山登りの歌の歌詞を保育で活かす手遊び活用ガイド
「アルプス一万尺」の歌詞は実は29番まであり、全部歌うと保育活動が約10分超えてしまいます。
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山登りの歌の歌詞の代表曲:ペンギンさんのやまのぼりとは
保育現場で「山登りの歌」として真っ先に名前が挙がるのが、「ペンギンさんのやまのぼり」です。作詞・作曲は阿部直美さんで、0歳児から2歳児まで幅広く使えるふれあい手遊び歌として高い人気を誇ります。
歌詞はシンプルで覚えやすく、以下の通りです。
| 登場キャラクター | 歌詞内容 |
|---|---|
| 🐧 ペンギンさん | ペンギンさんがこおりのおやまを のぼります とーことっこ とことっこ しゅーっとすべって いいきもち |
| 🐻 しろくまさん | しろくまさんがこおりのおやまを のぼります とーことっこ とことっこ しゅーっとすべって いいきもち |
「とーことっこ とことっこ」のリズムは、子どもの腕を氷のお山に見立てて、保育士の指がよじ登っていくような動きで表現します。最後の「しゅーっとすべって」では指をすべらせ、子どものくすぐったさやドキドキ感を引き出すのがポイントです。
おすわりが難しい月齢の赤ちゃんでも、寝かせたまま楽しめる遊びです。道具も準備も一切不要なのも大きな魅力。
ほいくisによる保育士向けふれあい遊び解説(対象年齢・ねらい付き)。
山登りの歌の歌詞の深掘り:アルプス一万尺の意外な事実
手遊び歌の「山登りの歌」の中でも、幼児クラスで最もよく使われているのがアルプス一万尺です。知っているようで実はほとんど知られていない事実がたくさん詰まっています。
まず、この曲の原曲はアメリカ民謡「ヤンキードゥードゥル(Yankee Doodle)」です。日本語の歌詞は後から付け加えられたもので、1950年ごろに「向こうのお山に」として歌集に掲載されたのが最初とされています。歌詞は日本語で「アルプスの少女ハイジ」のようなヨーロッパが舞台かと思いきや、実際は日本の北アルプス・槍ヶ岳を歌ったものです。
歌詞に登場する「一万尺」とは、一尺=約30.3cmなので、一万尺は約3,030メートルを指します。槍ヶ岳の標高は3,180mで、「小槍(こやり)」と呼ばれる槍ヶ岳の山頂付近に突き出た岩峰のちょうどの高さが約3,030mです。つまり歌詞に出てくる「一万尺」は、まさに小槍の高さにぴったり一致しているのです。小槍の頂上は人が2〜3人立てる程度の岩場で、「アルペン踊り」もできないことはない……という逸話もあります。
- 🎵 アルプス一万尺の歌詞は全部で29番まで存在する(知られているのは主に1〜3番)
- 🗻 舞台は槍ヶ岳(長野・岐阜)で、ヨーロッパのアルプスではない
- 🇺🇸 メロディはアメリカ民謡「ヤンキードゥードゥル」が原曲
- 🪨 「こやり」は子ヤギではなく「小槍」という槍ヶ岳の岩峰の名前
- 👐 手遊びの対象年齢は4〜5歳(指の動きの複雑さから乳児には不向き)
「アルペン踊り」という踊りは現実には特定の踊りとして存在しておらず、歌詞の中で作り出された表現だという説が有力です。意外ですね。
保育士向け・子ども向けに29番まで歌詞解説付きで紹介されているYouTube(ひまわり)。
歌詞の意味・由来を詳しく解説した記事(世界の民謡・童謡)。
山登りの歌の歌詞を使った手遊びが子どもの発達に与える3つの効果
山登りの歌を使った手遊びは、ただ「楽しい」だけではありません。発達への科学的な裏付けがあります。これは保育士として知っておいて損はありません。
① 脳の活性化と運動機能の発達
手を動かしながら歌うという行為は、2つのことを同時に行う「マルチタスク」の練習になります。国士館大学の研究(手遊び歌の使用法における一考察)によると、手の動き・リズム感・反射機能などが発達し、脳の働きが活発になると報告されています。両手を交互に使う動きは、右脳・左脳の両方を均等に刺激する効果があります。
「ペンギンさんのやまのぼり」のように指を使ってよじ登ったり滑ったりする動きは、0歳〜2歳の手指の細かい動き(微細運動)の発達に特に効果的です。
② 言語発達とリズム感の獲得
「とーことっこ とことっこ」のような繰り返しのある歌詞は、言葉のリズムを体で感じながら覚えられる構造になっています。リズムに乗って言葉を発声することで、単語の音節・抑揚の感覚が自然と身につきます。
