界文化社)は第12回MOE絵本屋さん大賞パパママ賞を受賞した人気作で、手遊び歌と絵本をセットで使う保育士も多くいます。

歌詞の構造はシンプルです。「さかながはねて ぴょーん/あたまにくっついた ぼうし」という繰り返しフレーズが基本形で、くっつく部位と物が変わっていくだけのわかりやすいつくりになっています。これが原則です。

もうひとつ、夏向けの釣り系手遊びとして注目されているのが「ぼくときみ。」作詞・作曲の「さかなつり」です。「さかなつり さかなつり なにがつれるかな ドキドキ」という繰り返しに「えいっ!」という掛け声が入り、クラス全員で一斉に声をそろえる一体感が特徴です。対象年齢は2〜5歳、アカペラでも楽しめるのがポイントです。

2曲の違いを整理するとこうなります。

項目 さかながはねて さかなつり
作詞・作曲 中川ひろたか ぼくときみ。
対象年齢 0〜5歳 2〜5歳
特徴 身体部位への認識・模倣 期待感・一体感・クイズ要素
おすすめ場面 朝の会・切り替え・製作前 夏のイベント・導入・大人数活動

保育士としてどちらか1曲だけ選ぶなら、年齢幅が広い「さかながはねて」が基本です。ただし、夏祭りや7〜8月の季節活動では「さかなつり」の盛り上がりが圧倒的です。

「さかなつり」の歌詞・振り付け・著作権情報が掲載されている「ぼくときみ。」公式サイト

釣りの歌の歌詞アレンジで保育のクオリティが上がる具体的な方法

「さかながはねて」の最大の強みは、歌詞のアレンジが無制限にできる点です。この柔軟さが、他の手遊び歌との最大の違いです。基本形の「あたまにくっついた ぼうし」を変えるだけで、同じ曲が全く違う活動に変わります。

代表的な歌詞アレンジ例はこちらです。

  • 👃 おはなにくっついた てんぐのはな(1本指を鼻先に当てる)
  • 👂 おみみにくっついた イヤリング(親指と人差し指で耳たぶをはさむ)
  • ⌚ てくびにくっついた とけい(片手を手首に巻きつける)
  • 🎩 あたまにくっついた たんこぶ(グーにした手を頭にのせる)
  • 👖 おしりにくっついた しっぽ(両手をおしりの後ろに向ける)

そして、最も保育現場で役立つアレンジが「おひざバージョン」です。「おひざにくっついた おしまい!」で締めくくることで、ざわついたクラスが自然に静かな姿勢に戻ります。製作活動の前、食事の前、絵本の読み聞かせ前に使うと効果的です。これは使えそうです。

アレンジにはルールがあります。シンプルなものから始めることが条件です。いきなり複雑なアレンジを入れると2〜3歳児はついてこられなくなります。まず基本の3番(ぼうし→めがね→マスク)をしっかり定着させてから、子どものアイデアを取り入れる順番が正解です。

子どもからアレンジを募る「リクエストバージョン」は、4歳以上で特に盛り上がります。「次はどこにくっつく?○○ちゃんが決めていいよ」と声をかけるだけで、子どもが主体的に参加するようになります。5歳児では自分でオリジナル歌詞カードを作り、クラスで発表する活動にまで発展したケースもあります。

振り付けアレンジを豊富に掲載しているHoiClue「さかながはねて」実践解説ページ

釣りの歌の歌詞がもたらす子どもの発達効果と科学的な根拠

「さかながはねて」が長く保育現場で使われ続けているのは、感覚的な面白さだけではありません。発達支援の観点からも、複数の効果が重なって実証されています。

まず注目したいのが「身体化された認知(embodied cognition)」という考え方です。知識や記憶は、身体の感覚・運動と結びついているほど定着しやすいという認知科学の概念です。「あたま」という言葉を聞きながら実際に頭を触ることで、単語の意味が体験として刻み込まれます。言葉だけで教えるより、記憶の定着がはるかに速くなります。

次に、「ピョン!」「くっついた!」というオノマトペ(擬音語)が豊富な点も見逃せません。オノマトペは幼児が最初に獲得しやすい語彙のひとつで、発語を促す効果があります。療育施設で発語支援ツールとして活用されているのもそのためです。語彙の入口として機能するわけです。

大阪芸術大学の研究では、手遊び歌が「言葉の発達や数の理解を助け、旋律・拍子・リズムを記憶する経験ができる」活動として有効であることが示されています。鹿児島大学の実践研究でも、手遊びが保育の5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)すべてと関連することが確認されています。

