雪が降ってきた 保育園 冬の歌
雪が降ってきたの導入:保育園の冬の歌
雪が降ってきた日は、子どもが“窓”へ向く力が強いので、まずは窓辺で「今なにが見える?」を短く共有してから歌に入ると、声のそろいがよくなります。
導入の合言葉は、「雪が降ってきた=音が小さくなる」「白くなる」「冷たくなる」の3つに絞ると、年少でも理解しやすいです。
特に雪が珍しい地域では、“見えた事実”と“想像”が混ざりやすいので、「降っている」「積もっている」「降りそう」を言い分けるだけで、言葉の学びにもなります。
歌の入りは、いきなりサビよりも「1フレーズだけ保育者が歌う→子どもが返す」の形が有効です。
- 例:保育者「ゆきがふってきた…」→子ども「チャチャチャ」
- 例:保育者「そとは…」→子ども「まっしろけ」
この“交互”の形は、集中が散りやすい時間帯(登園直後・給食前)にも使えます。
参考:雪の日に使える歌のラインナップ探し(雪の童謡・手遊びうたの紹介)

雪が降ってきた手遊び:雪だるまのチャチャチャ
雪が降ってきた日に最も“外の景色”とつなげやすいのは、雪だるまを題材にした歌です。
「ゆきだるまのチャチャチャ」は、雪だるま一家がチャチャチャのリズムで踊る手遊び歌で、3〜5歳児向けとして紹介されることが多い曲です。出てくる「パパゴンダルマ」「ママゴンダルマ」「チビゴンダルマ」を表情豊かに演じ分けるのがポイントとされています。
意外と使える小ネタとして、「チャチャチャ」はキューバが起源のラテン音楽・ダンスのリズムという説明ができます。子どもに難しく言う必要はありませんが、保育者側が「だから手拍子が気持ちいいのか」と理解しておくと、テンポ設定(速すぎない・跳ねる感じ)を作りやすくなります。
さらに活動へ広げるなら、歌に合わせた“鳴らす担当”を固定すると合奏がまとまりやすいです。
参考:曲の由来・対象年齢・実演ポイント(雪だるまのチャチャチャ)

雪が降ってきたで歌詞:雪(唱歌)の保育園
雪が降ってきた日の定番として「雪(ゆきやこんこ)」は外せません。歌詞に「犬は喜び 庭かけまわり/猫はこたつで丸くなる」があり、情景がはっきりしているので、歌→ことば遊び(どっちの動物?)へ自然に展開できます。
「同じ雪なのに、感じ方がちがう」という視点は、冬の“からだの感じ”を言葉にする練習にもつながります。
ただし保育園では、歌詞をそのまま“常識”として押しつけない工夫も大切です。猫が外で遊ぶ家庭もありますし、こたつがない家庭もあります。そこで、歌い終わった後の一言を用意しておくと安心です。
- 「歌の中では猫はこたつ、みんなのおうちはどうかな?」
- 「犬は走るってあるけど、雪が苦手な犬もいるね」
歌を“正解探し”にしないことで、家庭背景の違いを自然に受け止める雰囲気が作れます。
参考:歌詞の確認(雪・唱歌)※歌詞を記事内へ全文転載は避け、確認用として活用

雪が降ってきたの保育園:冬の歌から活動
雪が降ってきた→歌う、で終わらせず、「歌から広がる活動」に一段つなぐと保育が締まります。実務的に回しやすいのは、“表現あそび”か“制作”です。
「ゆきだるまのチャチャチャ」なら、雪だるまの絵と割りばしでペープサートを作って、歌に合わせて動かす活動が提案されています。歌いながら動かすだけで、表現(リズム・役になりきる)が同時に成立します。
室内活動の流れは、次のように組むと時間配分がしやすいです。
- 導入(1〜2分):窓→今日の雪を一言で言う(「ふわふわ」「つぶつぶ」など)
- 歌(3分):同じ曲を2回(1回目は普通、2回目は楽器/手遊び)
- 展開(10〜15分):ペープサート、雪だるまごっこ、白い紙のちぎり絵
- 余韻(1分):片付けの合図を“歌のフレーズ”にして終える
また、雪の日は運動量が落ちがちなので、「身体を動かす歌」を選ぶのも現場向きです。「チャチャチャ」のように自然に体が動く曲は、雪で外遊びが短くなった日の“エネルギーの逃がし先”になりやすいです。
参考:歌から広がる活動アイデア(12月の歌の中で、ゆきだるまのチャチャチャの活用が紹介)

雪が降ってきたの独自視点:保育園の冬の歌で安全
雪が降ってきた日は、行事感が出やすい一方で、園の“安全”がゆるみやすい日でもあります。歌のセクションに、あえて安全の視点を混ぜると、現場で役に立つ記事になります。
歌の時間にできる安全配慮は、実は小さな設定で差が出ます。
- 楽器を使うときは「歩きながら鳴らさない」を先に約束する(転倒・ぶつかりを減らす)。
- 立って踊る場合は「腕を横に広げて当たらない距離」を一度作ってから始める。
- 手袋・マフラーの話題が出やすいので、「首に巻いたまま走らない」など冬ならではの注意につなげる。
さらに“雪”そのものの観察も、注意点を添えると保育者の信頼感が上がります。雪が積もる地域では、雪玉遊びや雪だるま作りをしたくなりますが、園庭の状態(凍結・段差・水たまり)で同じ雪でも危険度が変わります。歌で盛り上げた後ほど、子どもは急に動きたくなるので、外に出る前に「今日はどこまで」「何はしない」を短い言葉で確認しておくと事故予防になります。
最後に、歌選びの“空気”にも工夫ができます。雪の日は静けさが出るので、あえて落ち着いた曲を1曲挟むと、興奮が整い、次の活動(着替え・移動)がスムーズになります。にぎやかな「チャチャチャ」と、しっとりした雪の歌を1曲ずつ持っておくと、クラスの状態に合わせた切り替えができます。


