おどるポンポコリン 歌詞 意味を保育に生かすコツ
あなたが園で何気なく歌うだけで月に3時間以上ムダな指導をしている可能性があります。
おどるポンポコリン 歌詞 意味の基本とナンセンスさ
「おどるポンポコリン」は、B.B.クイーンズが1990年に発表し、アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマとして社会現象になるほどの大ヒットを記録した曲です。
保育士にとっては、今も運動会やお遊戯会、日常保育で使いやすい定番ソングであり、「なんでもかんでもみんな おどりをおどっているよ」という歌い出しは、集団遊びの雰囲気づくりに最適なフレーズです。
一方で、歌詞そのものは「おなべの中からインチキおじさん登場」「でんしんばしらのかげから お笑い芸人登場」など、明らかにナンセンスで、論理的なストーリーというより「不思議でヘンテコな映像」が次々浮かぶように作られています。
つまり、意味がわかりにくいからこそ、子どもの想像力をかき立て、「なんで?」「インチキってなに?」といった質問を引き出す教材としても優れていると言えます。
結論はナンセンスさを楽しむ歌ということですね。
「ピーヒャラ」「パッパパラパ」といった擬音語・擬態語は、言葉の意味よりも口の動きとリズムを楽しませるための“おまじない的なフレーズ”として機能しており、保育の現場では「意味はわからなくてOK」「ノリで楽しむ部分」として割り切ると指導がスムーズです。
おどるポンポコリン 歌詞 意味と哲学的・社会的な解釈
表面的にはナンセンスに見える「おどるポンポコリン」ですが、作詞を手がけたさくらももこの作品全般に通じる「毒」と「哲学性」がこめられていると指摘する考察もあります。
たとえば、「なんでもかんでもみんな おどりをおどっているよ」というフレーズを「この世界のすべての存在が動き続けている」という視点から読み解き、技術や社会の進歩を背景にした歌だとする解釈も提示されています。
また、「いつだってわすれない エジソンはえらい人 そんなの常識」という部分は、誰もが知っている偉人を持ち出すことで、「教育的に見えるけれど、じつは深い意味を考えていない大人社会」を皮肉っているのではないか、と読むこともできます。
つまりおどるポンポコリンは、子ども向けソングでありながら、大人社会の価値観や常識を相対化するメッセージを含んでいる可能性があるのです。
意外ですね。
曲の最後に登場する「ピーヒャラ ピ お腹がへったよ」というフレーズは、「せっかく盛り上がったダンスを、結局“お腹が減った”という生理的欲求が止めてしまう」という構造になっており、人間の根源的な欲望をユーモラスに描いていると分析されています。
参考)なぜ最後は〈ピーヒャラ ピ お腹がへったよ〉という歌詞なのか…
このような読み解きは、保育士自身が歌詞の背景を知っておくことで、保護者から「この歌って変じゃないですか?」と聞かれたときに、単なる「子どもが好きだから」という説明以上の言葉を持てるというメリットにつながります。hoikunote+1
おどるポンポコリン 歌詞 意味を保育のねらいに結びつける
保育士が「おどるポンポコリン」を取り入れる最大の利点は、単なる“盛り上げ曲”ではなく、保育のねらいと結びつけて活用しやすい点です。
例えば、年少クラスであれば「リズムに合わせて体を動かす」「友だちと一緒に踊る楽しさを味わう」といった身体表現・社会性のねらいに直結しますし、年長クラスでは歌詞に出てくる「エジソン」「キヨスク」「お笑い芸人」などのことばをきっかけに、調べ学習やごっこ遊びを広げることができます。
「みんな急いで歩いているよ」「でんしんばしらのかげから お笑い芸人登場」といった場面を、子どもたちと一緒に絵に描いたり、お部屋で再現したりすると、「歌詞の世界をイメージして表現する力」を育てる活動にもなります。
つまり歌詞の意味をざっくり押さえておくと、単なる“歌の時間”から“総合的な表現活動”へと発展させやすくなるわけです。
おどるポンポコリンなら問題ありません。
一方で、「インチキおじさん」「ブタのプータロー」といった言葉遣いについては、子ども同士のからかいや差別的な表現につながらないよう配慮が必要です。utaten+1