具体的な発達効果を整理するとこのようになります。

  • 🧠 言語発達:オノマトペ・身体部位の語彙が自然に増える
  • 🤲 微細運動:指先・手首の細かな動作が繰り返し練習される
  • 👁️ 模倣力:保育士の動きを「見る→まねる」ことでミラーニューロンが活性化
  • 💬 社会性:クラス全員で歌う体験が一体感と自己肯定感を育てる
  • ⏱️ 集中力:次は何にくっつくかというドキドキ感が注意持続を助ける

発達的根拠があると理解していると、保護者への説明にも自信をもって使えます。

保育における「手遊び」の効果に関する研究論文(大阪芸術大学紀要・PDF)

釣りの歌の歌詞と著作権:保育士が知らないと損するルールを整理

ここが最も見落とされやすいポイントです。保育士が「釣りの歌の歌詞」を使う際に、著作権の観点から押さえておくべきルールがあります。知らないままSNSや資料に使うと、深刻なリスクにつながります。

保育室の中で歌う:問題なし

著作権法第38条により、営利目的でない教育現場での「演奏(歌唱を含む)」は、著作権者の許諾なしに行えます。子どもたちと一緒に歌う分には、一切の問題はありません。これが原則です。

歌詞をプリントして配布:要確認

運動会や発表会のプログラムに歌詞を印刷・配布する行為は、複製・頒布に当たります。保護者配布のお便りに歌詞を丸ごと掲載する行為も同様です。著作権が生きている楽曲の場合、JASRACや個別の著作権管理団体への確認・申請が必要になります。

SNS・YouTube・園のWebサイトに歌詞を投稿:原則NG

「さかながはねて」(中川ひろたか作詞・作曲)はJASRAC管理楽曲です。歌詞を無断でSNSやブログに掲載した場合、著作権侵害として3年以下の懲役または300万円以下の罰金の対象となります(著作権法第119条)。痛いですね。

一方、「さかなつり」(ぼくときみ。作詞・作曲)はJASRACではなく「スタジオぼくときみ。」が著作権を独自管理しています。利用する前に必ず同サイトの著作権ページを読む必要があります。

発表会でピアノ伴奏して歌う:要確認

保護者が対外的に入場するイベントで有料の場合は、JASRACへの届け出が必要なケースがあります。無料・非営利の園内発表会であれば基本的には問題ありませんが、JASRACの公式サイトで確認する習慣をつけておくと安心です。

著作権の確認は「調べる→使う」の1アクションで完結します。

学校・保育施設での音楽利用に関するJASRAC公式ガイドページ

釣りの歌の歌詞を年齢別に活かす導入テクニックと保育連携アイデア

同じ「釣りの歌の歌詞」でも、クラスの年齢によって導入の仕方を変えるだけで子どもの反応が大きく変わります。年齢別に最適化するのが条件です。

0〜1歳児:見る・聞くだけで十分

ゆっくりしたテンポで保育士が歌いかけます。「ぴょーん」の動作を大げさにすると視線が集まります。この年齢は参加を求めず、「音と表情に反応してくれた」ことを成功として捉えましょう。

2歳児:まねっこあそびから入る

「お魚ってぴょんってはねるんだよ」と言いながら保育士が大きく跳ねる動作を見せます。子どもが模倣し始めたら、一緒に声を合わせて歌い始めます。動きと言葉が同時に出てくることが発達の証です。

3歳児:問いかけで想像を膨らませる

「お魚さん、どこにくっついた?ほっぺ?あたま?」と事前に問いかけ、想像を引き出してから歌い始めます。顔・頭・ひざなど身体部位の名称を覚えることがこの年齢のねらいです。

4歳児:予測・即時反応を楽しむ

「次はどこにくっつくかな?予想してみよう!」と声をかけてから歌います。テンポを少し上げることで、即時反応を楽しむ活動になります。この年齢はスピードが上がるほど集中します。

5歳児:創作・発表まで発展

「自分だけのオリジナルバージョンを考えてみよう」と投げかけます。子どもが歌詞を考えてクラスの前で発表する活動は、語彙・表現・自己肯定感を一度に育てます。

また、釣りの歌を保育全体のテーマとつなげる「魚テーマウィーク」という活用法も効果的です。月曜日に絵本「さかながはねて」の読み聞かせを行い、火曜日に手遊びとして実践、水曜日に水族館の図鑑や写真を見せながら会話を広げ、木曜日に魚の塗り絵・製作活動、金曜日に「オリジナルさかながはねてバージョン」発表という1週間の流れが作れます。1曲の手遊び歌が、言語・造形・表現・自然認識という複数の保育領域をつなぎます。

🍣 食育との連携も見逃せません。「魚にはDHAという脳を育てる栄養が入っている」という話を食事前に一言添えてから「さかながはねて」を歌うと、苦手な魚料理への抵抗感が薄まる効果も期待できます。歌と食が結びつくと、子どもの反応が変わります。

年齢別のねらい・導入の仕方が整理された「さかながはねて」実践解説(ほいくnote)

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