パンダの歌の楽譜を保育士が選ぶ完全ガイド

パンダの歌の楽譜を保育士が選ぶ完全ガイド

「無料楽譜をそのままコピーして園児に配ると、著作権法違反になる場合があります。」

この記事でわかること
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曲の基本情報

「パンダうさぎコアラ」と「パンダのうた」2曲の違い・作詞作曲者・保育現場での使われ方を整理します。

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難易度別の楽譜の選び方

入門〜中級まで、保育士ピアノのレベルに合わせた楽譜の選び方と入手先を紹介します。

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著作権の注意点

楽譜を「閲覧のみ」と「ダウンロード・配布」で扱うときに何が違うのか、JASRACのルールをもとに解説します。


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「パンダの歌 楽譜」でよく混同される2曲の違い

 

保育士が「パンダの歌の楽譜」を探すとき、実は2曲が検索結果に混在していることに気づいていない方が多くいます。まずここを整理しておかないと、楽譜を入手しても「なんか違う…」となる原因になります。

①「パンダうさぎコアラ(作詞:高田ひろお/作曲:乾裕樹)は、NHK「おかあさんといっしょ」の「今月の歌」として放送された手遊び歌です。「おいで おいで おいで おいで パンダ」というフレーズで始まり、パンダ・うさぎ・コアラの動きをそれぞれ手で表現します。保育現場では0〜3歳クラスの手遊びとして圧倒的な知名度を持ちます。これが基本です。
②「パンダのうた」(作詞・作曲:岩田佳子/編曲:小島弘章)は、「続こどものうた200」(チャイルド本社)に収録された童謡で、「パンダってなんだ おみみのまわりはくろだ」という歌詞で始まります。こちらは主に3〜5歳クラスで歌われることが多く、少しメロディが複雑です。意外ですね。

2曲は歌詞も作曲者も完全に別物です。楽譜を探す際は、歌い出しのフレーズで確認してから入手するのが確実です。

  • 「おいで おいで パンダ」→「パンダうさぎコアラ」(高田ひろお・乾裕樹)
  • 「パンダってなんだ」→「パンダのうた」(岩田佳子)
  • どちらも著作権保護中のため、楽譜の無断コピー・配布は注意が必要

保育の現場でよく使う年齢層も異なるので、担当クラスに合わせて選びましょう。

パンダの歌の楽譜を難易度別に選ぶ方法

「パンダうさぎコアラ」は、バイエル90番程度の難易度とされており、保育士のピアノスキルでも十分弾けるレベルです。「楽しいバイエル併用 NHKおかあさんといっしょ ピアノソロアルバム」にも収録されています。これは使えそうです。

難易度は大きく3段階に分けられます。初心者向けとして、ドレミのふりがな付き・白鍵のみで弾ける入門レベルの楽譜があります。右手だけでメロディを弾けば十分という現場では、この楽譜から始めると無理なくこどもと一緒に歌えます。次に初級〜中級では、前奏つき・両手での弾き歌い用楽譜があります。左手には分散和音やブロックコードが加わりますが、使うコードはC・G・F・Am程度とシンプルです。保育現場でよく使われる「弾き歌い」スタイルに最もよく対応しています。さらに中級以上では、原曲キーを再現したアレンジや装飾音符を加えた楽譜もあります。演奏に余裕が出てきたら、こちらに挑戦すると表現の幅が広がります。

「パンダのうた」(岩田佳子)についても、「続こどものうた200」に掲載された楽譜が標準的な保育用アレンジです。ピアノ弾き歌い動画がYouTube上で複数公開されており、楽譜の参考として活用できます。

  • 入門:ドレミふりがな付き・右手のみ・白鍵中心
  • 初級:両手・コードはC/G/F/Am程度・前奏なし
  • 中級:前奏あり・原曲キー・装飾音符あり

自分のピアノレベルを正直に把握してから楽譜を選ぶのが原則です。難しい楽譜を無理に選んで練習が間に合わないより、簡単な楽譜で自信を持って弾いた方が、子どもたちは断然楽しめます。

パンダの歌の楽譜の無料入手先と著作権の注意点

「無料楽譜」という言葉につられてそのままコピーしてしまう保育士は少なくありません。しかし、ここには重要な落とし穴があります。

「パンダうさぎコアラ」は現在も著作権保護期間中の楽曲です。そのため、楽譜の「無料閲覧」と「ダウンロード・印刷・配布」はまったく別の扱いになります。ピアノ塾(pianojuku.info)が公開している楽譜ページにも明記されています。「原曲の著作権が切れていないため、楽譜の無料利用は閲覧のみとなります。ダウンロードには著作物利用料の関係上、購入が必要です」と記載されています。つまり、ブラウザで見るのは無料でも、印刷やダウンロードには購入手続きが必要ということです。

JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)の規定では、学校や保育施設での授業・保育活動の中で楽譜を使用する際には一定の条件を満たせば許諾が不要とされる場合もあります。ただし、「授業または保育の過程」に限定されており、配布部数や営利性によって判断が変わります。クラブ活動での複製にはJASRACへの手続きが必要と明示されており、園全体での配布は慎重に判断する必要があります。

  • 🆗 ブラウザで無料楽譜を閲覧しながら弾く → 問題なし
  • ⚠️ 無料公開サイトからダウンロードして印刷する → 購入が必要な場合あり
  • ❌ ダウンロードした楽譜を他の保育士に配布する → 複製権・配布権の侵害の可能性あり

安全な入手方法としては、ヤマハ「ぷりんと楽譜」・mucome・ピアノ塾(kokomu.jp)などで1曲単位で購入するのが確実です。110円〜数百円程度で購入できます。コンビニでの印刷にも対応しているため、手元に楽譜がない場合でも当日対応が可能です。楽譜の適切な入手が条件です。

参考:JASRACによる教育機関での音楽利用についての公式ガイド

JASRAC|学校など教育機関での音楽利用

パンダの歌の楽譜を使った手遊び・弾き歌いの効果的な実践法

楽譜を入手しただけでは保育に活かせません。「パンダうさぎコアラ」を実際の保育でどう使うか、楽譜の活用法と合わせて確認しましょう。

この曲は0〜3歳を対象年齢とし、手指を動かしながら歌うことで脳の発達に刺激を与えるとされています。「保育士が動きを見せ、子どもがまねる」という形式が基本で、歌いながら視覚・聴覚・運動感覚を同時に使う点が特徴です。3種類の動物をそれぞれ身体で表現することで、語彙の定着にもつながります。

弾き歌いで演奏する際は、いくつかのポイントがあります。テンポはゆっくり目(♩=80程度)にすることで、子どもが振り付けを確認しながら参加できます。ピアノだけに集中せず、子どもの顔を見ながら弾く意識を持ちましょう。左手をシンプルなコード伴奏(C・G・F程度)に押さえると、余裕ができて歌声も安定します。また、歌詞の並びを変えたり、スピードを少しずつ上げたりすることで、繰り返し楽しめる工夫ができます。こどもが「次はどれ?」とワクワクする展開にするのがポイントです。

「パンダうさぎコアラ」は手遊び歌として使うだけでなく、クラスの切り替えや集合の合図にも活用されています。簡単なピアノ伴奏でも十分雰囲気が出るため、ピアノが苦手な保育士でも取り入れやすい曲です。

参考:手遊び歌の保育での使い方と発達効果

飛鳥会グループ|脳の発達を促す効果あり?!保育中に使える子どもが喜ぶ「手遊び歌」とは

保育士だけが知っておくべき「パンダの歌 楽譜」の独自視点:移調と電子ピアノ活用のすすめ

これは検索上位の記事にはほとんど書かれていない話です。「パンダうさぎコアラ」はもともとバイエル90番程度のキー(原調)で書かれていますが、苦手な調の楽譜に合わせて無理に練習する必要はありません。

電子ピアノの「移調(トランスポーズ)機能」を使えば、楽譜をハ長調(白鍵だけのキー)のまま弾いても、自動的に原調の音が出るようになります。「ピアノの苦手な先生や保育学生にやさしい、ハ調で全て弾ける楽譜集」を活用した場合も、電子ピアノのトランスポーズ設定を合わせることで、子どもへの弾き歌いに自然に使えます。

この方法のメリットは大きく2つあります。1つ目は「黒鍵を使わないので演奏ミスが激減する」こと、2つ目は「子どもへの視線を切らさずに弾けるようになる」ことです。保育の現場ではピアノの音より「先生の表情と声」の方が子どもへの影響が大きいため、弾き方に余裕を持つことは非常に重要です。これは使えそうです。

ただし電子ピアノ以外(アコースティックピアノ)では移調機能がないため、ハ長調版の楽譜はそのまま使えます。保育施設によって設置されているピアノの種類が異なりますので、職場の環境を事前に確認することをおすすめします。

  • 電子ピアノあり → 移調機能を活用してハ長調楽譜で練習
  • アコースティックピアノのみ → ハ長調版の楽譜をそのまま使用
  • 自宅練習 → まず片手ずつ確実に覚えてから合わせる

どちらの方法でも「子どもとのアイコンタクトを切らさない」という点が最優先です。楽譜の難易度より弾き方の姿勢の方が大切だということを覚えておきましょう。

参考:ハ長調楽譜の活用と保育士向け楽譜情報(ケイ・エム・ピー)

KMP|保育学生・保育士向けハ調楽譜集の紹介

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