実際、保育現場では「プータロー」という言葉をそのまま真似してしまい、家庭で兄弟に向かって言ってしまったことで、保護者から問い合わせや苦情が入ったケースも報告されています(具体的な件数は公開されていないものの、複数の園で同様のエピソードが共有されています)。hoikunote+1
こうしたリスクを避けるためには、「歌詞の中の言葉は“昔の表現”で、今はあまり使わないよ」「人に向かって言う言葉じゃないよ」といった一言を添えたり、場合によっては園独自の替え歌にしてしまう対応も考えられます。wikipedia+1
おどるポンポコリン 歌詞 意味を踏まえた振り付けと活動アイデア
おどるポンポコリンを保育で使うとき、歌詞の意味を理解していると振り付けや活動案を工夫しやすくなります。
例えば「なんでもかんでもみんな おどりをおどっているよ」のところでは、子どもたちに「なんでもかんでもって、どんなもの?」と質問し、動物・食べ物・身の回りの物を自由にポーズで表現してもらうと、それだけで1曲を通した“即興ダンス”になります。
「おなべの中から ボワっと インチキおじさん登場」では、大きな鍋に見立てたフラフープや布の中から、一人ずつ飛び出してくる動きをつけると、子どもたちは物語の登場人物になったつもりで楽しめます。
つまり歌詞を動きに置き換えるだけで、ストーリー性のあるダンスに変わるのです。
これは使えそうです。
保育の安全面から見ると、「タッタタラリラ」の部分でジャンプや回転を多用しすぎると、特に3歳児以下では転倒リスクが高まります。
おおよそ畳1枚分(約180cm×90cm、子ども3〜4人が立てる広さ)を1グループのスペースとして確保し、園庭やホールで踊る場合も、1人あたり幅50cmほど(A3用紙を横に2枚並べた程度)の“自分のゾーン”を目安にラインテープで示すと、接触事故を減らしやすくなります。
転倒や衝突によるけがは、園にとっては保険請求やヒヤリハット報告の増加、保護者対応の時間的コストにつながるため、こうしたスペース設計は「時間とメンタルの損失」を防ぐ投資とも言えます。
おどるポンポコリン 歌詞 意味をめぐる保護者対応とクレーム予防(独自視点)
近年は、保護者の価値観が多様化し、歌詞や表現に対する感度も高くなっています。
おどるポンポコリン自体はテレビアニメでも長年使用されているため、一般的には受容されていますが、「インチキ」「プータロー」といった語感の強い言葉について、個別に違和感を持つ保護者がいても不思議ではありません。
保育士としては、事前に歌詞の意味と背景を確認し、「もし聞かれたらどう説明するか」を考えておくことで、余計なトラブルや誤解を避けられます。
クレーム予防が基本です。
具体的には、次のようなポイントを押さえておくと安心です。
・歌詞の中には、現在の日常会話ではあまり使わない言葉が含まれること
・その言葉を、人を傷つける目的で使わないよう、子どもにも伝えていること
・曲を通して、「いろいろな人がいてもいい」「みんなで楽しく踊る」というメッセージを大切にしていること
こうしたスタンスを園内で共有しておくと、万が一保護者から質問があった場合でも、担任間で説明がブレにくくなります。
また、行事のしおりや園だよりに「今月の歌」としておどるポンポコリンを紹介するとき、ひと言だけ補足を書き添えるのも一案です。
例えば、「ナンセンスな歌詞を通して、ことば遊びやリズム遊びを楽しむねらいがあります」「一部、今はあまり使わない表現もありますが、“昔のことば”として扱っています」といった説明を入れておくだけで、保護者の受け止め方は大きく変わります。realsound+1
説明を一文添えるだけ覚えておけばOKです。
保育士自身が不安を感じる場合は、園内研修で「歌詞の意味をどう扱うか」をテーマにディスカッションするのも有効です。
「このフレーズはどう説明する?」「年少にはここまで、年長にはここまで話そう」など、学年別のラインを決めておけば、現場で迷う時間を減らせます。
結果的に、歌を使った活動の準備や話し合いの時間を短縮しつつ、子どもにとっても保護者にとっても安心な運用がしやすくなります。
子ども向け歌としての基本的な位置づけや、作詞・制作背景の参考になる情報がまとまっています。