特に0〜2歳は「聞く・見る・まねる」の三つが急速に発達する時期で、手遊び歌はこの能力への教育効果が高いと言われています。
③ 愛着関係と情緒の安定
保育士が子どもに直接触れながら歌うふれあい手遊びは、オキシトシン(愛着ホルモン)の分泌を促す可能性があるとされています。スキンシップを通じて保育者との信頼関係・愛着関係が育まれ、心の情緒が安定していきます。
つまり「楽しいから使う」だけでなく、発達支援として意識的に取り入れることが大事です。
大阪芸術大学による「保育における手遊びの効果」研究レポート。
山登りの歌の歌詞を保育に取り入れるときの年齢別活用ポイント
同じ「山登りの歌」でも、子どもの発達段階に合った使い方をすることで、ねらいが明確になり保育の質が上がります。
| 年齢 | おすすめの曲 | 活用のポイント | ねらい |
|---|---|---|---|
| 🍼 0歳〜1歳 | ペンギンさんのやまのぼり | 寝かせたまま、腕を使ってふれあい。スピードの緩急をつける | スキンシップ・情緒の安定・感覚の発達 |
| 🐣 1歳〜2歳 | ペンギンさんのやまのぼり やまごやいっけん |
お座りや立ち上がりができる子は向かい合って遊ぶ形式に切り替える | 保育者の動きを模倣する力・リズム感の獲得 |
| 🐥 3歳〜4歳 | げんこつ山のたぬきさん 山の音楽家 |
歌詞の意味を説明しながら動きを工夫させる。楽器や小道具を取り入れる | 想像力・言語理解・音楽への興味 |
| 🐓 4歳〜5歳 | アルプス一万尺 | 友だちと2人でペアになって向かい合い遊び。テンポを徐々に速くして盛り上げる | 協調性・友だちとのコミュニケーション・スピードへの対応力 |
アルプス一万尺は「せっせっせーのよいよいよい」と2人で向かい合って手を合わせる動きが特徴です。指の動きが複雑なため、4〜5歳が対象年齢の目安になります。
発達の段階に合わせた選曲が原則です。月齢が低いのにアルプス一万尺を使おうとすると、子どもが動きについていけずにストレスになることもあります。また、年齢が高い子に対して「ペンギンさん」だけを毎回使っても物足りなくなります。年齢と発達状況を見ながら曲と遊び方を組み合わせることが、保育の現場では大切です。
保育士向け・山の日活動に使える手遊び歌9選(ほいくis)。
保育士が見落としがちな「山登りの歌」歌詞の著作権リスク
「保育の場で子どもたちと歌っているだけだから著作権は関係ない」と思っている保育士は少なくありません。ところが、これは場合によっては大きなリスクになります。
著作権法第35条では、学校その他の教育機関での非営利・無償の授業における演奏や上映は権利者の許諾なく利用できるとされています。つまり、保育室内で子どもたちと歌う分には原則問題ありません。
ただし、以下のケースは要注意です。
- 📱 発表会の様子を撮影した動画を保護者向けにSNSや動画サイトで公開する:著作権のある曲が含まれると、JASRACやNexToneが管理する楽曲については使用料が発生する場合があります
- 📄 歌詞をプリントして配布する:著作権保護期間内の曲の歌詞を全文コピーして配布することは複製権の侵害になる場合があります
- 💿 発表会のCDをそのまま録画して保護者に配布する:市販のCDを使って演奏した録画DVDの配布は、権利処理が必要です
- 🌐 園のWebサイトやSNSで音楽を流す:インターネット上での公衆送信には別途の許諾が必要
一方で、「アルプス一万尺」「ペンギンさんのやまのぼり」「げんこつ山のたぬきさん」などの曲が著作権保護期間を過ぎているかどうかは、作詞者・作曲者の没後70年を基準に判断します。著作権の有無を確認するには、JASRACの作品データベース「J-WID」で曲名を検索するのが確実です。
著作権リスクを避けたいなら、一つの行動だけ覚えておけばOKです。JASRACのJ-WIDで使う曲を事前に検索することで、保護期間内かどうかを確認できます。
JASRACの教育機関向け著作権ガイドライン。
JASRACの「学校での音楽利用」わかりやすい解説ページ。
学校で音楽を使うときには|JASRAC PARK

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